カテゴリ:マレーシア( 4 )

10年ぶりのマレーシアは・・・

3日ほど前に10年ぶりにマレーシアは首都のクアラルンプールに到着しました。
クアラルンプールはクアラルン・プールだと思っている方。多いんじゃないでしょうか。
実はクアラ・ルンプールです。
 水がどうしたとかいう意味があるようですが、よく知りません。略して「KL」といいます。
 
 10年前のマレーシアは南アフリカの帰りにストップオーバーで、ちょっと1週間だけ、しかもクアラルンプールだけに立ち寄りました。最初はクアラルンプールだけの予定でしたが、電車一本で、タイのハジャイまでいけることを知って、一泊というか、行き帰りが夜行だから全部で、3泊かけてタイまで行ってきたので、結局クアラルンプールに滞在したのは、たったの4日ほどでしたが・・・

 そのときはタイとマレーシアに歴然とした差があって、マレーシアのほうが断然進んだ国という印象を受けました。国境を越えるのもタイに行くのは簡単で、でもタイからマレーシアは結構荷物のチェックがあったり、厳しかったのも覚えています。

 でも。今は・・・

 ペナン島でも思ったのですが、マレーシア。寂れています。ここ10年で急成長を遂げた(本当にとげたのかわ知りませんが)タイに比べて、元気がないように感じます。

ペナン島もとおりに面した店も半分くらいいつもシャッターがしまってたり、モールの中のテナントが結構がら空きだったり、もうペナン自体がはやりでなくなったのかな。ってそんな風に思っていたのですが、首都のクアラルンプールもなんかそんな感じです。

 特に驚いたのはロットテン(lot 10)というショッピングモールです。伊勢丹の入った10年前はかなりモダンな感じのモールで、そのあたりのブキビンタンと呼ばれる地区は人が多くて、活気があったように記憶しているのですが、今回、いってみたら、人はまばらで、ロットテンの中も空きテナントが目立つ始末。

10年前、ツインタワーも建設中でモノレールだかスカイトレインも走ってはいたけど、路線もまだ一つか二つしかなかったように思います。
しかし、今ではツインタワーは完成して、モノレールも結構路線が増えて、前来たころにはこんなものなかったなあと思うものもたくさん増えています。
町としては大きくなっているはずなのに、あんまり活気を感じません。

そんなクアラルンプールですが、ようやく一箇所、かなり活気のある場所を見つけました。
紀伊国屋の入ったKLCCと呼ばれるところです。ここはツインタワーの下、ふもと?とにかくツインタワーの下のほうのモールで、クアラルンプール市民はここにしか来てないんじゃないかと思うほど人、人、人でした。

モダンでかなりおしゃれ、紀伊国屋もむちゃくちゃ広くて、紀伊国屋の中だけでも迷子になりそうです。

しかし。そこにいくのに乗った地下鉄。というか、途中から陸に出て高架になるんですけど。この地下鉄がかなりいけてません。
まず、たったの2両。せっかくそんな近代的な交通手段を使うならもう少し車両を増やせばいいのにと思った矢先。KLCCからの帰りは人が一回で乗り切れずにホームにあぶれた人の山。

そして、自動券売機。
10リンギット以上のお札は使えない。しかもほかのお札もほとんど認識しません。
最初に会った災難は3.2リンギットの切符を買うのに5リンギット札を挿入するたびにいきなり「Cancell」の文字が・・・

何度やっても結果は同じ。なぜ?機械に入れる度に5リンギットを入れたということは画面に出るのでお札を認識はしているらしいのですが、何度やっても「Cancell」でお金が返ってきます。
 隣でも・・・「Cancell」!!

なぜ???

 さらに隣でチャレンジしてみると。

 買えた!!

