バオバブ!!!!@モロンダバ(マダガスカル)

今、モロンダバというバオバブ街道で有名な島の西海岸にあたる町に来ています。

タナを出て2、3日はとてもきれいな舗装路でなかなか涼しかったです。
今は2月の終わり、南半球でいうと夏の終わりから秋の初めにあたります。というわけかどうか知りませんが、路肩で随分と果物が売っていて、リンゴ、バナナ、オレンジ、とどこにでもある果物に加えて梨や柿、プラムまで売っています。
柿なんて本当に久しぶり、さすがに秋です。ということで柿を5個買おうと思ったらお釣りがないといわれて2つ買えと言われました。
これは作戦か?とも思ったのですが、本当に売っているおじさんは財布の中身まで見せてすっからかんだったので柿の魅力にも負けて7個も購入してしまいました。
よく熟れた柿だったのですぐに食べなくてはならず、もう本当に隣の客のごとくよく柿食ってました。
さすがに秋だけに飽き飽きしてしまいました。

最初の3日くらいはアップダウンのきつい丘陵地帯を走ったのですが、なんとここマダガスカルはとてつもない米どころで、能登半島にある千枚田なんて目じゃないくらいの棚田が広がり、本当に何枚あるんだかわかりません。だから何枚田?
でもきっと人が暮らせばこのくらい田や畑が必要になるんだろうなと改めて思いました。やはりアフリカはおかしいと実感しました。
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4日目くらいからマダガスカルの中央高地からぐんと高度を落として西側に入って行きました。温度が上がり秋という感じではなくなりました。とはいっても元々この辺りは秋というより雨季、ちょっとウキウキしてきます。
ところがどっこいここからウキウキなんていってもられない地獄が始まったのです。

まず最初の間違いはピログー(丸木舟:カヌー)に乗って川下りをしたところからでした。

実は今スイス人のトーマスとマウエラというカップルと一緒に行動しています。彼らはタナから4日目の道すがら出会ったやはり同じサイクリストで、4日目の目的地、ミアンドリバゾから一緒に川下りをしたのです。

一人で行くと高いし、やっぱり走って今いるモロンダバまで行こうかなどと考えていた矢先、この二人にあって彼らもミアンドリバゾから川下りを考えているとのこと、そこで3人になれば値段も下がるし、同じサイクリストだし、と意気投合して川下りの行使にあたりました。

最初2日で下れるとか言ってたガイドはだんだん雲行きが怪しくなってきて、結局かかって半分くらいしか行かずに最後は私たち3人を見捨てて近くの町でここからモーターボートに乗れば早いからといって体よく置き去りにされ、昼にでると言っていたボートは全く動く様子も見せず、別の通りかかった船に乗せてもらったは良いものの、その船も村ごとに泊まり、泊まっては乗組員はカードをやって全く仕事をせず、3時間と言っていたのが日が暮れて船の中で寝て結局川下りに3泊4日かかってしまいました。

たどり着いたのはベロ・チリビノとかいう町で、そこからモロンドバまでダートで約90km、それもまず下って来た川を反対側に渡ることから始めなくてはなりません。

川を下ってベロ・チリビノに着いた日は3人とももうクタクタに疲れ果ててその日はベロで寝て、次の日からサイクリング再開となったわけです。それが一昨日の話です。

しかしこのダートがもう信じられないくらい酷い道でした。
朝の川を渡るのは結局スムーズに船が見つかったから良かったのですが、ここからはもう大変。
雨季でウキウキなんて本当に言ってられないくらい酷いもので、濡れているところはぬかるんでいるし、乾いているところは砂、時々避けられないくらい大きな水溜りが道を塞いでいて、これがまた深くて膝くらいまであり、もう一々自転車を降りるわけにもいかず、水の中も泳ぐがごとく自転車で走ってみました。わかったことは結局自転車で水の中でもこげるということだったのですが、そのうちm自転車って水の中を走るものだったっけというくらい水の中を走るはめになってしまいました。

