カテゴリ:マダガスカル( 12 )

明日ナイロビに帰ります@アンタナナリボ(マダガスカル)

昨日、1時間半もかけて書き込んだものがいきなり接続が切れて全部パーになってしまったので、もう長くは書きません。

とにかく、明日ナイロビに帰ります。タナにはスリが多くて今もスリにあったところです。一発かます余裕がなかったのが残念です。手口は前に歩いている奴がいきなり止まって後ろから2、3人がきてドサクサにまぎれてズボンの中に手を突っ込むという手口です。今日は同じ奴が何か後ろからきては触ってくるので気をつけていたら案の定スリでした。被害はなかったですが、すごくむかつきます。

では、またナイロビで。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-16 17:20 | マダガスカル

私負けましたわ@アンタナナリボ(マダガスカル)

昨日タナに戻ってきました。
結局ヒッチハイクしました。

フィアナランツァを出た日、何かちょっと今日は痛むなと思っていたのですが、その日はたったの57kmだったのでちょっと痛むけどいいやと思って走ったら、57km先の町に着いたときにはもう足が腫れあがって歩くのも困難でした。どうも靴が患部を刺激していたようです。

その日はその後痛くてろくに動けず、ほとんど宿にじっとしていたのですが、その夜トイレに行って立って用を足している間に傷口から血が噴出してきてしまい、これでもうダメだと思いました。

次の日(昨日)早速自転車をこぎながらヒッチハイク開始です。15km程で良い人に当たり、ここタナまで乗せてきて下さいました。初めは運転が荒いのか上手いのか、ものすごいスピードでカーブに突入して、インを攻めてS字をクリアして行くのがとても怖く、内側のタイヤが脱輪するのではないかとハラハラしていました。彼のおかげで思ったより早くタナに着くことができました。本当に良い人で途中でレストランでお昼をご馳走してくれるし、何と日本大使館まで送り届けて下さいました。本当に感謝しています。

大使館には医務官という方がいて、怪我や病気の相談に乗ってくれるのですが…何とここの大使館の医務官が病気で治療のため日本に帰っているということで昨日は相談できず…。

ついてない…。

で、日本人の看護婦さんが働いているという病院を紹介してもらって、今行ってきたところです。

診察はいたって簡単で、薬の処方箋を書いてもらって、買ってみると何と25ドル。イタいです。

結局また抗生物質の力を借りることになってしまいました。高々かすり傷程度の大きさでしかないのにこんな傷で2週間も悩まされた上に結局薬が無ければ治せないなんて何だか情けないやら惨めやらで自分の体が憎たらしくて仕方ありません。抗生物質が無い時代だったらもう死んでいたのでしょうか?たったの2年でもう3回目です。自分は自然治癒能力に欠けているのではないかと疑ってしまいます。

とにかくマダガスカルは大失敗でした。結局バオバブを見た以外はずっとホテルに引きこもっているような旅行になってしまいました。トリアラからここに走ってくる途中にイサロ国立公園というのがあったのですが、まったく入る気力も無く近くの国道沿いの町ラヌヒラでも着いたらすぐホテルを見つけてひたすら寝込んでいただけでした。本来ならイサロ国立公園の観光拠点となるはずの町なのですが…。

元はと言えばキリンディ国立公園でした。あまり興味も無かったのですが、寝るところが無いということで立ち寄ったキリンディ国立公園までメインロードから5kmの道が水溜りも多く、汚い水の中に足をつけなくてはなりませんでした。それでまたこの国立公園には蚊が多くて、まるで蚊の雲の中で寝ているようでした。空沼(管理人注:札幌市の山中奥深くの沼)を思い出しました。

一応蚊帳はあったのですが、トイレなど何をするにも蚊に刺されまくって、翌日メインロードまではまた汚い泥水の中を自転車こいで…その次の日当たりから掻き壊したところに痛みを伴い始めて今に至ります。

モロンダバからトリアラに飛んで以来、ずっとこの訳のわからない足の腐る病気との闘いで、結局それにも負けて、今タナにいるわけです…。あぁ、何か本当に情けないです。

でも、これからタナで楽しい闘病生活が待っています。これからホテルに帰って引きこもります。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-14 16:03 | マダガスカル

フィアナランツァ@フィアナランツァ(マダガスカル)

6日間走ってトリアラからマダガスカルの中央高地に位置するマダガスカル第二の都市、フィアナランツァに到着しました。ここ3日間大雨に降られ続け、昨日はなぜか朝からパンク7回にチューブを取り替えるというトラブルに遭い、午後は大雨の中走るはめになってしまいました。