 どうもおつりが機械の中になかったらしいのです。そういう断りが画面に出ればこんな苦労はないのに。しかも2台続けて。大体つりが用意されていないなんて発展途上国でも相当ひどい国の話ではありませんか。


KLCCは人の多く集まる場所なのに、自動券売機は少なく、10リンギット札しか持ってない人は窓口に行くしかありません。なのに窓口はたったのひとつ。ものすごい長蛇の列。

自動券売機も数が少ないからどれも長蛇の列。しかもなかなか機会がコインやお札を認識しないから、誰も彼も5分も10分もかけて1枚の切符を買おうと機械の前で悪戦苦闘。一人に5分もかかるから、列はぜんぜん進みません。ようやく後2人くらいになったら突然機械が非常停止。隣の機械をお使いください・・・また長蛇の列。
並びなおしてあと2人というときにきてなぜか前の人が10センコイン(100セン=1リンギット)を何枚も入れて切符を買おうとしています。その人の次の人がお札を入れて買おうとするお札がぜんぜん入りません。お札のところが機能していないようなのです。

なんだか自動券売機を導入して不便を買っているようにしか思えない。。。


 何度も長蛇の列を並びなおして地下鉄の切符を買うのに30分。そして、ホームではたったの2両の列車しか入ってこなくて何度か見送る羽目に。

 うーん。入る前はマレーシアってタイより進んでるという気がしていたけど。10年で、急成長をしたタイからその当時から大して変わってないマレーシアに足を踏み入れるとやっぱりこういう感覚に陥ってしまうのでしょうか。

 マレーシア。道を歩いていてゴミ箱が多いのには感心するし、便利でいいのですが、どうも車のほうが歩行者より優先だし、結構モダンなモールでもトイレでお金は取られるし、なんかまだ発展途上国の延長にいる気がします。バンコクのように垢抜けてない感じです。

 バンコクでもスカイトレインは10バーツコインしか使えない自動券売機には閉口しましたが、今回のKLのはもっとひどかったです。やっぱり香港はすごいです。カード一枚で何でもできる。公共交通機関なら何でも乗れるし、買い物もできます。しかもどこでも補充できるし、こういうのが導入されたらバンコクもKLもかなり楽になりそうですね。(すでにあるのかもしれませんが)

 それと車優先社会とトイレ有料はどうにかならないものですかね。

 タイはかなり歩行者に対して親切な運転をするようになったと思うのですが、マレーシアはひどいです。とにかく突っ込んでくる。車のマナーがひどすぎます。
ペナンからKLに来るまでにも高速を逆走する車があって、私たちの乗ったバスとニアミスして、車内でも悲鳴をあげる人がいたくらいです。高速に無造作に駐車された車もあって、これまたニアミス。
 なんでたった4時間のバスのたびで2回もこんなことになるんでしょうか。
 ペナンでは路上駐車が多く、道が狭くなって歩行者と車がいつもぶつかりそうです。しかもその路上駐車がコインパーキング。つまり公認のものになっているのです。
 ちょっと信じられない感じでした。

 トイレもさすがにKLCC内は無料でしたが、ロットテンですら有料。トイレ一つ一つに人を置くくらいなら一人に清掃を管理を担当させて、ほかの人を解雇して、トイレを無料にしたほうが気持ちもいいし、コストも削減になるんじゃないでしょうか。

 どちらにしても車優先社会とトイレ有料は先進国には絶対なりえない条件だと私は考えます。

 マレーシア、いけてないです。タイより幾分か物価は高いし、まだ、なんとなくマレーシアのほうが進んでいる感がありますが、確実にタイにおいこされるように思いました。
 どちらにしてもタイのほうが全然すごしやすかったです。

え、でも香港が今のところ一番ですが。
 
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by fuji_akiyuki | 2008-06-01 01:20 | マレーシア

がんばれシムズ。

四川省の省都。成都に大変居心地のよいゲストハウスがあります。

 知っている人も多いでしょう。

 『 Sim's Cozy Garden Hostel 』

しかし、中国のビザ政策と四川省の地震という、2つの障害によって、旅行者が減り、ちょっと危機に立たされているようです。

と、いうわけで、全然承諾も無いのですが、シムズと、成都観光の宣伝をします。

 シムズは多くの旅人が世界で一番居心地がよかったと絶賛する宿。
 もちろんまず、バックパッカーには嬉しい安価の宿泊代。
 ドミトリーはきれいで、すべてのベッドにカーテン、読書灯つき。
 シャワー、トイレも、各ドミトリーについていて、その他、バー、レストラン。DVD視聴室、バーの3階はみんなでくつろげるスペース。
 
