必見!!カファジャテ宿情報

アルゼンチンのカファジャテという町にいい宿があります。
フェルナンドとエマという夫婦の経営するその名も
Cafayate Backpackers Hostel
住所 Cordoba 155
町の真ん中の広場から、2ブロック東へ、1ブロック半、南へ行きます。
セントロから徒歩3分の距離です。
そのままの名前ですが、これがなかなか見つかりません。
住所まで行っても全く看板も何も出てません。
でも、ドミトリー25ペソ、キッチン、朝食付。
テントを持っていると庭でキャンプもできて、それだと15ペソです。

paso sicoを越え、続けて南米大陸最高の4895mの峠、アカイ峠(abra acay)をこえて、ちょっとゆっくりしたかったので、安くて、キッチンの使える宿を探していました。
カファジャテは小さな町ですが、観光地なので、結構どこも宿代が高くて、なかなかいい宿が見つかりませんでした。

観光案内所にきいて、いろんな人に聞いて何軒か当たってもなかなかいい宿が見つからず、町を走り回っている時に見つけたユースホステルの看板を頼りにたどり着いた宿でした。

アルゼンチンは外食すると高いので、おいしいものを作るなら、自分で作るしかない、と思って、キッチン付の宿を探していました。
だから、わたしはその宿について、毎日、毎食キッチンを使って料理をしていました。
日差しにやられた唇と目が良くなるまで、3、4泊しようと思って、チェックインをしたのですが、目と唇の調子から、これはあと2泊はしなきゃだダメかなと思ったのが、2泊したてか3日目でした。
あと2泊するなら、と思って、いろいろと食材を買い込んで、夕食の用意をしている時でした。
エマが"あなたはいつも料理してガスをいっぱい使っているからガス代を払いなさい"
って言われました。

私はもちろん怒って絶対払わないと突っぱねました。
まだ宿代は払ってませんでした。実際に支払いの時にガス台を請求されてても、絶対払わないつもりでした。
たしかに、キッチンにはなるべく調理時間は短くとは書いてあるけど、いきなりガス代を請求されるとは思いませんでした。
そんなことされても納得できませんでした。

でもあと2泊分、食材は買ってしまったし、キッチン使わないとどうしようもありません。
最初にキッチンが使えると聞いてチェックインしたんだし、こんな騙し討みたいなのに負けてたまるか。って思って、エマを無視しました。

その夜は宿で、バーベキューを催していました。

最初は宿の雰囲気も良いし、ちょっと参加してみようかと思ってたのですが、エマとの一件があって、そんな気持ちにもなれなくなって、ドミで寝てしまいました。

翌日、次の日に出るので、この日の夕方に宿代を清算しようと思いながら、でも、食材もあったので、私はエマを無視してキッチンを使い続けました。

エマの夫であるフェルナンドはそんな事があったあとも私には以前と変わらず感じよく接してくれますが、何といってもエマの夫です。昨日の話は絶対に伝わっているはずで、宿代を払う時にはガス代も請求されるかもしれない、と警戒していました。

その日は1日そのことばかりが気になって、ちょっと落ち込んでいました。
でも、ガス代のことでトラブルになるのも嫌だったし、夜までエマとも、フェルナンドともほとんど話をしないようにしていました。

そして夜、エマとは直接やり合ったので、フェルナンドに宿台を払いに行きました。
私はお釣りのないように4泊分、フェルナンドに渡すと、フェルナンドはガス代のことなどおくびにもださずに、彼は快く私の差し出した100ペソを受け取ってくれました。

ああよかった。とドミで明日の準備をしていると、フェルナンドがやって来ました。
もしかして、ガス代のことをいいに来たのかなと、ちょっと構えてしまいました。
でもフェルナンドはひと袋の干しブドウを差し出して、
"自転車で走って、疲れたら、これを食べて少し休んで、また走れば良い。"

なぜ?
私はまず疑問に思いました。
どちらかと言うと、フェルナンドもたくさんキッチンを使う私をよく思ってないんじゃないかと思ってました。
突然のフェルナンドからのプレゼントでした。
そして、一言、"これは私たち家族からだ"
と言い残して、私を送り出してくれました。

フェルナンドは私とエマとの一件を知らないはずはありません。
でも彼はそんなこと全く感じさせずに、ただ、私に干しブドウをひと袋くれて、送り出してくれました。
ちょっとしたフェルナンドの優しさだったのかもしれません。
1日、落ち込んでいた私には、心に染み渡る優しさでした。
落ち込んでいる時の小さな優しさ程、救われるものはないんじゃないかと思いました。
この宿の雰囲気がいいのもそんなフェルナンドの人柄なのかもしれません。


落ち込んでいた私を救ってくれたフェルナンドの優しさに何かお返しをしたくても、私にできるのはこのくらいです。
だから、フェルナンドの宿を宣伝します。

カファジャテにはいい宿があります。
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by fuji_akiyuki | 2010-12-23 06:11 | チリ・アルゼンチン
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