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カーギリック。あれ、キーガリックだっけ。@カールギリック(中国:新疆ウィグル自治区)

カシュガルを出て3日。

ようやくキーガリック(カーギリックだったかな、なんかどちらもしっくりこない。)に到着しました。
一応ここからチベット方面に行く場合、アリの前で、町といえる町だそうです。
で、そのアリまではまだ1000km以上あって、途中、200kmくらい何もなかったり、5000mを越える峠を越えたりと、かなりここからきつくなるようです。

それにしても、この三日間、というか特に昨日、中国人の優しさに触れて非常に感動しました。

昨日、走っている途中で、後ろから来た車が併走して何か声をかけてきました。
でも私はまったく中国語なんてしゃべれません。
とりあえず、
 「私は日本人です。中国語はわかりません。」
みたいなことを一生懸命覚えたての中国語で言ってみました。
ま、通じたかどうかわかりませんが、車は私を抜かして、行ってしまいました。

こんなことは日常茶飯事ですが、しばらく走るとその車が反対車線で待っているではないですか!?

私が近づいたのを見ると中からなんと子供の顔ほどもあるスイカを抱えた運転手のおじさんが出てきて、食べて行けと言って、切ってくれました。

50kmくらい続いた砂漠の後だったので、ものすごいありがたかったです。お礼を言って、スイカにかぶりつきました。でもさすがに一個全部は食べられなくて、8分の1くらい残してしまいましたが。

さらに10kmくらい進むと小さな村が、さっきのおじさん、そこまで行って買って戻ってきて待っててくれたみたいです。なんか涙でそうでした。

それからさらに20km弱くらい。
ヤルカンド、という町に到着しました。昨日投宿した町です。

中国、インドと同じように結構面倒で、パーミットのない安宿は外人を泊めてはいけないというわけのわからない、どうしようもない決まりがあるようです。

でも高い宿に泊まるわけにもいかず、安い宿にダメ元で入って聞いてみると
 「ここは外人を泊めることはできない。公安に見つかると大変だから」
みたいに一生懸命説明してくれて、どうしようかと困っていると
 「ついてきなさい、案内してあげるから。」
みたいなことを言って、ホテルに案内してくれました。

つれてきてくれたのは3つ星ホテル。もちろん私には手の届かない値段。
またまた困っていると、今度はその大きなホテルのコンシェルジュみたいなちょっと英語の話せる女性が出てきて、
 「どうにかあなたを助けたい」
と言ってくれて、180元のところ、社員割引で、120元でどうかと言ってくれました。
それでも高すぎるので、
 「それでもやっぱり高いです。ほかを探します。」
というと、コンシェルジュは
 「この町で安宿を探すのは難しいわ。どうにかするから待っていて、」
と言って、いろいろ従業員と相談して、ひとつ安めに泊まれそうなホテルを紹介してくれて、一人従業員を案内役につけてくれました。

おかげで60元。まあ、ちょっと高いですが、払える範囲に抑えることができました。

何よりもこんなに親身になって心配してくれる人たちに会ったのは初めてです。
インドのときなんか、
 「フル」
その一言で、何の説明も、助言もなく、ほぼ門前払い、ぜんぜん助けようともしない人たちばかりに人間なんてこんなものだろうかと思っていたところなので、人間不信がちょっと解消されました。

やっぱり困っている人を放っておかないのが、本当に親切な人だと思いました。
何でそんなにみんな中国人を嫌うんだろう。

しかも親切にしてくれる人の多くは漢民族の人です。シンジャンはウイグルの人も多いけど、なんとなく漢民族の人のほうが親切に感じます。

今のところ、中国人の印象、至極いいんですけど。

明日は洗濯と水とか、これから必要な食料の買出しです。

さ、気合入れて、チベット超え。
死なない程度にがんばります。
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by fuji_akiyuki | 2007-07-09 00:17 | 中国1

本当。もう出ますから。@カシュガル(中国:新疆ウィグル自治区)

まだカシュガルです。

カシュガル居心地良すぎです。
食事、おいしすぎです。
泊まってる部屋も良すぎです。

これからチベットに行くというのにこんなにここが居心地いいとなかなか出れなくて困っています。

大体、たったの30元(約450円)のドミトリーで、テレビついてます。エアコンついてます。湯沸かし器も、電話もついてます。そしてなんといってもうれしいのがバスタブがついています。栓はないけど、自分で風呂の栓は持ち歩いているので、ここにいる限り、毎日お風呂に入れます。しかもお湯は惜しげもなくじゃんじゃん出てきます。