 ドライヤーの貸し出しとか、細かく気のつくサービスもまんてんです。
 
 本も結構そろっています。2冊対1冊ですが、本の交換してくれます。新しい本をゲットして、シムズの蔵書増加にも協力しましょう。



 成都ですが、今は、九寨溝、チベットにいくの難しく何も無いとお考えのあなた。ぜんぜんそんなことはありません。成都はそこだけでもほかの町には無いとても魅力的な町なのです。

まず、なんといってもパンダ。
成都にはパンダ研究所なるものがあって、世界広しといえども成都と上野動物園でしか見ることのできないパンダがうようよいます。
 本当に、うようよ。20匹くらい見ることができます。
(あ、上野動物園のパンダって、死んじゃったんだっけ。)

 動物園もあるんです。

 そう、かなり広い動物園が成都にはあって、そこでもパンダが見れます。しかも動物園にはそのほかにも像やら、サイやら、輪尾キツネザルまでいて、私はあまりの興奮のあまり声をつぶしてしまいました。
 白い孔雀や、ワシ、タカ、鳥も充実してるし、遊園地もあります。なぜか金魚もいるし、さおの先に糸をたらして、その先に餌をつけて、アザラシにあげようかな、どうしようかな。見たいな遊びもできちゃったりして。

 ぜひ、ピーナッツと鏡をっ持っていってください。ピーナッツはサルに、鏡はペンギンで役に立ちます。

 マジ、面白いです。

 動物園に来る中国人も見ものです。


 さらに、陳麻婆豆腐。

 麻婆豆腐発祥の地です。麻婆豆腐の元祖が食べられるのはここだけです。しかも安い。たったの6元(約90円)。いや、この間行ったら8元くらいに値上げしてました。でも、本当においしいです。山椒が効いています。(効きすぎといううわさもありますが)とにかく体験してみましょう。

そして、なんと言っても感動は

  変面。

 川劇です。
四川の伝統的な舞台。人のお面がどんどん変わっていきます。
どんなに見てもどうやって変わるのかぜんぜんわかりません、でも変わります。不思議でしょうがありません。
この川劇の変面をめぐる映画もあります。かなりいい映画だったので、映画を見てから本物の変面を見ると感動をひとしおかもしれません。

とにかく川劇もすごすぎます。私が行ったときはほかに中国ゴマや人形劇もあり、これまた神業的な舞台。見てのお楽しみですが。

 成都だけでも魅力的な町です。ぜひ訪れましょう。

シムズのホームページ
 http://www.gogosc.com/normal_index.htm

シムズの現状
 http://www.gogosc.com/

 変面映画紹介
http://www.amazon.co.jp/%E8%AE%8A%E8%87%89-%E3%81%B8%E3%82%93%E3%82%81%E3%82%93-~%E3%81%93%E3%81%AE%E6%AB%82%E3%81%AB%E6%89%8B%E3%82%92%E3%81%9D%E3%81%88%E3%81%A6~%E3%80%90%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88%E3%80%91-%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A4/dp/B00005H3OU
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by fuji_akiyuki | 2008-05-28 00:52 | マレーシア

リーベンレン!?ズーベンレン!?

中国を旅行して、少しでも中国語をがんばろうと思った人がまず最初に挫折するのがこれ。

『日本人』

 ではないでしょうか。

 なかなか通じません。どう言ってみても全然理解してくれません。中国人は英語も全然できないから、こっちが一生懸命覚えてそっちの言葉で言ってやってるのに全然わかってくれません。

大体、顔から想像したって、こんな顔つきは日本人か、韓国人か、中国人しかありえないでしょ。しかも中国語が片言ならもうすでに日本人か韓国人の2択なのにどうしてわかんないの!?
 
 バッカじゃないの!?

 って、思った方、多いと思います。
 どうにかこっちが日本人だということを理解した人が
『あー、リーベンレン!!』
って言います。

 だから、さっきからそう言ってるじゃない!!


