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マルサビット近郊飛行機墜落、国会議員7名死亡@マルサビット(ケニア)

昨日イシオロ~モヤレ間のほぼ中間に位置する唯一町と呼べるマルサビットに到着しました。昨日の午後から降り出した雨の為、今日は一日、マルサビットに足止めです。

イシオロから約250km、本当大変でした。とにかくコルゲーション。車やバイクのサスペンションが作り出す路面の周期的な凸凹の事で、これがあると自転車がゴットンゴットンと縦に振動して、全く前に進む事ができません。コルゲーションのひどいところでは一つずつ慎重に越えていかないと自転車もろとも壊れそうな気がするので、時速5~6km位まで落とさなければなりません。

ゴトゴトするとお尻も痛いし、なるべく路面の良いところを探して、走っていくのですが、ちょっとといい所を見つけてスピードを出そうとしても直ぐに悪くなってゴトゴトゴト。ちょっと下り坂でスピードが出てもゴトゴトゴト。現地人の10歳から12歳くらいの子供が素っ裸で追いかけてきて、怖くて逃げようとしても直ぐにゴトゴトゴト。

自転車で走っていると子供達が面白半分に良く追いかけて来ます。大概は無害だし、有っても”Give me MY money”攻撃くらいなのでいつもは大して相手にもしません。しかし、裸の男の子に追いかけられた時だけは本気で恐くて逃げました。アレは怖かったです。
コルゲーションはそれでも続き、晴れてもゴトゴトゴト。大雨が降ってもゴトゴトゴト、お尻にくるショックで本気で骨盤が骨折するんじゃないかと心配するほどでした。振動で、ハンドルを握る手は痺れてくるし、頭も痛くなって毎日1日が終わると憔悴しきっていました。
さらにせっかく辿り着いた村にあるレストランにはメニューはいつもたった一つ。カランガと言うぶつ切り肉を焼いただけの簡単なもので、それもビックリするくらい高く、しかも午後4時くらいを過ぎるとそれも売り切れで食べるものが無かったり、コカコーラの値段も町の3倍以上だったり、疲れた体に精神的に追い討ちをかけられるしまつです。

それにしてもこの辺り、イシオロを出て以来、あまり背の高い木のない、ステップ気候になったのですが、異常なほど家畜の死骸を見ます。牛やヤギの屍が300mの間に5体も6体も見かけることすらあるし、村について歩いてみると足元に石ころに混じって草食動物のあごの骨や足の破片など、自転車からでは小さすぎて見落としてしまうそういった屍の部分部分がよく見るといたるところに散乱していたりします。こうした屍には独特のにおいがあって、このケニア北部の砂漠地帯には乾燥と死の匂いが大いに漂っています。
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そんなこんなを乗り越えて、どうにかマルサビット手前2km位まで来たら、今度は道がぬかるんで泥だらけになってきました。乗ることが出来ずに自転車を押していたら今度は自転車が動かなくなりました。

「エッなぜ!?」

原因を探ってみると何と泥が泥除けと前輪の間につまって前輪にロックが掛かってしまっていました。泥を取ったりして時間を取られている間にもう待ちは直ぐ目の前なのに雨に降られてぬれねずみになってしまいました。それから午後は10分おきに天気のクルクル変わる不安定な空模様で、夜まで大雨と晴天の繰り返してました。

そして今日。早朝は昨日からの断続的な雨は段々とその強さが増していき、7時くらいにはまるで台風のような勢い。これじゃあ走る事は絶望的と諦めて今日も1泊を決め込んでいたら、日本だったらきっと欠航が相次いでニュースで空港の映像が流れて、野島崎から雨合羽を着た不運なリポーターが足を踏ん張りながら雨の模様を必死に中継するようなこんな天気に国会議員を乗せた飛行機が飛んだらしく、当然のごとく墜落、午後になって現地の人に教えてもらったところによると朝10時ごろ、昨日通ってきた山の裏に墜落し、それには国会議員7人を含めて15人くらいが乗っていたということでした。

何人か生き残った人もいるとかいないとかでしたが、国会議員は全て亡くなったらしく、マルサビットの町はその話題で持ちきり、新聞屋さんの周りは黒山の人だかりで、皮肉にも午後は晴れ渡っていい天気になっていました。
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軍用機が墜落 国会議員ら14人死亡 ケニア  2006年04月11日02時00分