足の具合は一向に良くなっていないようで、傷口から膿が流れ出すのは変わらず、傷は前よりも大きく深くなっているようです。ただし、なぜか痛みだけはこの間のガーナでなった時に比べてそれほどでもないのでやはり頑張ってタナまで走って大使館に相談しに行こうと思っています。「薬せざるを中医」ということわざもあるのでここで変に医者にかかるよりやはり大使館で相談した方が良いと思うので。

実は、モロンダバで2枚しかないTシャツの1枚を捨ててしまい、トリアラで買う予定だったのですが、トリアラでは足が痛くてそんな余裕もなく寝て過ごしていたので服も1枚を着たっきりで、洗濯も足が痛むのでできず、もう服も体もボロボロです。ここでTシャツを買うことも考えたのですが、やはり立ったり座ったりじっとしていると痛むのでマルシェでTシャツを買うために交渉するなんて考えただけでもぞっとします。結局汚いままタナまで走ることになりそうです。

今日は一日だけゆっくりしてまた明日からタナを目指して走ります。


キロポストの話

マダガスカルの1kmはなぜか短いようです。
マダガスカルはキロポストが1km置きに置かれているのですが、自転車のメーターと比べると大体1kmに5~10m位短くなっているようでちょっと得した気分になるのですが、時々それに気づいたのか1kmのキロポストが1.5kmになっていたりすることもあって結局はキロポストもあまり信用できないということです。

でも、アフリカにいるときは大体どの国も1%位長くなるような感じだったので、短く出るのはちょっと珍しいことです。自転車のメーターは前輪に付いているので、結構くねくねと測っているはずなので、実際の道のりより長く出て差支えがないのですが、短く出るとちょっとビックリします。


爬虫類の話

マダガスカルではなぜかヘビをよく見ます。この間は直径が10cm位で1.5~2m位はあろうかというちょっとした大蛇を見ました。生きている蛇を路上で見るのはあまりないことなのですが、ここでは頻繁に目撃します。

で、カメレオンも結構よく見かける爬虫類の一つでこれがまた目立つのです。30cm以上もある大型のカメレオンもいて、300m位手前から「あれ?カメレオン?」とわかるくらいに目立ちます。それでまた動きが鈍いのでよく車にひかれないものだと感心しています。
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この間、小さなカメレオンを見つけたのでちょっと自転車に乗せて走ってやろうと思ったのですが、落ちて逃げられてしまいました。

カメレオンは捕まえようとすると咬もうとしてきます。でも歯もなさそうだし、咬まれてもあまり痛くなさそうです。でも咬まれたら医者に見せた方が良いのでしょうか?

ある村で子供たちがカメレオンで遊んでいました。なぜか子供たちはカメレオンを怖がっていて、別に毒もなければ動きも鈍いし、あまり害はないように思えたので私はカメレオンを持って追いかけ回してみました。そうするとクモの子を散らすように一目散に逃げて行くところが面白かったです。もし機会があったら是非やってみましょう!!
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by fuji_akiyuki | 2006-03-11 16:54 | マダガスカル

海洋博物館(musee de la mer)@トリアラ(マダガスカル)

朝から頑張って海洋博物館まで行ってきました。

博物館というよりどこかの研究室のようでホルマリン漬けが尋常でない量置いてありました。足が痛くなければもっと楽しめたのでしょうが、どうも立ち止まっているのが一番痛いのであまり長くは見ていられませんでした。

ところでシーラカンスですが、ガイドブックには剥製となっていたのですが、実はこれもホルマリン漬けで展示されていました。脇に稚魚のホルマリン漬けもあったのですが、びっくりしたのはその稚魚の持つ栄養を蓄えておく袋の大きさでした。自分の体の3倍位重いんじゃないかと思われるほど大きくて、これじゃあまともに泳げないんじゃないかと思いました。
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Photo : Wikipedia

で、ちょっと気になったのがウミガメですが、ウミガメもカメの仲間なら爬虫類に属するのではないかと思うのですが、ウミガメって呼吸はどうしているんでしょうか?何となくウミガメって海の底の方にいるようなイメージがあるのですが、これは間違いでしょうか?それに寝るときはどうしているのかちょっと疑問です。

まぁ、とにかく今日は博物館を出て買出しにと思って少し町を歩いてみました。そしたら一週間近くもいたのに知らなかった店とかパティスリーとかを発見してちょっと得した気分でした。