 と、さらに腹が立つこと、ありませんか。
そして、

大体、今あんたが言った『リーベンレン』と今まで私が言ってた『リーベンレン』と何が違うわけ!?

と思って、自分の言った言葉と相手のいった言葉に違いが見出せず、

ああ、これはもう私には中国語を習得するのは無理だな。

と、あきらめた方。結構多いのではありませんか?



 ここ、マレーシアにも中華系の人が多くいます。そこで、中華料理屋さんに入って、大好物の魚香茄子を注文してみました。

通じません・・・・

 何度言っても

通じません・・・・

そして書いてみると

『ああ、魚香茄子ね』

だからさっきからそう言ってるでしょ!!

中国語、確かに発音難しいですが、あまりにもわからな過ぎじゃないですか?
 大体外人が発音するわけだからそんな完璧な発音ができるわけがありません、多少の想像力を働かせれば簡単に想像つきそうなものですよね。
 例えば外人が日本語しゃべるとして、多少違っていたってあまりにかけ離れてさえいなければ大概意味を汲み取れる気がします。

(ま、今回の魚香茄子はまさか外国人からしかも中国語で出てくるなんて想像つかないかもしれませんが。中国国内では結構通じたんですけどね、マレーシアの中国人は英語も堪能なのですが、魚香茄子は英語でなんて言っていいのかわからないので。)

でも、中国人にはできません。本当に相手がバカなんじゃなかろうかと疑ってしまうほど想像力に欠けています。もしかしてこの人は世界中の人が中国語をしゃべるものだと信じて疑わないのでは?という考えまで浮かんできます。

だって、「お前はどこから来た?」とたずねて返ってくる答えは中国人じゃなければ、この顔からして外人だったら「日本」か「韓国」以外に考えられませんよね。

 何でわからないの!?

 これ、中国に限らず、一生懸命そっちの言葉で言ってるのに全然理解してもらえないということは結構いろんな国で体験します。特に英語をしゃべれない人に多い傾向だと思うのですが・・・

 つまりは外国語を学んだことのない人、外国人がしゃべるのを聞いたことがない人が自分の言葉を誰もが解すると信じて疑わないようです。

 相手に対する想像力、相手の立場ならどう思うだろう、どう感じるだろうという想像力の欠如、こういったものがいろいろと旅行中に腹の立つ原因になるのですが、この話はいろいろ尽きないので、またいずれということで、こと、中国の場合。

 中国って、いろいろと情報の統制や報道の官制がされているようで、なかなか自由に外のことを知ることができません。

 中国人の多くがどうもグローバルスタンダードから大きく逸脱しているように感じます。

たとえば中国では
 ところかまわずたんを吐く。
 食事のしかたがきたない。
 ぺちゃぺちゃと音を出して食べる。
 ところかまわずタバコの灰を落とす。
 トイレが汚い。
 トイレの使い方が汚い。
 トイレにドアがない。
 これ以外にも聞いた話よりはかなりましになってますが、
 順番を守らない。
 話も聞かずに『没有(無い)』
 などなど・・・
 
 中国の発展度合いから考えると結構信じられないマナーの悪さですよね。

 でも中国人、本人たちはなんとも思ってないようです。これって、結構諸外国の人から見るとかなり下品だと思うんですけどね。

 中国の政府もこういう自分の国の恥部を諸外国にさらしたくないのかオリンピックに向けてどうにかしたいみたいですけど、多分間に合わずにいろいろいわれるんだろうなという想像がつきます。
 
 いろいろ言われて初めて人民たちも「ああ、これってあんまりよくないんだ」って気づくのかもしれません。

 しかし、私としてはこれは中国人のマナーが悪いというより、マナーを知らないんじゃないかなと思う節が大きいのですが。

 中国にいるとウィキペディアが見れなかったり、いくつかのサイトがいつも見れなかったり、ワイルドスワンが出版されていなかったり。とにかく中国政府、共産党を悪く言うものは国内に入れない。人民にはわからないようにどうにか隠す。人民には中国の悪いところを見えないようにして、政府の思うままにしておこう。
 そんな思惑が見え隠れするように思うのですが・・・

 今日のニュースでシャロンストーンが『中国の地震はチベットの報いじゃないの?』位の発言をして、中国政府はシャロンストーンの中国メディアへの出演を禁止したとか何とか・・・

 こどもが駄々をこねてるんですか?