一日頑張ってたったの45kmしか走ることができず、途中にあるキリンディ国立公園に泊まることになったのですが、これまたメインロードから5kmも奥に入らなければならず、ここがまた水溜りの連続、もう嫌になってきました。

国立公園に着くとしばらくして大雨、これまたすごい雨で本当にバケツをひっくり返したような雨です。これはでもアフリカで経験済みでしたが、おかげで国立公園内を歩いて見学する予定だったのが台無しになってしましました。
実は国立公園の中にはキツネザルが多く生息しているらしいのですが、そのほとんどが夜行性で夜行くと良いとガイドは言うのですが、この季節夜は毎日大雨で全く歩く気すら起きずにその日はそのまま3人とも寝て、次の日の朝少し歩いたのですが、結局蚊の大群に喰われたい放題喰われて何も見ることができませんでした。

気を取り直していざバオバブ街道を目指すことになったのですが、朝から災難は尽きず、昨日の雨でメインロードまでの5kmはさらに水位が上がりとんでも無いことになっていて、無理に水溜りを避けようとしてついに私は頭から水溜りに突っ込んでしまいました。
しかし、もうそうなると怖いものがなくなってあとはどんな水溜りも怖くなくなったのですが…。
私の自転車は今や水陸両用です。いつか海を渡ってやるぞと考えてます。

メインロードに戻っても多少状態が良くなった程度で、途中途中水の中を進まなければならないのは変わらず、結局昨日もとんでもない思いをしてようやくバオバブ街道と呼ばれるバオバブが群生しているところに着きました。
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Photo: Dylan Ls

8年間有名にまでみた?バオバブを今度こそ見ることができたのです。魚眼レンズが無いことが悔しいのですが。

中には本当に逆さに植わったようなものもあって面白い形をしていました。まさにこの世のものとは思えないような木です。バオバブ街道の前からちらほらとバオバブを見ることはできて、中には2本が捩れあっているものや、途中が妙に太いものとか千差万別色々目を楽しませてくれたのですが、やはり群生しているのもとても興味深く、上を見ないとどこかの神殿の中の柱の中を歩いているような気分にもなれて何か不思議なところに来たような感じでした。

夕方までそこにいたので、昨日はモロンダバの町に着くのが遅くなってしまいました。モロンダバは本当にふざけた町で、町のメインロードが川になっていて、水も断水だし停電もしょっちゅうあるしで大変な町です。意味がわかりません。毎晩これでもかというほど雨が降るのに毎日断水があるそうです。何と馬鹿げた町なんだと思ってますが理不尽がアフリカの常識なので怒ってもどうしようもありません。
昨日はガイドブックに載ってる宿に慌ててチェックインしてしまったのですが、これがまた酷い宿で夜中に雨が降ってきたのです。紛れも無く部屋の中に…。
そうですものすごい雨漏りで部屋中びしょびしょ、というわけで今朝早く別のホテルにチェックインしたのですが、ここがまたスタッフが意地悪で嫌なのでまた明日部屋を移ることにしました。

部屋を移す理由はそれだけでなく今度の日曜日2月26日に地球ラジオで電話出演することになりそうだったこともあったのです。そのホテルには電話がなかったので…実はあるのに電話番号を教えてくれないのです。まったく馬鹿げた話ですが。

これから南の町トリアラまで行くつもりでしたが、この道の調子だと本当にどこかで野垂れ死にそうなので飛行機で飛ぶことにしました。本当に雨季は大変です。ウキウキしてられません。

タナではアフリカじゃないと思ったのですが、ここモロンダバはまさにアフリカの再来でした。トリアラがもっと過ごしやすい場所であることを願っています。

2月26日たぶん午後6時くらいからNHK第一地球ラジオ、暇があったら聞いてみて下さい。
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by fuji_akiyuki | 2006-02-24 22:34 | マダガスカル
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