明日はタナに向けて出発する予定です。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-04 16:14 | マダガスカル

イファティ@トリアラ(マダガスカル)

今日ここトリアラから約30km程北にあるという村イファティに行ってきました。実際には25km弱ほどでした。
ここにはグレートバリアリーフに次ぐ世界でも2番目の規模を誇るサンゴ礁があるということでちょっと気になっていました。
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ところで、グレートバリアリーフとグレートリフトバレー(大地溝帯)ってちょっと似てません?結構よく間違えてしまうのですが、まぁ実物は全然違うものですけどね。

とにかく全然良くならない足を引きずって頑張っていってみました。足は歩いたり自転車をこいでいたりするとあまり痛まないのですが、座ったり、立ってじっとしていたりすると非常に痛みます。特に立ってじっとしているのが非常に悪いらしく、しばらくすると傷口から膿が噴出してきます。タナまでもつか心配です。

ところがどっこいこれがまたダメダメな村でまず村の規模が小さすぎて電気もないし、冷たい飲み物も手に入らないし、大体店自体も2件くらいしか見ませんでした。さらに、村の中は全て砂道でホテルなど宿泊施設は全く見当たらないし、ダイブショップを探したのですが看板もほとんどなく、炎天下の中自転車を引きずりながらさまよってようやく見つけた1件も、村から1km以上離れているし、ずっと砂の中を自転車を押して重労働の末たどり着いたのに「パトロンがいないから今日は潜れない」と言われて大ショック!!
「他のダイブショップはないのか?」と聞くと、
「3キロ半向こうに一軒ある」という答えが…
3km半…冗談じゃない。村の反対側じゃん。それもずっと砂道!!!!!

この村でこれ以上自転車を押してホテルを探す気力もないし、それ以上にもう1件のダイブショップまで行くなんて狂気の沙汰でしかありません。手元の温度計は35℃を指しているし、何かちょっとずつ蒸してくる始末だし…。

海はきれいなのに、この自転車と貴重品をほっぽりだして海に飛び込むわけにもいかず、帰りも25km、地獄のような暑さの中を帰ってきました。

いや、道だって尋常じゃありません。ところどころ昔舗装したんだろうなっていう痕跡は残っているものの、ほとんど砂で覆われていて、イファティの村の中よりはマシな程度で何度も砂にタイヤを取られてスタックしてしまう始末です。行きはまだ朝早くて涼しくて良かったものの、帰りはちょうど一番暑い時、それもスイスイ進んでいれば多少暑くても自転車に乗っているときは感じないものですが、こう何度も「スタックしては自転車を降りて押す」が繰り返されると本当に自転車をどっかに捨ててヒッチハイクしたくなります。
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何で舗装し直さないんだろうという疑問も昔はあったのですが、あるとき気がつきました。
アフリカでは自国で国内の幹線道路を舗装している国などありませんでした。少なくとも一度も見ていません。いつも道路を舗装しているのは援助で他の国がやっていることでした。中国とか韓国とか日本とかバージンとか…。
つまり考えてみれば政府にしてみれば国内の道路を舗装しても何の徳もないということです。アフリカでは乞食から大統領までいかに人から無料で物をもらうかばかり考えている節があります。政府も自分の特にならないことはしようとしません。だから他のアフリカの国に援助までしているケニヤの道は、舗装路としては今まで最悪の状態なのに放っておかれているのです。

というわけで、どこかの国が援助で入らない限り、この町も良くなる見込みはなさそうです。

それでも何とか頑張って昼過ぎにトリアラの町に帰ってきました。朝も食べずにいたのでお腹が減ってしょうがなかったので、ピザを食べました。シーフードピザです。出てきてビックリ大きすぎて一人では食べきれないんじゃないかと思うほどの大きさでなんと3ドル弱!!私は地方以外でどこかのレストランに入るときは大抵中華かインド料理、イタリア料理、ピザなどにしています。そこら辺にあるよく白人がたまっているようなレストランは大概これといった美味いものも無いのに値段だけがバカみたいに高くて全く入る価値はないと思っているからです。

大体、メニューがどうして牛か豚か鳥か魚くらいしかないんだろう?って感じです。つまり、大概そういうレストランは焼き方や調理方法などなくて、大概塩と胡椒で焼いただけで本当にただ肉だけが出てきます。何かちょっとでもソースがかかっていれば良いほうです。付け合せという考え方もなくて、大概ライスかパスタかフライドポテトを選ぶようになっているのですが、それも本当にそれしか出てこなくて野菜の付け合せもスープも何も付いてなくて4ドル5ドルもするのです。