ケニア北部マルサビット付近で10日、ケニア空軍機(乗員・乗客18人)が墜落し、地元テレビによると国会議員数人や州政府幹部らを含む14人が死亡、4人が負傷した。事故原因は不明だが、ケニア赤十字の担当者は機体が炎上していたと、AFP通信に語った。

マルサビット周辺では、干ばつによる水や牧草の不足で、地域住民同士が衝突を繰り返しており、国会議員らは仲裁のためにナイロビから現地に向かう途中だったという。

アサヒコムより
http://www.asahi.com/international/update/0411/002.html
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by fuji_akiyuki | 2006-04-10 01:55 | ケニア2

マヨネーズを知らないイシオロ到着@イシオロ(ケニア)

ナイロビを出て、4日。予定通りイシオロには到着できました。しかし、ナイロビでの自堕落な生活は確実に体をナマらさせていました。

まずナイロビを出て初日、体を慣らすためにもと40kmほど行った町、ティカという所まで走ることにしました。さすがにたったの40km、その日はなんの苦も無く到着し、これならいけるだろうと次の日、そこからさらに100kmほど行った町、ニエリに目標を決めて走り出したまでは良かったものの、これが結構起伏のある道で、何とたったの50km過ぎで足が動かなくなり、この旅始まって初めて、アスファルトの登り道で自転車を押してしまいました。

どうでもいいことですがどんな登り道でも舗装路だったら絶対押さずに上りきれると思っていただけに結構屈辱的でした。それも大した勾配の坂ではなかったのでこれまた自分の体力の衰え加減にショックを受けました。考えてみればマダガスカルも半分くらい荷物を置いて渡ったので、フル装備で走るのは実に2ヶ月振りになるので重さに慣れるまでにも少々時間が掛かるかもしれません。
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Photo: 大木さん

次の日から目標を80km位にして、どうにか予定通り、ナイロビから4日で昨日イシオロに到着、先を急ぎたかったので、今日出発したかったのですが、あいにくの大雨の為、足止めとなってしまいました。

イシオロから500km、噂に聞く悪路が続くと言う事で、途中食料も中々手に入らないだろうし、雨季なので避けたいのですが、キャンプもしなければならなくなることをかんがえて、ここイシオロで食料買出しをしようと町を物色してみました。パンとピーナッツバター、飴玉、缶詰は手に入ったのですが、どこを探してもマヨネーズが無く、2軒ある小さなスーパーではいくら聞いてもマヨネーズを理解してくれませんでした。もしかしたら本当に知らないのかもしれません。でもピーナッツバターはあるのにマヨネーズがないなんて・・・

しかし、アフリカではこういうことがしょっちゅう起きます。例えば2軒お店が並んでいます。右の店にはマヨネーズが無くて、左の店にはマヨネーズが置いてあるときに、右の店に入るとなぜか右の店の店員は全てマヨネーズを知らずに、”マヨネーズ”と言う単語が全く通じないか、全く別の物を出してくるかのどちらかですが、左の店に行くと一発でマヨネーズが出てきます。
隣にあるマヨネーズ、何故右の店の人は全く知らないのだろうと不思議に思うようなことが当たり前におきます。これがインスタントラーメン、お米、スパゲッティ、蚊取り線香、ロウソクなど、およそ知らないはずは無いものでもおきるので不思議です。

ただし、イシオロのマヨネーズの場合は本当にその周辺で手に入れることも出来ず、町中にマヨネーズが存在していなかったのかもしれませんが・・・
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by fuji_akiyuki | 2006-04-05 01:52 | ケニア2

ナイロビ脱出大作戦!!!@ナイロビ(ケニア)

もう既に火曜日にはナイロビを脱出する予定だったのですが、月曜日にサファリに誘われて、火曜日は20人分のお好み焼きを作るのに追われてエチオピアのビザを取りに行きそびれ、ようやく昨日、エチオピアのビザだけは取ってきました。
しかし、その後昨日はパソコンを持っている人と一緒に5人くらいでモノポリーのようなパソコンのゲームをやって夜中の3時ごろまで熱中してしまいました。
昨日に限らず、毎晩トランプをやったりして、夜中までみんなでわいわいやっている事が多いです。このところ徐々に駄目人間化しているように思います。
このままでは本当に沈没してしまうので明日を目標に出発準備をしています。