そして、鍵はなんとカードキーです。
カードをさすと、ピッと音がして、開錠されます。
扉がスムーズに開閉することすらなかなかかなわない国にいたので、それだけでもびっくりです。

食事。
もうなに食べてもおいしいです。

まず、ビール。

小籠包

そして、ビール

餃子

また、ビール

ラグ面

それから、ビール

炒飯

もういちど、ビール

チンジャオロース

ここでも、ビール

ホイコーロー

やっぱり、ビール

マーボー豆腐

辛いものには、ビール

マーボーナス

なすには、ビール

火鍋

みんなで、ビール

だって、食べ放題みたいな定食で、たったの五元(約75円)、峠ひとつ越えた向こう側なんて、50ルピー(約100円)で、人を馬鹿にしてるのかと思うような小皿にカレーに浮いた小さな肉が2,3かけら。

中国、素晴らしい。

牛肉も、鶏肉も、羊も、豚も、思う存分食べられて、安い。
栄養のバランスも考えられていて、付け合せの野菜も豊富。

スーパーにいって驚きました。

きのこだけでも、エリンギ、しいたけ、なめこ?きくらげ、日本のものとはちょっと違うのかもしれませんが、5種類くらい軽く見つかります。たけのこが売ってるのにも感動したし、レンコンを見たのは3年ぶりではないでしょうか。

インスタントラーメン、お菓子、スナックの類も種類が豊富で、ほとんど自国の商品。つまり輸入物ではないので安い。これでもかというほどいろんなものがおいてあります。多分日本のまねして作ったんだろうなっていうのも多いですが、それだから、つまり、日本と同じくらい、ひょっとするとそれ以上に種類はあります。

カシュガルにきて、まず最初に買ったたった一個のカップラーメンが、一週間消費できませんでした。インスタントラーメンも、カップがつくと今まではやったら高かったのですが、ここではカップラーメンもたったの3元(約45円)袋のラーメンにいたっては、1元(約15円)以下。

今まではマギーとか、クノールのなんかラーメンのこと勘違いしてませんか、って言うようなインスタントラーメンしか手に入らなかったのに、そんなものですら、今まではご馳走だったのに、中国に入ったら、ぜんぜんクオリティーもあがって、バリエーションも増えたのに、ぜんぜん食べる気になりません。だって、そこら辺の食堂や屋台で食べたほうが、ぜんぜん手が込んでいておいしいから。

今までは食べ物を探して、何とかまともな食事にありつこうと四苦八苦して、食事をすることが面倒で面倒で仕方がなかったのに、今では一日3食しか食べられないのがもどかしいくらいです。もっと胃袋が大きければよかったのに、って本気で思っています。1日5食ぐらい食べたいです。

ハンバーガーショップ。ここにもあります。マクドナルドや、バーガーキングといった、外資系のメジャーどころではありませんが、ベストバーガーという、どうも中国国産のバーガーチェーン店のようです。

今までだったら、大きな街に来たときの楽しみの一つだった、バーガーショップ。行ってません。ここでハンバーガーのために一食費やすことはあまりにももったいないです。

本当にカシュガル。おいしい。

街もきれいで、車の数も少なく、歩道も整備されていて歩きやすいです。
ただ、歩道に自動車が走ってくることがよくあって、それはやめてほしいですが。

ごみのポイ捨て、しません。

ポップスがかかってます。
なんかほっとします。
変な民俗音楽みたいなの、大音響でかけられてもいつも私にはうるさいだけでした。
BGM程度の音量で、ポップスが流れていることがこんなに落ち着くことだということに気がつきました。

町ゆく人が思い思いの格好をしています。
誰かに統制されたようにみんな同じ服を着ていたこれまでの国に比べて、何か自由を感じます。
選択肢があるということに幸せを感じます。そして人民がその自由を享受していること。
今までは宗教のせいなのか、文化のせいなのか知りませんが、男の服はこれ、女の服はこれとほとんど決められた様式の服しか身に着けない人々に囲まれていて、なんとなく圧迫感を感じていたのですが、自由な服装をしている人たちを見るとなぜかほっとします。
まあ、これは日本と服装が似ているせいかもしれませんが。

ベストバーガーで気取って食べている人がいません。
マクドナルドやバーガーキングやら、サブウェイに行くとインド人、パキスタン人、エジプト人、かなり気取ってます。格好がすごいです、英語で話し出したりします。なんかカジュアルじゃありません。
そんなマックに入ると店員にちょっと胡散臭そうに見られます。