この間まで一緒にいたスイス人も、宿には色々文句をつけるくせに食事はそういうところで味も深みも無くてソースもかかっていない何一つ美味くもないステーキを4ドルもかけて食べて満足していました。結局は、ちょっときれいな店のつくりにだまされているだけで、コストパフォーマンス的に考えると一番愚かな選択をしているように思ってそれ以来彼らとは一緒に食事はしていないのですが。

どうも白人はそういうところがあるようで、どこに行ってもちょっと瀟洒なカフェとかレストランに集まっては食事をしているようです。しかし大体そういうところにいくとどこにでもあるようなメニューが目玉の飛び出んばかりの値段で売っているのです。ちょっと店をきれいに作れば白人は寄ってくるので、同じものをうっていても価格は巷の5~10倍位ざらです。そしてそんなレストランばかりが溢れているので、結構贅沢しようと思ってもなかなか良いものが食べられません…。

しかし、この町トリアラには安くておいしい中華料理のレストラン2件とピザ屋さんを見つけたのでちょっと得した気分です。

特にピザなど本当に日本で食べようとすると3000円くらいしてしまうので、何か日本のピザは法外に高いんじゃないかと感じてしまいます。

今日はお昼はピザで、夜は中華料理の予定です。何とも贅沢ですが、2食合わせても6ドルから7ドルくらいです。今日は何を食べようかと今から楽しみです。

今後の予定ですが、明日は土曜日でたぶん午後は店もあまりやっていないので、午前中にちょっと買出しをして出発の準備と、もし時間があれば海洋博物館に行ってこようと思っています。そこには何と生きる化石のシーラカンスの剥製があるそうです。足の調子もあるのでちょっと歩かなくてはならないので行かずにいたのですが、どうもどんなに寝ていても良くはならないようなのでもう足のことは忘れるつもりです。
で、明後日ここを出てタナに向かう予定ですが、ちょっとだけもし本当にやばいなと感じたなら病院に行くかもしれません。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-04 00:34 | マダガスカル

足が腐ってくる!!!!@トリアラ(マダガスカル)

足は全く治る気配がないです。

足首の辺りに7、8箇所の小さな傷があるのですが、そこから膿が流れ出して止まらずに痛くてしょうがないのでトリアラにスタックしていたのですが、3日間寝ても治る気配は全くありません。

立ったり座ったり、とにかく足が下にくると傷口が焼けるように痛むのでここ3日間はほとんど食事とトイレ以外宿のベッドで寝たきり生活をしていたのですが、一向に治る気配がないので、もう痛いのを我慢して走ってしまうつもりです。トリアラでは2件ほど中華料理屋を見つけて毎日通いました。美味いものを食べればちょっとは傷にも良いだろうと思ったのですが、全然効果無しでした。前回は本当に足が腐って小指の爪が隠れるくらい肉がえぐれていたので、放っといて大丈夫なのかどうかは気になるところです。が、これ以上待っているとタナからのフライトに間に合わなくなってしまうので、もう走ります。せっかくマダガスカルまで来たのに、ちょっと残念です。

ここから30km程北に行った村に世界で2番目に大きなサンゴ礁があるというので、ちょっと行ってきたいと思っています。もし悪くなければちょっと潜ってこようかと考えています。

足の怪我はどうしようもなさそうなので、もしタナまで行って治らないようならば、大使館に相談に行こうと思ってます。タナまで1000kmくらいあるのでちょっと気が遠くなるのですが…。

でも、この怪我は抗生物質がなければどうしても治らないものなのでしょうか?これじゃあみんなこれで死んでしまうのでは?と思うと絶対いずれ治るんだろうと期待はしているのですが、何分過去2回は全く治りませんでしたから心配です。たぶん免疫力が低下しているのでしょう。どうしたらいいのかさっぱりですが。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-02 18:10 | マダガスカル

ワオ!キツネザルって…@トリアラ(マダガスカル)

足から膿が出てきて止まらないのでスタックしています。
ブログに投稿するたびに管理人は頑張ってローマ字を日本語に変換しなくてはならないので大変でしょうが、頑張れ管理人!!!

