方向性の定まらない不安と苛立ち

ついに、指の固定が取れました!!


が・・・

本当にいいんですか。これ。


昨日、すでに撮ってから一週間が経つというレントゲン写真を病院へ行ってきました。
病院内で、メモを片手にいろんな人に聞きまくってバカ面(わたしの主治医)を探して、ミーティングらしきものを終えて廊下に出てきたところを捕まえました。

診察?はそのまま、廊下で、1週間前になるレントゲン写真をチラッと見て、
「(固定は)何日してる?」
と訊かれてとっさに何日か分からなかったので、
「1月4日からやってます」
と答えると、無造作に私の指の固定を取って、
「リハビリするように」
と言い残し、去って行ってしまいました。

レントゲン写真は前回(ミクシーでは2回前)にアップしたもので、
医療関係の方のコメントによればまだ固定は取らない方がいいとのことでした。
自分でも写真を見て、あんまりまだ治ってないのかも。と思うような感じだったし、固定期間の延長を言い渡されることを覚悟していたのですが・・・・


結局バカ面はレントゲンの結果より何日固定していたかの日数の方が大事みたいでした。


そんな訳で、固定器具を取られて心細い状態で、昨日と今日を過ごしました。

レントゲンの像が頭に浮かぶとあんまり動かさない方がいいような気もするし、35日くらい固定されていた指は殆ど動かないのですが、このままだと一生動かなくなるんじゃないかとそんな不安もあって、動かして、とにかくリハビリした方がいいのかとも思ったりします。

いったい動かすべきなのか、動かさないべきなのか。
どうしていいのか分からないというのは余計な不安とフラストレーションを生むものです。

バカ面はリハビリのときは傷みも伴うけどドンドン動かすようにというようなことを言ってましたが、強く動かそうとすると、痛みを覚えて、そのたびに、レントゲンの写真に写る骨にはっきりと入った亀裂が頭に浮かんできます。

固まった関節が痛むのではなく、骨に出来た傷が痛んでるんじゃないかという不安です。
そう思うとリハビリなんてやってられません。

かといって、固定が取れてから2日が過ぎようというのに右手人差し指の第2関節の稼動範囲は全く変わってない気がします。

完全に伸びきっているわけでもなく、かといって全然曲がりません。角度で言えば10度も動いてないように思います。

なかなか動かない焦りと動かしていいものかという不安、そしてさらに、この指が本当に完治するのかという不安が時間とともにだんだんと大きくなっていくようです。

夜になると、思考は悪い方に向かいます。

いつもどおり眠れぬ深夜、電気の消えた真っ暗なドミで動かせる範囲で指を動かしてみます。
意思に反して伸びたままの人差し指のシルエットが薄く浮かび上がるたびに失望に襲われます。

このままこの程度しか動かないのなら、もう自転車で旅行を続けることは不可能です。
ブレーキも握れないし、伸びたまま曲がらない指は不便で危険でもあります。

このまま旅行を中断せざるを得なくなるとしたら、一体この7年間の旅行はなんだったんだろう。

もしこれがパタゴニアの風の強さに負けたのなら、もしくは寒さに負けたのなら、自分の限界まで頑張ってウシュアイアに辿り着けずに断念するのなら、精一杯やるだけのことはやったと諦めもつくかもしれません。

もしこれが事故であったならば、これも不運と諦められるのかもしれません。少なくとも時間が経てば不具の指とも残りの人生をやっていこうと思えるかもしれません。

でも、このままこの指が不具になってしまうのなら、一生消えない挫折と憎しみと怒りを背負ってしまうような気がします。

7年間の旅で一番強く残ったことは強盗と不具の指になってしまいます。
理不尽に加えられた暴力のお陰で、ゴールを目前にした旅を断念し、今後不具の右手でいろんなことを諦めて生きて行かなければならないわけです。
 今後の人生でこの指の不都合に出会うたびに犯人をのろってしまうことでしょう。
このまま動かなければ今後明るい人生が待ってるとは到底思えません。

そんなことを深夜になると考えてしまいます。

だから、この指にはどうしても治って欲しい。

でも・・・

動かしたらいいの?
動かさない方がいいの?

方向性の定まらない不安と苛立ちは確実に精神を蝕んでいきます。。。。
[PR]
by fuji_akiyuki | 2011-02-11 14:57 | チリ・アルゼンチン
<< 大きな輪 誰か、診察できます? >>