日本人はマクドナルドごときで気取らないんだよ。

ってところを見せ付けるためにジュースだけ頼んで粘ってるようなけちな客を横目に一番高いセットを買って、アイスクリームまで頼んだりしたこともあります。

そうすると店員の態度がころっと変わって面白いです。

でもここではベストバーガーに入ってる人は家族だったり、中学生くらいの女の子のグループだったり、全然気取った感じもなくハンバーガーをぱくついている姿を見るだけで、なぜかほっとします。

そして、顔。

とうとう、東洋人の顔に囲まれることになりました。

この旅行のはじめ、アフリカは真っ黒な顔をした人しかいませんでした。
白人も東洋人も、アラブ人も、ちょっとでも白いと目だって仕方がありませんでした。

アフリカを抜けて、なんとなく白い顔に囲まれるようになって、ああ、少し近づいたなって、思っていましたが、やっぱり顔が濃くて、ちょっと暑苦しかったです。

で、ここカシュガルにくると漢民族を多く見ます。ほとんど日本人と変わりません。

アフリカを抜けて、白い顔にかまれるようになったときはちょっと違和感がありましたが、今度、東洋人の顔に囲まれてみると、なんとなくほっとします。

まあ、日本人に似ている顔だし、しぐさや、照れ笑いもなんとなく理解できるし、その表情から、心理を多少察することもできるからでしょう。

しかも、結構親切な人多いです。

中国、いろいろ言われているけど、なんかこんなに褒めちぎってるの私だけのような気がします。
カシュガルだけ特別なんでしょうか?
旅を続けるとまたいろいろ不満も出てくると思いますが、本当にここを出るのが惜しいです。

これからチベット、つらいってわかってるだけあって、ついついだらだらしてしまいます。

いや、いや、もう出ますよ。明日、明後日には。
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by fuji_akiyuki | 2007-07-03 19:51 | 中国1

漢字検定4段@カシュガル(中国:新疆ウィグル自治区)

ニーハオ。
はい、中国にいます。

ここ数日中国で、文明を謳歌しています。
こうして文明の中ですごしてみるとやっぱりパキスタンってひどい国だったんだなぁってつくづく思ってしまいます。

とにかくパキスタンでは不運も続いて、いろいろと足止めを食らったり、事故にあったり。とにかくパキスタンとは相性が悪かったようです。

それにしてもパキスタン。ちょっとアフリカに似ています。
プチアフリカを体験するにはパキスタンをお勧めします。

そこで、私が研究したパキスタンとアフリカの共通点をあげて見ます。

①物を小さく売る。小さく買ったほうが得。

アフリカでもそうでしたが、バナナを3本買うと50フラン。4本買うと100フラン。というようにまとめて買うとなぜか割高になったりします。
パキスタンも2倍の値段払って1.5倍しか量がなかったりします。 
すべては一番小さい袋で買うのが得。
どう考えても貨幣経済は成り立ってないと思うんですけどね。   

②おかずが小さい。
 
本当。人馬鹿にしてるの?って思うくらいパキスタンのカレー、量が少ないです。おかずは日本で言うなら小鉢にちょこっと入ったお通し程度で、座布団くらい大きなナンを食べます。ほんのちょっとのおかずでやったらパンばっかり食べるから全然味気ないです。
アフリカのウガリ&薄いトマトソースベースの肉片3つくらいの勢いです。
本当、ちょっとまともなものを腹いっぱい食べたいというフラストレーションに見舞われます。

③人が集まるまでバスが発車しない。

この間事故を起こしたとき、ペシャワールからラホールに戻るバスに乗ったのですが、乗客が少なかったせいか、発車時刻になったらバスの運転手はバスをターミナルの出入り口付近まで移動しただけで、一向に出発しません。
何をしてるのかと思って外を見ると車掌が一生懸命乗客を集めていました。
結局そこで、3時間も待って、やっと出発するのかと思ったらいきなり向かいのガソリンスタンドで給油してました。
それなら最初からやっとけよ。と突っ込みたくなる効率の悪さでした。