ということで、ちょっと話題を変えてワオキツネザルの話です。
実はまだ野生のものは見ていないのですが、タナの動物園で見てきました。しかし、ワオキツネザルは和名で英語だとRing-tailed lemurといいます。それを知らなかった私は動物園でどれがワオキツネザルなのかわからず、困ってしまいました。
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Photo: Wikipedia

大体ワオキツネザルってまたふざけた名前だと思いませんか?ワオってナンだろと考えてしまいます。しかし、これが地球の歩きかたを読んで謎が解けました。地球の歩きかたにはワオキツネザルはRing-tailed lemurと併記されているので、「lemur=キツネザル」ということは「Ring-tailed=ワオ」…つまり、尾っぽに輪っかと、輪が尾にあるということで輪尾(ワオ)のようです。でも動植物の名前はカタカナで表記するのが普通なので、「輪尾キツネザル」は「ワオキツネザル」と表記されて何が何だかさっぱりわからなくなるようです。

ちなみに他にも、Gray-mouse lemurというのがいて、これを日本語に訳すと灰色ネズミキツネザル、ここまでくると何が何だかわからなくなります。お前はネズミなの?キツネなの?サルなの?って感じですね。

もう一つどうでも良い話を。

南十字星の話です。前にもちょこっと触れたと思いますが、今ここ南半球では南十字星をはっきりと見ることができます。この南十字星は、88ある全天の星座の中で最小のものだそうです。
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Image: Wikipedia

またこれが重要なのは、南の中心を指し示しているからです。南十字星の長い方の線を4.5倍したところに南の空の中心があり南の空はそこを中心にくるくると回っています。つまり、そこに向かって進めば真南に向かっているということなので、南を探すために重要な星座だったのです…。

ところがこの南十字にはニセ十字というそばによく似た形で本物よりちょっと大き目の十字型の4つの星が輝いています。実はこの4つはそれぞれ違う星座に属していて、ニセ十字はそれだけで星座ではないのです。もちろん南も指していません。だからこのニセ十字に惑わされてしまうと大変な間違いを起こすことになるのです。
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じゃあ、どうやって見分けるのか?
なぜか私が見るときはいつも本物の方が下にあるので下にある方と簡単に言いたいのですが、理屈から行けば回転しているので逆になるときもあるはずなのでこれでは間違えてしまいます。

星座には明るい方からアルファ(α)、ベータ(β)、ガンマ(γ)…と名前がつけられています。例えば、おおいぬ座のアルファはシリウスだし、オリオン座のアルファとベータはリゲルとベテルギウス(どっちがアルファかちょっとわすれてしまいましたが)といった具合です。

そして南十字に程近い星座、ケンタウルス座のアルファとベータが結ぶ線を延長すると南十字のガンマ星を指し示しています。南十字のガンマは十字架でいうところの上に当たる星で、見つけるときはここを指し示す明るい2つの星があるかどうかで本物か偽物かわかるといった次第です(上図左下の2つの星)。

ところでこのケンタウルス座のアルファ、たしか地球から2番目に近い恒星だったはずです。つまり、太陽から一番近い恒星ということになります。しかしそこまでの距離が4.22光年で、光速で行っても4年以上かかる距離にあります。全天で一番明るいといわれる星、シリウスで8.6光年だそうです。とにかく一番近い太陽系以外の恒星まで光速で行っても4年以上もかかるので宇宙人も大変ですねという話です。

宇宙に太陽以外の恒星探査をする場合は、最初にこの星を目指すことになるのかなと思うとちょっと感慨深いのですが、大変なのはこちらから送った信号も4年以上かかるし、探査機から帰ってくるまでは8年以上かかるというのが悩みどころでしょう。もしこの世に宇宙人がいるとしたらとんでもないことをやっていることになりますね。

無駄話でした。

それより足が治ってくれないと走れません。痛くてしょうがないです。どうしたら治るのかな?
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by fuji_akiyuki | 2006-03-01 17:25 | マダガスカル

足から膿が出てくる…@トリアラ(マダガスカル)

今日は一日寝てました。実は昨日から体調が悪く、昨日は一日下痢が止まりませんでした。今日になってお腹の方は調子が良くなってきているのですが、足の方膿が止まりません。

前にもこんなことがあって困ったのですが、どうすれば良いのやらさっぱりわからず…。
傷口に膿が溜まると痛いのでせっかく乾いてきた傷口を破って膿を出してしまいます。出すと多少楽にはなるのですが、これを繰り返しても治らないのでは?と疑問に思う今日この頃です。

ただ、痛むのに放っておくのが良いのかどうかもわからず…。
結局、途方にくれています。過去2回は、どちらも結局病院で抗生物質をもらってなおしたのですが、なるべく薬には頼りたくないので。

しかし膿み出した傷口が次第に拡がっているようで全然膿んでいなかった傷口まで膿み出す始末。どうやったら治るのだろうか?治るのかな?