今後はエチオピアに向かい、首都のアジスアベバで、スーダン抜けに挑戦するか、もしかしたら、イエメン経由のカイロ行きの飛行機に乗って、イエメンですトップオーバーをする事も考えています。
イエメンは10年ほど前にサウジアラビア側からチラッと国境付近まで行ったことがあるだけなのですが、今まで旅行して色んな国を見てきたつもりの私でも、イエメンのような国を見たことはありません。全く別世界のイエメンには昔からあこがれていて、一生のうちに一度は行ってみようと固く決意した国でもあります。
スーダンのビザを取るのが難しいため、エチオピアからどうやってエジプトにわたるかといろいろ思案し、自転車を諦めて飛行機で飛ぶ事まで視野に入れたとたんに、エチオピアのアジスアベバからイエメン経由でカイロに行く便があるという事を知り、あこがれのイエメンに、行くチャンスがいきなり舞い込んで来た形になったので、今の時点ではスーダンのビザが可能でももしかしたらイエメンルートを選択するかもしれません。今考え中です。

とにかく明日の出発に向けて準備を急いで、今日は忙しい一日です。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-30 18:28 | ケニア2

トラのいないサファリ@ナイロビ(ケニア)

昨日再びナイロビナショナルパークにサファリに行ってきました。

宿のみんなでレンタカーでマイクロバスを借りて総勢10人の日本人+韓国人1人の団体様で今度はちゃんとお金を払ってみてきました。
しかし、残念な事に今回はトラを見る事ができずちょっと不完全燃焼でした。
ただ、今回は頭にペンを挿し、ハイヒールを履いたちょっと小粋な鳥、セクレタリーバードを見る事が出来たのは大収穫でした。
後は前と同じような動物を見て帰ってきました。

ところで、帰ってきたそうそう事件でした。みんなでレンタカーを返しに行って解散して私はその足でスーパーマーケットに買い物に行きました。それから宿に戻る時の話です。

パンパンパン!!

もう宿が見えて宿手前100mくらいの所で突如銃声が聞こえました。銃より少し軽い音だなと思っていたら宿の入り口付近で黙々と煙が上がり、そこら辺にいた人々が蜘蛛の子を散らすように退散して、宿の前の路地は突如人っ子ひとりもいなくなってしまい、私も遠巻きに見守る人に紛れて戻るに戻れずにっちもさっちも行かない状態で約5分ほど見守っているとだんだんと人が歩き出したのでそこに紛れて宿にエスケープ成功です。

一体何が起ったのか?

宿の屋上から見学していると暴徒と化した群集が宿の裏の路地から出てきて石を投げはじめました。人に、車に手当たり次第気に食わない物に石を投げつけては人や物に危害を加え、突如何かのきっかけでみんな逃げ出して宿の裏の路地に帰っていきます。暫くするとまた出てきては石を投げては逃げて行くの繰り返しです。

この騒動の発端はどうも露天商同士の対立か露天商と警察の対立だそうです。

ここ、ナイロビは治安が悪い事で有名ですが、実際に来てみるとそれほど危険だと感じる事はありません。しかし、それは今泊まっている宿のある通りまでの話で、宿の裏手の通りに一歩踏み込むとまるで別世界で非常に柄の悪い嫌な空間が広がっています。
そこに住む人達が毎日午後になると路上に商品を広げて露天商を始めます。しかしこれは何処の国もそうですが、大概この手の露天商は何の許可も取っていないので違法です。そして毎日夕方になると警察が来て風呂敷き一枚に広げた商品を一目散に風呂敷きに包んで逃げていきます。いたちごっこです。
これが毎日の光景になっているのですが、昨日はそこで警察に反抗して暴動が起きたのか、露天商同士の喧嘩だったのか、興奮して、大変な事になってしまったようです。

しかし、拳大の石を持ってきては人や物に投げつける群集をみていると野蛮だなあと思ってしまいます。巻き込まれないように気をつけます。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-28 17:02 | ケニア2

30歳になってしまった。@ナイロビ(ケニア)

昨日無事に誕生日を迎えてとうとう30歳になってしまいました。

日本人の集まる宿にいたのでたくさんの人に祝ってもらいました。祝って頂いた皆さんどうもありがとうございました。更に何時間も前から下準備をして頂いた方々、本当にご苦労様でした。感謝しています。

ところで、今後の予定ですが、本当にナイロビの宿が居心地が良く沈没しそうで怖いのですが、明日の月曜日にナイロビナショナルパークに行って火曜日にビザを取って水曜日出発を目指して頑張るつもりです。

