またウンコ!?ウンコラープ!!!

今、ビエンチャンから北へ400km、ルアンパパーンという街に来ています。

 ビエンチャンのサバイディーゲストハウスで、ちょっと脳みそのとろけてしまったような人たちから逃げ出して、宿を変えてから、ちょっと落ち着いて物事を考えられるようになったのですが、やっぱりビエンチャンにはあんまり魅力を感じず、タイのビザを取った次の日にビエンチャンを出発しました。

 タイビザはキャンペーンでただといううわさも出回りましたが、結局まだ始まってないのか、ただのデマだったらしく、しっかり1000バーツとられました。

 それにしても、ラオスに入ってからここ、ルアンパパーンにくるまで、ぜんぜんいいことがありませんでした。
 ビエンチャンを出発した次の日。
 お昼ごはんにと、ラオス名物のラープを屋台で注文。
ところが出てきたのがこれまた激マズラープ。
 ガイドブックなどの写真で紹介されているようなものとは似ても似つかない限りなく黒に近いこげ茶色。
 一口食べれば苦いだけで味がありません、なんだか丸焦げのほとんど炭になったトーストをお湯で溶いたような壮絶な苦さ汁の中に、パクチーやら香草と一緒に肉というより、腸とか、腎臓みたいな臓物の細切れが漬け込まれているといった料理。

 しかも、一緒に出てきたカオニャオ(ラオス名物の炊いたもち米)はすでに冷え冷えで、干からびて、ところどころかぴかぴになり、なぜか不健康そうな茶色い米粒が混じってもちろんぜんぜんおいしくありません。

 付け合せのスープにはハエが入っていて、食欲減退効果抜群。

ハンガーノック(おなかがすきすぎていきなり力が出なくなる現象)状態で入った屋台だったのですが、結局半分も食べられずに屋台を出てしまいました。

 その後しばらくクソマズラープの味が口の中に残って、ちょっと気分が悪くなってました。あんまりにもまずいので、何であんなにまずかったんだろうと、あの苦さの正体はいったい何なんだろうと考えていると。。。
 
あのあまりの苦さは何かを焦がしたのではないか。
 それにしても苦すぎる、焦がしたくらいであんなに苦くなるものだろうか。
大体、中に入っていた具はこげているような感じはなかったし・・・

 それにしてもクソマズ・・・・糞マズ!?

 え、”糞”マズ・・・

 うんこ?

 そういえば具の中には腸の切れ端が・・・
柔毛がびっしりついてことでもあれは確実に腸。

 腸の中身は・・・・ん? ”うんこ”!!

 うんこは食物が体内で消化液をふんだんにかけられて、消化吸収されて残ったカス。

 そして、胆汁など消化液の中にはこの上なく苦いものがあったはず・・・・

ええ、ということは、お昼に食べたあのラープは・・・・
 


          ウンコラープ!!!  


と、このような思考を経て、

お昼に食べたのはウンコラープだ!!
 
という考えが頭の中を占領します。

 またウンコかよ。

 そうなるとまた胸糞悪くなってきます。とにかく、気分が悪くて、それからしばらくラオス料理に警戒心が生まれてしまいました。

 そして、その日の夕方。バンビエンに到着。
バックパッカー絶賛のバンビエンでしたが、バンビエンは確かにバックパッカー好みに仕上げられた、対観光客、対バックパッカー向けの街でした。
 完全に浮かれた非日常的な街です。確かに楽しい雰囲気はあるのですが、ヨーロピアン好みのカフェやレストラン、バーばかりがあって、どこにも英語のメニューがあって、ラオス料理よりも白人の好みそうなハンバーガーやら、ピザやら、スパゲッティばかりがメニューに踊る街。
 日本食とか、韓国料理のお店もありますが、ラオス料理はどこのレストランもとりあえずおいてあります程度。とにかくバックパッカーに媚びた街。

 浮かれて、はしゃぐ白人であふれかえっている街で、つるむ仲間もいなくて、物価ばかり高かったら気分は落ち込むばかり。宿こそそこそこ安いものの、ビールも、食事も激高。もともとラオス自体高いと思ってるのにそれより高い。ネット屋さんもビエンチャンの3倍。一時間2ドル以上。ビエンチャンでは3時間で安くなるネット屋さんでやっていたので、そこと比べると実に5.4倍の値段。ばかばかしくて、ネットもする気になれません。

 こんなところはさっさと抜けたほうが無難と考えました。
 夕飯も食べずに一泊だけしてさっさと立ち去ろうと持っていたのですが、メインストリートに面したレストランに値段も一緒に日本語のメニューが貼り出してありました。