というわけで、せっかくトリアラに着いたのに町を見回ることもせずに寝てるしかないです。とんだマダガスカル旅行になってしまったようです。
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by fuji_akiyuki | 2006-02-28 22:01 | マダガスカル

back to the Africa!?@トリアラ(マダガスカル)

やっとモロンダバを脱出してもう少し南の町トリアラに飛んできました。
この旅で成田を除いて初めて超過料金を取られてちょっとご機嫌斜めです。ムカツク。

タナに着いてここはアフリカじゃないと思っていたのに、モロンダバ周辺に近づくにつれてどうもアフリカに逆戻りしたようです。

まず、最初はピログーからボートに乗り換えてのことでした。船頭いわく「3時間で到着」のはずだったのが、船のスタッフは仕事をする気がなく村に着いてはトランプゲームに熱中して人の乗り降りは終わっているにもかかわらず、全く出発せず。結局幾つ目かの村で停泊したまま夜を明かす羽目になってしまったことあたりから雲行きが怪しくなってきました。

そのときは乗客には何の説明もなく、スタッフはずっとトランプをやりつづけ、その村で乗ってきた人も夕方まで待ったのですが、これはダメだと見切りをつけて帰っていく始末。何の説明も無しでした。
ここから3時間だと言って船が出たのは昼過ぎだったのに、何の説明もなく突然止まってしまったボートに完全に辟易していたのはいっしょに行動していたスイス人のカップルでした。私はまだ慣れていたのでまだ心に余裕があったのですが、彼らは本当に当惑し、怒り心頭で呆れてものも言えないといった感じでした。

モロンダバについて最初に腹が立ったのは安宿でした。安いことは安いのですが、雨が部屋の中に降るなんて聞いていません。ほんと、いい加減にしてくれって感じでした。

これまたスイス人の彼らと一緒に航空券を買いに行った帰りのことです。ジュースでも飲もうということになってあるお店に入りました。

1リットルのボトルが「1300アリアリー」と大きく値段が表示してあったので、それを買ってみんなでシェアしようということになったのですが、これまた買ってみると、1500アリアリーと言い出します。こんなことはアフリカではよくあることなのですが、収まらなかったのがスイス人の彼。
「そこに1300って書いてあるじゃないか!」と問いただすと、
「これはスタルの値段だ」と店のおばちゃんが言い出しました。
「スタルの値段?何それ」と聞くと、
「ここにスタルって書いてあるでしょ!スタルはこの値段で売るけど、うちは1500アリアリーなの」と言いながらラベルに「star」と書かれたところを指して何事力説、ちなみに「star」はこの国の飲料会社の名前でビールなどもここから出されています。
さらに腹が立つことにそこのおばちゃんは
「何そんなこともわからないの?馬鹿じゃないの?はぁぁ」
これにカチンときたのは私の方でした。
「はぁぁ?じゃぁそこに表示してあるのは全く関係ないじゃん。こいつら底なしの馬鹿だ」
くらいのことをフランス語では言えないので英語でスイス人の彼と話し合って、そこで買うのは止めました。

こんなの詐欺以外の何ものでもない、アフリカだ!!

さらに移ったホテルでの話、メナベというホテルだったのですが、ここでNHKからの電話を受けることになったので、ホテルの電話番号を聞きに受付に行くと、
「電話はない」
と目の前に携帯が置いてあるのに言い出す始末。
「そこの携帯でいいから教えてくれ、仕事だからないと困るんだ」
というとこの携帯は番号がないと見え透いた嘘を言い出す始末。何といじわるな受付だと思いながらもあきらめて、洗濯のためのバケツを借りようと思うと、これもないわけがないのに、ないと言って全く貸してくれません。もう頭にきてそのホテルを出ることにしました。

で、今度はホテルを探す基準として、電話があってNHKからの電話を受けられることを考えて探したのですが、3件目になるホテルは電話番号も教えてくれて、NHKの方から土曜日に繋がるかどうか確認の電話を入れてもらって、これで良しと思っていざ本番の日。いつも30分くらい前に確認と打ち合わせの電話があるのですが、掛かってきません・・・。

な・・・なんか嫌な予感。どこかでもこんなことがあったぞ・・・と、思って受話器をあげてみても何の音も聞こえません・・・?スタッフに聞くと、電源のコードをオーナーが家に隠してマーケットに行ったから使えないよ・・・。何だって、昨日あれほど言っておいたのに!!アフリカのくそったれ!!!