 そんな印象を受けたニュースですが、もしかしたらこれは中国人民にチベット問題について知られないためなのかもしれないとも思いました。

 人民は国外から情報があまり来ない、というより、中国政府にとって、害の無い情報を取捨選択されて与えられているので、チベット問題、台湾問題、その他領土、民族問題についてほとんど知らない人も多いようです。
 
 なぜチベットのことで中国がいろいろ言われなければならないのか。

なんてことを平然と口にする人もいました。私もよくは知らないのですが、中国人にどれだけチベット問題のことを知っている人がいるのかかなり疑問です。
 
  一人っ子政策とか、何人子供を作るかなんてことを政府に強制されるような事態になったら政府の転覆を図るような人が出てきてもおかしくないようにも思うんですけどね。
 
 政府は政府に対する批判、反対意見をなるべく人民から遠ざけて、政府がやっていることは人民のためになることばかりなんだと信じ込ませ、洗脳し、人民を無知にしておいて、政府の思うままにさせておこうという政策を展開しているのではないか。
 
 だから人民には諸外国の自由な空気を味合わせないようにしているのではないか、だから人民は外国のことを知らないし、外国が中国をどう見ているかも知らずにただ、政府の言いなりになっているのではないかと私なんかは邪推してしまうのです。

 まるで、毛沢東のやった文革とまったく一緒ですよね。

 人民を無知で、馬鹿なままにしておいて、頭のいい、政府の転覆を企てそうな知識層を根こそぎ処刑して殺してしまった文革。

 しかも、そのことについていまだに人民は正確に知らないようだし、未だに毛沢東がお札の肖像になっているなんて信じられない限りです。中国人はとりあえず全員ワイルドスワンを詠んでみればいいのに。
 

 聞いた話ですが、人民は勝手に都市部に引っ越すこともできないし、パスポートを取るのもずいぶん難しいらしく、海外に出るときは相当な大金をデポジットとして置いていかなければならないそうです。

 中国国内で、日本語を学んでいる学生も日本に行くことは大変だと漏らしていました。これでは日本語を一生懸命学んでも気の毒だし、結局中国から出れなければ井の中の蛙のままですよね。

 中国という国は外から見ると政府だの政策だのばかりが見えてきて非常にいやな国のように見えます。

 でも実際、中国に入ってみると中国人はいい人が多くて、面倒見もよく、いろいろお世話になって感謝もしてます。
 でも、中国ほどの発達には不釣合いな国際化ぶりで、ほとんどまったくといっていいほど英語は通じません。
  
 もっと中国が開放的なると、こちらの意図も汲み取ってくれたり、英語が通じるようになったりして、すごしやすいんだろうなと強く思う今日この頃です。

 中国って、あんなに大きな国でありながら、結構井の中の蛙だなと思うことが多いです。

中国に戻るに際して、私のパスポートにはクンジュラブのスタンプもあるし、ダムから出たスタンプもあるわけで、フリーチベット活動者と思われて、入国拒否とかならないことを祈ります。
 
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by fuji_akiyuki | 2008-05-27 22:53 | マレーシア

日本人がメンクイな訳。

ただいま、マレーシアはペナン島、ジョージタウンに来ています。
おととい、タイを出国して、マレーシアに入ったのですが、ここ、ジョージタウンは思いのほか、寂れています。

 ペナンというと一昔前はテレビ番組や町内の福引の一等賞で『二名様ペナン島4泊5日ご招待券』なんかが賞品の目玉になっていたりして、なんとなく、リゾートという印象があったのですが、実際きてみると、町を歩いても半分くらいシャッターの閉まったとおりがあったり、モールも半分くらいテナントが入ってなかったりしています。