④ホテル、トイレ、シャワールーム、の扉が閉まらない。

一応扉はあるんですけどね。大概うまくしまりません。
トイレ、シャワールームには無数ののぞき穴があります。
何で扉ひとつまともに作れないんだろうって思います。

⑤インターネットのスピードが遅い。

これは前にも書いたのでどのくらい遅いかは割愛しますが、わざとやってるとしか思えないくらい遅いです。わざわざ遅くしなくちゃここまで遅くはならないだろうと思うくらい遅いです。
しかも田舎に行って遅くなればなるほど、値段も高くなります。

⑥コピー屋のコピーがやたらと薄い。

トナーをけちってるのかコピー屋のコピー機は最薄の設定に、しかもどんなに濃くしろといってもしない。読めないって本当に。コピーのメリットなし。文明の恩恵にあずかってません。


⑦コンセントはプラグを使わずに導線をそのまま差し込む。

こんなのそこら辺に売ってるんだからちょっと買ってきてつくればいいのに。
それでいて調子が悪くなると一生懸命コンセントに直接差し込んだ導線をいじくり回して直そうとするけど、すぐまた接触悪くてだめになります。
ひどいときは部屋のファンとかがそんな調子で、調子が悪くなったと文句を言いに行くと、スタッフが導線を抜いたり挿したりして動き出すと「なおったよ」って行って無責任に去っていってしまったりします。すぐ調子悪くなるんですけどね。

⑧箒に柄がない

柄ぐらいつけろって。そのほうが楽だろ。

⑨pen pen pen = money money money

アフリカではどこに言っても「money money money」の連続でしたが、パキスタンでは「pen pen pen」になります。
パキスタンでは北のほうだけでしたが、北のほうではほぼすべての子供が「ペンくれ、ぺんくれ」を連呼してきます。
いったいどういう教育を受けているんだか。

⑩チャイ&チャパティの朝食
 
これは特にアフリカではタンザニアケニアだけですが、完全な一致にびっくりです。パキスタン人の先祖はタンザニアかケニアから来たのではと疑ってしまうくらいびっくりしました。
 
とにかく、味もないし、あんまりおいしくないから、やめたらいいのに。世界を見たらもっともっとおいしいものがあるのにそれに気がつかないのもかなり似てます。

⑪まったく合理的でない意味不明のルールに支配されている。

こういうのもいろいろあって困りました。パキスタンではカトマンズでビザを取ると変なスタンプを押されて新市街には宿泊できないとか、カラシュバレーに入るには外国人登録みたいなものをしないといけないとか。
チェックポストも多くて、あんまり頭が着たので、どうせパスポートなんて見ないで、名前とか書かせたりするので、腹が立って、名前の欄に“bakka janaino”って書くようにしました。
イスラマバードの大使館もひどかったです。
大使館街に入るのにシャトルバスに乗らなければならないのですが、そのバスのチケットを買うためにパスポートが必要です。
つまり、パスポートをなくした人は大使館にいけません。

意味プー 

この手のルールは細かくて多すぎて覚えてないのもたくさんありますが。アフリカにもありました。


その他パキスタンではこんなことがあって、書きたかったけど、パキスタンではネットが遅くてかけなかったというのがたくさんあったので、ちょっとここで書きます。


まず、パキスタンの変な英語。

1. What is your name?

文法的にいえば間違ってません。別におかしい英語でもありません。 でもHelloよりもHow are youよりも先にこの言葉が出るのはどうかと思います。
大概こいつをいきなり言われたら完全無視ですが、たまに答えるときも私は自分の下の名前が言いずらいし、音的にもあんまりしっくりこなくて嫌いなので、
「フジ!!」
といって苗字で答えるのですが、なぜかこんな簡単な言葉が発音できなくて
「フュジ」とか「クジ」とか「ブジ」になります。
ま、どうでもいいんでそんな間違いも直す気すらありませんけどね。でもフジフィルムのフジだって言うとすぐに発音できるのに、何でできないのかかなり不思議です。

2. What is your country's name?

何でこんな回りくどい言い方をするんでしょうか。
Where are you from ?
で、いいんじゃないの?