で、毒づきながらネットカフェに走って、ちょっと高めの高級ホテルのレストランに行く旨をNHKにメールして、そこで何とか放送時間に間に合ったしだいだったのです。というわけで、旅でござんすのコーナーが後ろに持っていかれて放送時間が少し遅くなったようですが、裏にはそんなことがあったのです。

おかげで妙に高いランチになってしまいました。

ここトリアラがそんな町ではないことを祈っています。

実は今日のお昼に町に着いたのですが、ちょっと体調を壊してしまい夕方まで寝ていました。さらに気になるのはまた掻き壊したところが膿みだしてきていることです。過去2回ほどこれでひどい目にあっているのでこれがひどくならないことを祈っているのですが、とにかく明日は1日寝てるつもりです。
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by fuji_akiyuki | 2006-02-28 00:09 | マダガスカル

バオバブ!!!!@モロンダバ(マダガスカル)

今、モロンダバというバオバブ街道で有名な島の西海岸にあたる町に来ています。

タナを出て2、3日はとてもきれいな舗装路でなかなか涼しかったです。
今は2月の終わり、南半球でいうと夏の終わりから秋の初めにあたります。というわけかどうか知りませんが、路肩で随分と果物が売っていて、リンゴ、バナナ、オレンジ、とどこにでもある果物に加えて梨や柿、プラムまで売っています。
柿なんて本当に久しぶり、さすがに秋です。ということで柿を5個買おうと思ったらお釣りがないといわれて2つ買えと言われました。
これは作戦か?とも思ったのですが、本当に売っているおじさんは財布の中身まで見せてすっからかんだったので柿の魅力にも負けて7個も購入してしまいました。
よく熟れた柿だったのですぐに食べなくてはならず、もう本当に隣の客のごとくよく柿食ってました。
さすがに秋だけに飽き飽きしてしまいました。

最初の3日くらいはアップダウンのきつい丘陵地帯を走ったのですが、なんとここマダガスカルはとてつもない米どころで、能登半島にある千枚田なんて目じゃないくらいの棚田が広がり、本当に何枚あるんだかわかりません。だから何枚田?
でもきっと人が暮らせばこのくらい田や畑が必要になるんだろうなと改めて思いました。やはりアフリカはおかしいと実感しました。
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4日目くらいからマダガスカルの中央高地からぐんと高度を落として西側に入って行きました。温度が上がり秋という感じではなくなりました。とはいっても元々この辺りは秋というより雨季、ちょっとウキウキしてきます。
ところがどっこいここからウキウキなんていってもられない地獄が始まったのです。

まず最初の間違いはピログー(丸木舟:カヌー)に乗って川下りをしたところからでした。

実は今スイス人のトーマスとマウエラというカップルと一緒に行動しています。彼らはタナから4日目の道すがら出会ったやはり同じサイクリストで、4日目の目的地、ミアンドリバゾから一緒に川下りをしたのです。

一人で行くと高いし、やっぱり走って今いるモロンダバまで行こうかなどと考えていた矢先、この二人にあって彼らもミアンドリバゾから川下りを考えているとのこと、そこで3人になれば値段も下がるし、同じサイクリストだし、と意気投合して川下りの行使にあたりました。

最初2日で下れるとか言ってたガイドはだんだん雲行きが怪しくなってきて、結局かかって半分くらいしか行かずに最後は私たち3人を見捨てて近くの町でここからモーターボートに乗れば早いからといって体よく置き去りにされ、昼にでると言っていたボートは全く動く様子も見せず、別の通りかかった船に乗せてもらったは良いものの、その船も村ごとに泊まり、泊まっては乗組員はカードをやって全く仕事をせず、3時間と言っていたのが日が暮れて船の中で寝て結局川下りに3泊4日かかってしまいました。