 町はちょっと独特なつくりで、古めかしいヨーロッパのどこかの町並みみたいな感じなのですが、中国人やインド人が氾濫していて、いろんなものが混ざり合ったちょっと不思議で魅力的な町・・・・だったんだろうな、昔は。もっと活気があって。

 と、感じるような町です。今はちょっと元気なさげです。


ところで、日本人って本当にメンクイですよね。

 なぜメンクイなのか。判りました。

あるとき、食堂で外人がお箸をうまく使えずに悪戦苦闘の末、結局お箸を二膳同時に持って、合計4本のお箸で食べようとしてもぜんぜん食べられてませんでした。

 そりゃそうですよね。やってみてください、お箸のスペシャリストの日本人ですら、4本持ったらまともに使えるわけがありません。

 そもそもお箸って、フォークやナイフに比べて、つくりはシンプル、単純で簡単にして、実は技術をつめばフォークやナイフより全然使い道が広くて便利だとおもいませんか。

 シンプル イズ ベスト

ってやつですよね。

じゃ、なぜ、日本人はメンクイなのか。

 中国に入ってから、ラオス、タイ、マレーシアとお箸の文化になりました。そうすると…

 もうお気づきですね。

 麺物のメニューが一気に多くなったのです。
っていうか、中国に入るまで、ローカルの食事で麺類なんて皆無でした。麺類はお箸じゃないと食べにくいのです。

 お箸の文化の外にある麺ってスパゲッティくらいしかないですよね。何でこんなに麺類がないのかなって思って旅をしていて、中国に入ったとたん、麺類の嵐。そう、世界の麺類分布とお箸の文化の分布はぴたりと一致します…多分。


 日本にだって麺状のものは
 そば、うどん、ラーメン、にはじまり、
ソーメン、冷麦、きしめん、ビーフン、しらたき、糸こんにゃく、イカそうめん…などなど。

とにかくあげれば切りがありませんよね。
さらにこれがそれぞれ料理となるとその数おびただしい事この上なしと言った感じです。

 前々から思っていたのですが、お箸は慣れてしまうとこれ以上便利で使いやすい食べるための道具は無いんじゃないかなって思います。

と、ここまで書いて、思ったのですが、おいしい料理のある国は大体お箸の国なのでは?と、いま、ふと思いました。

 今回旅をして、おいしいなと思う国は

 中国、タイ、マレーシア。前に旅しておいしかったのもこれに加えて、ベトナム、韓国。

 ○○料理でもやっぱり、中華とか、韓国料理はイタリア料理やインド料理よりおいしいと感じます。正確には飽きないということかもしれませんが。イタリアは行ったことがありませんが、インド料理はやっぱりインドに長く滞在するうちに飽きてきました。

 ま、おいしいおいしくないは多分に個人の主観によるものなので、押し付けるわけには行きません。

 が、お箸は食を豊かにするのでは?と、今思ったので書いておきます。
これについての考察はまたいずれ。

まあ、とにかく今回はお箸の便利さ。について思ったことを書いてみます。

お箸にできること、というと、まず、つかむこと。
2本のスティックで、物をつかむことが出るかどうか、これがお箸の修練の第一ステップでしたよね。誰しもお箸の持ち方を指導されて、つかむことを練習したはずです。だから、お箸といえばつかむ。ま、もしくははさむことが主な働きのように感じますが・・・

実はつかむ前に多分子供はかき込むことをおぼえているんじゃないかと思います。たしかに、できますよね。牛丼とか。ついかき込んでしまいます。

つかむ(つまむ)、はさむ、かき込む。

 ほかにもすくったり、切ったり、かき混ぜたり、突き刺したり、いろいろな動きができます。

 この動きのおかげで、魚を食べるときなど、どんなにナイフやフォークを使うよりもお箸を使えば簡単に、かつきれいに骨だけ残して肴を食べることができるのではないかと思います。

 ナイフやフォーク、スプーンはお箸に比べて複雑な形を持ち、その働きに特化しているので、それ専門に使うには使い勝手がいいのですが、魚の骨に沿って、身をほぐすとか、それを摘み上げるか、さらにはそれをたれやら醤油につけて食べるなんてことは到底不可能に思いませんか。