3. What is your qualification?

正直、何が聞きたいのかさっぱりわかりませんでした。
で、よくよく聞いてみるとどうも学歴を聞いてるみたいなんですよね。
初めてあった見ず知らずの人にいきなり学歴を聞くとか、マナーとかデリカシーのかけらも感じなくて頭にきます。
で、どうせ知らないだろうけど、私は「バチェラー」と答えることにしています。バチェラーは学士、マスターが修士、ドクターが博士だそうです。多分パキスタン人はわかってません。
「ああ、そう」って言いながらその後まったくその話には触れようとしないので。
で、この文章を書こうと思ってこの qualification って単語を調べてみたら、資格とか、そんな意味なんですよね。
ちなみに学歴は手元の辞書で調べてみると
 academic(educational,school) background.
何でこれで学歴を聞くことになるのか意味不明。
しかもろくすっぽ学校なんていってないやつらに何で学歴を聞かれなければいけないのかも腹が立ちます。

4. What is this?

走ってる私を見て、いきなりWhat is this? って?
いったい何が訊きたいの?
訳せば"何これ"じゃ、その"これ"って何?
って聞き返したいけど。英語で言うと混乱しそうだし、結局無視。意味不明の質問に答える義務はありません。

なんだか突っ込みどころ満載のパキスタンです。

そんなパキスタンに長くいるとやっぱりフラストレーションもたまってきます。

日本にいるときはどんな文化も尊重しなくてはいけないんだって考えていました。

しかし、こうやって、自分勝手な考え方ばかり押し付けてくる人たちの中にいるとだんだん、こんな文化どうでもいいんじゃないかって考えるようになってきます。
そして、私はどうしてもこの文化には従いきれない部分で反発する決心をしました。

 私は左利きです。

しかし、ムスリムは理不尽に左手を不浄の手と決め付けて右で食事をするように強要してきます。はじめのうちはそれが文化だと、彼らの文化を尊重するために。そう思って、無理に右手で食べるようにしていたのですが、このごろは左利きを尊重しない人に迎合してなんで私が彼らの文化たるものを尊重しなければいけないのか、何で私が不自由を強要されなければいけないのか。

私はこの左手をメインに30年以上生きてきました。

私にとっては大事な大事な左手です。それを不届きにも不浄の手などと決め付けるような輩とは一生判り合えなくったっていい。

と思って、最近はどんなに注意を受けようと、どんなにいやな顔をされようと私は左手で食べることを決心しました。


ちなみにトイレで使うのは右手です。右手ではうまく水を流せないので。


と、まあ、こんな風にいろいろ愚痴ばかり並べてきたのですが、ここ中国は天国です。
そんな話を出会った日本人と話していました。そしたら、そんな中国を上海から2ヶ月かかってカシュガルに昨日到着したという、自転車乗りの青年に出会いました。

彼いわく
「中国なんて最低だ。ウイグル人なんてもっと輪をかけて悪い、まったく信用できない。」

パキスタンから来たばかりの私から見れば文明に触れ、おいしいビールと食事に囲まれ、天国にしか見えない中国も長くいるとやっぱりいろいろいやなこともあるんだろうなとちょっと感心しました。

まあ、それにしても私にとっては今のところ中国は天国です。もっと楽しみたいと思っています。

それにしても2人で話して同感したことは

「自転車乗りはほかの旅行者に比べて、長いせいか、旅行者のあまりいないような田舎に行くせいか、悪い印象を持ちやすい傾向にある。」

ということでした。

そんな自転車乗りがよかったというところはきっと本当にいいところなんだと思います。

ところで、今日メールを開いたら先行する自転車乗りからメールが届いていました。

 「カイラスなんてウンコ。コルラなんてする価値無い。」

彼も世界を長く走った自転車乗り。きっとそれが本音なんだろうなと素直に受け止めましたが、これから行くのにそんなにけなさなくても、と思ったのも事実。
しかしチベットも多くのサイクリストが絶賛する場所。ということは何かあるはず。

これから自分で行って確かめてきます。

ところでここは中国。

漢字、漢字、漢字、漢字で、あふれかえってます。
そして、私たち日本人には漢字は親しみ深く、言葉が通じなくても読み書きはできるので、旅行は楽です。
 
それこそ私のような漢字倹定4段のつわものにしてみればもうまるで、何がなんだか、さっぱり…。















白状します。







漢字検定4段。














ウソです。
っていうか、漢字検定に段なんてないと思います。

実は漢字、大の苦手です。
ぜんぜん知りません。よく“短”という字を“豆矢”と書いて生徒に指摘されてました。
書き順に至っては言及しないように生徒に言い聞かせる始末でした。

本当に漢字、苦手で、困ってます。
どうしよう。

とにかく、漢字、勉強します。
そしてカシュガル。早く出られるように努力します。

でもビールはうまいし、食事もうますぎ。
ああ、沈没したい。
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by fuji_akiyuki | 2007-06-30 22:32 | 中国1

パキスタン脱出。@カシュガル(中国:新疆ウィグル自治区)

