そこにはこんな看板が掲げられてます。
KILM & CARPET
Tree of Life
宿
知る人ぞ知る、イスタンブール屈指の安宿。ツリーオブライフ。
略してツブライ。
そしてその看板には宿泊施設を意味する言葉は『宿』の一文字だけ。
これがわかるのは日本人と中国人と漢字の教育を受けた一部の韓国人くらいのものでしょう。
そう、ここは日本人宿なのです。外人お断り、そして、もぐりの宿。
そんなイスタンブールで、立派に歴代管理人の中でも最長、1年7ヶ月もツブライの管理人を勤め上げ、ツブライ閉鎖の危機に落し入れ・・・いやいや、閉鎖の危機を女手ひとつで乗り切り、立派にツブライを守りきった塩コショウさんが敦煌に出現しました。まあ、私はこの人がどっかに遊びほうけにいく間に代理管理人を押し付けられたという人も5人知ってますが・・・
私は去年の9月、この宿に一月滞在してました。そのうち半分は彼女が管理人をやって、もう半分はほかの人に代理管理人を押し付けてブルガリアへ遊びに行っちゃってました。
ウズベキスタンですごい髪型にされたという日記を読んでいたので、楽しみだったのですが、ついこの間と思っていたその話がもう4ヶ月の前の日記ということで、ぜんぜんそんな跡形もなく残念でした。そして時間の感覚がずれてきていることにも実感させられました。
長旅。怖いです。
彼女はウルムチから中国に入って、私がトルファンに向かっているときに彼女はウルムチから拉致されてカシュガルに向かったそうです。
ちなみにトルファンとウルムチの距離は200kmくらい。
確認してみると私がトルファンに着いたのが29日。彼女が拉致されたのが26日だそうで・・・
ミクシーとか、メールとかあってお互い近くにいたことを知りつつもこんなニアミスをしていたなんて、縁がないのか、それとも避けられたのか。
とにかく1年2ヶ月ぶりの再開、そして、共通の知人が多い、多い。
さあ、いろんな人の裏話、噂話をさせていただきます。
あ、考えてみれば久しぶりの日本人です。
敦煌、寒すぎてぜんぜん旅行者もいません。