親子丼 20000K
豚玉丼 20000k
卵丼  20000k

などなど。20000kはドルにして約2.5ドル。そして、お昼のウンコラープが15000k、約2ドル。

それを考えると高いラオスの屋台で、まずいラオス料理を食べるくらいなら、多少ばったものでも日本食のほうが食べられるのでは・・・・

と考えて、豚玉丼(たぶん他人丼を意味するものだと思うのですが)を注文。

 しかし、出てきたものは確実に別物。ラーメンとしか見えないほど汁が入っていて、最初は間違えたものを持ってきたのかと思いました。ところがよく見ると汁の中に泳いでいるのはご飯みたいだし、具は確かに卵とお肉、たぶん豚肉です。
 完全に何か間違えています。どんぶりの意味がわかってなかったようで、これまた、わけのわからない日本食を食べさせられて、宿に帰ると宿の前で飲んでよっぱらった白人に絡まれて、向こうは悪意は内容なのですが、しつこくいろいろ聞かれて、肩組まれたり、握手を求めたり。とにかく面倒でした。

 もう早々寝て、早朝さっさと出発しようと決心して就寝。

  そして朝になったら、空のペットボトルが自転車にくくりつけられていました。

 なんで?これは嫌がらせ!?

たったの一泊でなんだかいろいろいやな目にあったり寂しくて落ち込んだりして、もういやだ、さっさとラオスを抜けてしまおうとルアンパパーンまで走ってきました。

 気持ちははやるのに、ラオスの道は非常に険しく、バンビエンからルアンパパーンまで約240kmで4日もかかってしまいました。

 バンビエンを出た日は60kmほど行った町に宿を見つけてそこに止まったのですが、その町、昔、ビエンチャンから、昆明まで40時間のバスに乗ったときに止まった町で、中華料理のお店がありました。

 バスで通ったときはおいしくもない出来合いの料理を出して、結構な代金をとられて、こんな何にもない国で、バスの乗客を相手にあこぎな商売をしてるなとかなり怒り心頭だったはずなのに、今回、そのレストランを見つけたときは地獄に仏を見た思いでした。
 
 あこぎだった店はおいしい魚香茄子とご飯をおなかいっぱい提供してくれて、この物価高のラオスにあって23000k(約3ドル)、ぜんぜん良心的なお店へと変身していました。

 久しぶりの中華のおいしさにご飯3膳がまったく何の抵抗もなくさらさら入ってしまいました。中華やっぱりおいしすぎます。この調子で中国行ったらやばそうです。

 と、この日くらいまで、ラオスの印象は最悪でした。このたびワースト3に入りそうな勢いでしたが、この後、ちょっといい事が続きました。

 この翌日。とまるところに恵まれずに道端の工事現場のようなところでテントを晴らせてもらいました。詰め所の傍らだったので、そこに詰めている人が夕飯に誘ってくれました。

 そう、ラオス人が普通に食べている料理を口にするチャンスだったのです。これがまたおいしい。多分何かの葉っぱを刻んで煮込んだソースにカオニャオをディップして食べるスタイルだったのですが、この葉っぱのソースがかなりおいしかったのです。

 アフリカにもキャッサバの葉っぱを刻んでソースを作るカサバリーフ、ジャガイモの葉で作るポテトリーフというソースをご飯の上にかけて食べる料理があったのですが、これに似た感じです。

 アフリカにいるとき、初めてカサバリーフを食べたときはかなり度肝を抜かれて、何打これはと思っていたのですが、慣れてくると結構おいしいし、病み付きになる料理で、今回ちょっと懐かしくもあり、味もおいしかったので、たらふく食べてしまいました。

 そして、その夜の満天の星空。久しぶりに天の川。冬の大三角形。ベテルギウス、シリウス、プロキオン。
 その夜。ちょっとラオスもいいかなって思うようになってきました。

 そして、ルアンパパーン。この町もバンビエンほどではないけど、対バックパッカー用の浮かれた町、そして、バックパッカーに媚びたような町ではあるのですが、ここには日本人の集まる宿があります。

 浮かれた町ではつるむ仲間を見つけて、一緒にその熱に乗ってしまえばかなり楽しいものです。バンビエンではそういう仲間がいなかったために余計に孤独を感じて、落ち込んでしまったのですが、ここ、ルアンパパーンでは10人くらいの日本人と托鉢を見に行ったり、洞窟見に行ったり、バースデイパーティをやったり。わいわいやれてかなり楽しく過ごせました。そして、落ち込んでいた気持ちも一気に吹き飛んで、楽しいたびができるような気がしてきました。

 そう、私は寂しがり屋です。一人じゃ面白くないんです。
 一人にされると寂しくてすごい沈んでしまいます。そして、腐ってしまうのです。

 あんまりにも情けないようですが、やっぱり、日本人とつるむのが楽しいですね。特にこういう浮かれた町では。

 浮かれた町って、その町自体、別にそんなに好きにはなれないものですが、誰かとつるめると楽しく過ごせるので、いい思い出が残るものですが、そうでないときは私はあんまり楽しめません。
 
 そして、最近思ったのは東南アジアにはそんな浮かれた町が多いなって事です。
そういうところではなんとなく、旅をしているというより、旅をさせられているような。旅のテーマパークを渡り歩いているような、バックパッカーになったような錯覚をさせられいるような・・・

 楽しめればそれでいいんですが・・・
       
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by fuji_akiyuki | 2009-02-19 18:52 | ラオス
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