ようやくパキスタンを脱出することに成功しました。

土砂崩れは結局全然復旧の見込みがなく、 結局バスで現場まで行って、道路の寸断されたところは自転車を担いで、山道を20分。さらにまた、荷物を担いで20分。そんな感じで、2往復程して、土砂崩れ現場を越えて、バスで中国に入国しました。

もともと、自転車でクンジュラブ峠を越えて中国に入国することは出来ないのですが、パキスタン側は峠まで走るだけならできるはずだったので、最初の予定ではクンジュラブ峠まで自転車で往復するつもりだったのですが、土砂崩れのせいで、それもできませんでした。

パキスタン側はイミグレが峠の手前80kmくらいのスストという町になります。中国側はクンジュラブ峠からタシュクルガンという町まで自転車の走行(たぶん旅行者の自由旅行)は禁止されているため、中国に入国、つまりパキスタンを出国するためには専用のバスに乗ります。

スストでスタンプを押してもらうと強制的にバスに乗ることになり、逆に言えばバスに乗らないとパキスタンの出国スタンプはもらえません。 だから峠まで走りたいだけの人はその旨を警察に申し出て、出国スタンプなしで、峠まで行って帰ってきます。その後中国に行くなら、バスに乗るのが普通のコースだったのですが。

今回の土砂崩れのせいで、それをすると土砂崩れの現場まで走って、荷物をとって、寸断された部分は山道を、自転車と荷物と別々に何往復かして運んで、またパッキングしなおして、峠をめざし、峠から帰るときも土砂崩れの現場まで走って…無理です。 こんな手間のかかることはできません。

どうもパキスタン。相性が悪いみたいです。

バスに乗ってもその土砂崩れの現場は自力で荷物を運ばなければならなかったので、かなり面倒でした。 なんかかなり不本意ですが、今回クンジュラブとは縁がなかったと思ってあきらめました。

8時30分に出発するというススト発国境越え、タシュクルガン行きのバスは毎日運行しているはずなのにいろいろ問題が有ったようで、4時間も待たされて、12時30分くらいにスストを出発しました。

土砂崩れの現場では大変な思いをし、タシュクルガンでは厳しい荷物検査を受けて中国入国でした。

荷物検査は本当にすべてあける勢いでした。 実際、私の前にいたオランダ人はバックパックの小さなポケットもテントも出して、中にあるペグの入った袋まで開けられて検査されてました。

私はザックだけでも6個持っています。

ああ、これ全部やるのか!?

と思っていたら、始まりました。
本当に全てあけます。

こりゃ大変だ。と最初のうちは思っていたのですが、中国人の係員の人が結構愛想のある人で、ごめんね、とかいいながら、ぜんぜん横柄な態度ではなかったので、なんとなくこっちも協力的になってしまって、最後のほうでは3年間もほとんど開けたことのないバッグから何が出てくるのかこちらのほうも興味深々で、ああ、こんなものも持っていたんだなあ、とか、こんなのもっと早く捨てればよかったとか、結構自分自身も楽しんでしまいました。

それでも1個目で、係員もかなり疲れたらしく、2個目以降のバッグはかなり適当でした。でもこれまで、3年間で、一番厳しい荷物チェック。係員に殊勲賞を上げたい気持ちになりました。

結構厳しいチェックだった割には、係員の人たちの態度が横柄でなかったので、結構気持ちよく入国をすることが出来ました。

そして、入国して初めてしたことは。

そう、ビール。
骨身に染み渡るおいしい味でした。

そして日が暮れて、タシュクルガンでまず夕食をと思って入った小さな食堂でラーメンを注文しました。 どうもラグ麺というものらしいのですが、まず感動したのが割り箸、箸で食事ができるのも幸せだったのですが、食卓の上に載った割り箸立てと清潔な割り箸に涙が出そうでした。
そして、ラーメンの中に入っていた長ネギ。 長ネギの味が口の中に広がったとき、懐かしいような、自分に近い文化圏に戻ってきたというような、うれしさみたいなものがこみ上げてきて、勝手に泣きそうになりました。ビールのせいもあるかもしれませんけど。
 

おととい、200km近く走ってカシュガルに到着しました。

いま、カシュガルにいます。
すごい。都会です。感動です。興奮です。鼻血でそうです。
 
ここで少しゆっくりして、チベットに向かいます。
今日はこんなところで、失礼します。
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by fuji_akiyuki | 2007-06-26 22:04 | 中国1