たどり着いたのはベロ・チリビノとかいう町で、そこからモロンドバまでダートで約90km、それもまず下って来た川を反対側に渡ることから始めなくてはなりません。

川を下ってベロ・チリビノに着いた日は3人とももうクタクタに疲れ果ててその日はベロで寝て、次の日からサイクリング再開となったわけです。それが一昨日の話です。

しかしこのダートがもう信じられないくらい酷い道でした。
朝の川を渡るのは結局スムーズに船が見つかったから良かったのですが、ここからはもう大変。
雨季でウキウキなんて本当に言ってられないくらい酷いもので、濡れているところはぬかるんでいるし、乾いているところは砂、時々避けられないくらい大きな水溜りが道を塞いでいて、これがまた深くて膝くらいまであり、もう一々自転車を降りるわけにもいかず、水の中も泳ぐがごとく自転車で走ってみました。わかったことは結局自転車で水の中でもこげるということだったのですが、そのうちm自転車って水の中を走るものだったっけというくらい水の中を走るはめになってしまいました。

一日頑張ってたったの45kmしか走ることができず、途中にあるキリンディ国立公園に泊まることになったのですが、これまたメインロードから5kmも奥に入らなければならず、ここがまた水溜りの連続、もう嫌になってきました。

国立公園に着くとしばらくして大雨、これまたすごい雨で本当にバケツをひっくり返したような雨です。これはでもアフリカで経験済みでしたが、おかげで国立公園内を歩いて見学する予定だったのが台無しになってしましました。
実は国立公園の中にはキツネザルが多く生息しているらしいのですが、そのほとんどが夜行性で夜行くと良いとガイドは言うのですが、この季節夜は毎日大雨で全く歩く気すら起きずにその日はそのまま3人とも寝て、次の日の朝少し歩いたのですが、結局蚊の大群に喰われたい放題喰われて何も見ることができませんでした。

気を取り直していざバオバブ街道を目指すことになったのですが、朝から災難は尽きず、昨日の雨でメインロードまでの5kmはさらに水位が上がりとんでも無いことになっていて、無理に水溜りを避けようとしてついに私は頭から水溜りに突っ込んでしまいました。
しかし、もうそうなると怖いものがなくなってあとはどんな水溜りも怖くなくなったのですが…。
私の自転車は今や水陸両用です。いつか海を渡ってやるぞと考えてます。

メインロードに戻っても多少状態が良くなった程度で、途中途中水の中を進まなければならないのは変わらず、結局昨日もとんでもない思いをしてようやくバオバブ街道と呼ばれるバオバブが群生しているところに着きました。
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Photo: Dylan Ls

8年間有名にまでみた?バオバブを今度こそ見ることができたのです。魚眼レンズが無いことが悔しいのですが。

中には本当に逆さに植わったようなものもあって面白い形をしていました。まさにこの世のものとは思えないような木です。バオバブ街道の前からちらほらとバオバブを見ることはできて、中には2本が捩れあっているものや、途中が妙に太いものとか千差万別色々目を楽しませてくれたのですが、やはり群生しているのもとても興味深く、上を見ないとどこかの神殿の中の柱の中を歩いているような気分にもなれて何か不思議なところに来たような感じでした。

夕方までそこにいたので、昨日はモロンダバの町に着くのが遅くなってしまいました。モロンダバは本当にふざけた町で、町のメインロードが川になっていて、水も断水だし停電もしょっちゅうあるしで大変な町です。意味がわかりません。毎晩これでもかというほど雨が降るのに毎日断水があるそうです。何と馬鹿げた町なんだと思ってますが理不尽がアフリカの常識なので怒ってもどうしようもありません。
昨日はガイドブックに載ってる宿に慌ててチェックインしてしまったのですが、これがまた酷い宿で夜中に雨が降ってきたのです。紛れも無く部屋の中に…。
そうですものすごい雨漏りで部屋中びしょびしょ、というわけで今朝早く別のホテルにチェックインしたのですが、ここがまたスタッフが意地悪で嫌なのでまた明日部屋を移ることにしました。

部屋を移す理由はそれだけでなく今度の日曜日2月26日に地球ラジオで電話出演することになりそうだったこともあったのです。そのホテルには電話がなかったので…実はあるのに電話番号を教えてくれないのです。まったく馬鹿げた話ですが。

これから南の町トリアラまで行くつもりでしたが、この道の調子だと本当にどこかで野垂れ死にそうなので飛行機で飛ぶことにしました。本当に雨季は大変です。ウキウキしてられません。

タナではアフリカじゃないと思ったのですが、ここモロンダバはまさにアフリカの再来でした。トリアラがもっと過ごしやすい場所であることを願っています。

2月26日たぶん午後6時くらいからNHK第一地球ラジオ、暇があったら聞いてみて下さい。
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by fuji_akiyuki | 2006-02-24 22:34 | マダガスカル