 そう、つけるって、なかなか日本食以外ではないですよね。ざるそばとか、お寿司(お寿司は手で食べるという人もいると思いますが。)とか、つけ麺とか。

 フォークと違って、お箸は自在にその間隔を調節できるので、魚を食べるとき、魚のどこかにお箸の先をそろえて突き刺して、一本をスライドさせると身を骨からはがすことができます。こんな動き、フォークではできないので、なんだかうまく魚のみをほぐせません。

 お箸ではたとえばステーキのような硬いものは切ることができません。だから日本食、お箸の文化の国々ではもともとお箸でつまめるようなサイズに切れれて出てきますよね。ハンバーグならお箸でも切れるんですけどね。

 こういう料理はやっぱりナイフが必要です。こんな風にある働きに特化した道具を必要とする料理にはそれが必要なのかもしれませんが、お箸ほどオールラウンドに使える道具もなかなか無いんじゃないかと思います。適材適所とは言いますが、料理すべてにあった専門の道具を作るわけにも行きませんよね。
 
 まあ、スープやステーキを除けば大体の物がお箸でも食べられるわけですが、特に魚と麺類はお箸じゃないと食べにくいようです。



スパゲッティはよくフォークにくるくる巻きつけて食べるのがマナーとされているようですが、これはまたひどい使い方ですよね。

 考えてみてください、お箸に麺をくるくる巻きつけて食べる・・・
 時と場合と家庭によっては『なんて行儀の悪い食べ方をしてるんだ』と父親に殴られそうですよね。

 日本では箸でつまんでズルズルとすすって食べます。
中国でもタイでもそうみたいです。みんなやってます。ズルズルと。

 しかし、これが西洋のほうに行くとすするという行為自体が行儀が悪くなります。

 …文化の違いといえばそれまでですが。


 一部を除いて、大体麺類というのはスープの中に浮かんでますよね。これをすすらないようにお箸に巻きつけます・・・御箸を面に絡めながら回すなんて想像しただけでもできそうにありません。

 そこで、フォークを持ってきてフォークに巻きつけます。そんなことしてる間に味の付いたスープはすべて落ちてしまいます。

 じゃあ、お箸ですくって、上のほうだけ口に入れて、入りきらない部分は噛み切ってすすらないように食べる。やっぱりおいしそうじゃありませんよね。こうやって食べている白人を見て、ちょっと気の毒になりました。

 そう、麺類はすすることによって、スープも勢いで吸い上げて食べているのです。麺類をすすらないで食べるのならおいしく食べられない。おいしく食べたいならすするしかない。
 うまく麺をすくうには2本が自在にばらばらに動かせるお箸のほうが使いやすいですよね。

 お箸の無いところでは麺は、きっと食べにくいし、すするという文化の無い西洋では麺類が発達しなかったことにもうなずけます。

麺類が無いからお箸が無いとはいえないですが、お箸がないとうまく麺類を食べられないというのは当たっていそうです。御箸を使えないというのは非常に気の毒です。ここ、アジアにおいて、御箸をうまく使えずに四苦八苦している外人さんを見るとちょっとかわいそうです。それと同時に自分がお箸が使えることに感謝したりしてます。

ナイフやフォークはマナーとか格好を度外視すれば教えられなくてもそれなりに使って食べることはできるけど、お箸はそうは行かないですよね。
 
 お箸。便利なのに、なんで世界中に普及しないんですかね。

そのうち自分なりに、そして自分が日本人の舌を持っているという自分の味覚を存分に生かして、私個人の偏見たっぷりに『お箸と食文化』について考察してみます。

 
(お箸より手のほうがシンプルで便利という人もいると思いますが、手には5本も指が付いてる時点でお箸より複雑だと思うし、熱いと食べられないし、米一粒がお皿に残っているときにつまんで食べることを考えればお箸のほうが有利なことは想像に難くないですよね。
 パンやナンとかは手が一番だとは思いますが、手は食べるための道具ではなくて、大体誰にでもある体の一部なので、比べる次元が違うので今回は登場してません。)
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by fuji_akiyuki | 2008-05-25 13:09 | マレーシア