マダガスカルから帰って、預けていた荷物を取りにいってみると、信じられないくらい重くて、自分でもこんなに荷物をつけて走っていたのかとあきれてしまいました。
どうにかもう少し軽量化したいと試行錯誤中です。

とにかく、元気です。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-26 16:28 | ケニア2

ああ沈没、ああ30@ナイロビ(ケニア)

もう今日でナイロビに来て既に1週間が過ぎてしまいました。

ナイロビ、本当にビックリです。さすがにアフリカの玄関口なだけあって日本人の旅行者も多く、いま、私の泊まっている宿にはなぜか常時15人前後の日本人旅行者でごった返しています。
今までこんなに多くの日本人旅行者に会う事など無かったのでまるで別の世界に入ってしまったようです。それにしてもこれだけ日本人がいるのになぜ今まで殆ど日本人の旅行者に会わなかったのかが不思議で仕方有りません。
とにかく日本語で会話が出来るし、一緒に食事を作ったり食べに行ったりも出来るので何とも居心地がよく、一応今週は足の経過を見るためにもここで1週間とどまる予定ではあったのですが、何とも沈没している気分です。

今までも2週間、3週間同じ街にとどまった事もあるのでまだ1週間のナイロビでは時間的には長くはないのですが、既に月曜日にサファリに行こうと誘われて二つ返事にOKしてしまいました。本当は月曜日にエチオピア大使館にビザの申請に行く予定だったのですが・・・。
こんな感じでどんどん深みにはまっていきそうで恐いです。サファリは日帰りになりそうなので火曜日にはエチオピアの大使館に行くつもりです。ダラダラしてると本当に動けなくなりそうです。恐い恐い・・・。

足の方はもう大分良くなりました。多分治っています。膿も出ないし、かさぶたを取ると新しい皮膚が出来ている所もあるのでもう問題なしでしょう。
いつでも出発出来るので、強い意志を持ってこの居心地のいい日本人宿から4月までには脱出したいと思っています。

ところで明日、3月25日は私の誕生日です。ついに30になります。おじさん?もう若くはないですね。
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by fuji_akiyuki | 2006-03-24 23:08 | ケニア2

ナイロビ到着@ナイロビ(ケニア)

昨日無事にナイロビに到着しました。
荷物の超過料金は取られそうになったのですが、ごねたらただになりました。
ナイロビの宿は今日本人が10人以上いてちょっとビックリしています。
足の調子は多分良くなりつつあるように思いますが、薬は明日までの分でおしまいなので薬が終わっても良くなっていくようなら問題は無いと思います。
1週間ほどナイロビに滞在して様子を見ることになりそうです。

ところでマダガスカルでは書けなかったのですが、急にナイロビに帰ることになったためお金が余ってしまい、最後は毎日中華料理や韓国料理のお店に通うことになり、それでもなかなかお金が無くならずお金を使うのに苦労してしまいました。
初めて体験する贅沢な悩みでした。

薬の中にイソジンがあって、イソジンってうがい薬の商品名だと思っていたのですが消毒薬の薬剤の名前だそうです。イソジンは説明書がフランス語でよく読めなかったのですが、能書きの読めぬ所に効き目ありともいうので早速使ってみることにしました。
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10%とか10倍の水を加えるとか書いてあるのできっと薄めればいいのだろうということはわかったのですが、イソジン1に対して水9を混ぜると10%になるのですが、イソジン1に対して10の水を混ぜると9%程度の濃度になるのでどっちだろうと思ったのですが、そんな正確に計ることは出来ないということに気付いてその悩みはすぐに解消しました。
ところでイソジン10%(推定)の溶液をコップの中に作ったのですが、それをどうやって傷口に塗るか困って、トイレットペーパーに染み込ませて塗ればいいとひらめいてトイレットペーパーをイソジンの溶液につけると・・・・
何と青紫に・・・そうです。実はイソジンはヨウ素液で、マリではこれをポテトチップスに振り掛けて遊んでいたことを思い出しました。

ところでこの反応したヨウ素液が消毒に効き目があるかどうか分からず、結局ヨウ素液を直接傷口に振り掛けるという情けない結果になってしまいました。効くのかな?

でも今は取り合えずナイロビで元気にしています。多分・・・・
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by fuji_akiyuki | 2006-03-18 16:15 | ケニア2