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冷たいコカコーラを飲むために・・・・

ノンカイに来て、もうすぐ2週間がたとうとしています。
いい加減、DVDも大体めぼしいのは見尽くしてしまって、昨日は甲殻機動隊を2本見ましたが、意味プーでした。そろそろ出ようかななんて考えいるしだいですが、

 そんなわけで、暇つぶしというと聞こえが悪いですが、ちょっと走っているときの話をします。

 最近、バンコクから、ノンカイまで走ったわけですが、タイ、田舎もすごいですね。かなり発展しています。ちょっとした町なら、どこにでもコンビニがあるし、町のはずれで、何もないところでもガソリンスタンドがあればセブンイレブンが併設されていたりします。

まあ、これだけいろいろあれば休憩には事欠かない・・・と、思いきや、これで結構いろいろ考えるとなかなか休憩が出来なかったりするのです。

 なぜかといいますと、人間、贅沢なもので、せっかく休憩するなら、なるべくリラックスできる環境でしたいと考えて、いろいろ選んでるうちにいつの間にか、町を通り抜けてしまって、休みたいのに休憩できなかったなんて事が良くあります。

 大体、平地なら20kmに一回くらいのペースで、休憩を取るようにしているのですが、15kmを過ぎたあたりから、いい休憩場所はないだろうかと物色を始めます。

 もともと、しばらく町も村も店もないことが分かっているようなときは適当に日陰でも見つけて座るのですが、店があるなら、何か、冷たいものが飲みたいわけです。

 タイや中国にはいろいろ選択肢がありましたが、今まで走ったほかの国はあんまり選択肢がなくて、大体落ち着くところはコカコーラということになります。まあ、国によってはビールもありですが。

 まず、冷蔵庫がある店を探します。冷蔵庫を発見したら、出来れば自転車を立てかけられる壁など(私の自転車には、あっても自重で倒れてしまうのでもともとスタンドはついてません、とめるときは立てかけるか、倒しておくかしかありません)があるかどうか、そして、買ったコカコーラを日陰で飲めるような場所があるかどうか。
 これらを瞬時に見極めて、それらの条件に見合ったら、ようやくとりあえずお店に入ることが出来ます。

 冷蔵庫には外から中の見えるタイプと見えないタイプがあるので、あ、あれは冷蔵庫だなって思って自転車を止めて、開けてみると中には冷凍された肉やら魚やらばっかりで、ジュース類は全部冷蔵庫の外、なんてこともあります。
 冷蔵庫を発見したとしても電源が入ってるとは限りません、喜んで、冷蔵庫のふたを開けたらもわっとした空気が中から流れ出してくることもあります、もちろん却下です。

 外から中身の見える冷蔵庫を発見した場合でも、中にファンタオレンジしか並んでないときも悩みどころです。
 わたしは、あんまりファンタオレンジが好きじゃありません、ファンタの中では1,2を争うほど好きじゃありません。
でも、なぜかファンタオレンジだけはどこの国にもあります、そして、いつも売れ残っているのです。売れ筋だからいつも入荷しているのかもしれませんが、私の気持ちとしてはファンタオレンジは売れ残り以外の何ものでもありません。

 とにかく、冷蔵庫はあった、疲れてるから、休みたいし、のども渇いています、でも冷蔵庫に入っているのはファンタオレンジばっかり。
 どっかもう少しいったらコカコーラあるかも知れないし・・・
こんなときはそのときの疲労の度合いと、回りにまだ店があろりそうかどうかで決めるわけですが、これで、もうファンタオレンジでもいいや、とりあえず、休もうと思って、自転車をとめて、冷蔵庫を開けると、  

  ああ、もう、電源入ってない!!

 みたいなことになると最悪なわけです。
すきでもないファンタオレンジをしかも生ぬるいのを飲まなければならなくなります。

 商店はあったけど、店先で飲めるような場所がないとか、自転車立てかけるところもないとか、商店の前のベンチはサンサンの日差しの下だったりすると、これまた、うーん。次に言ってみようか、なんて気持ちになるわけです。

 そんなわけで、ようやく条件を満たすお店を見つけて自転車止めて、コカコーラが冷えていることも確認して、値段を聞いてみると、回りの店よりぜんぜん高いじゃん!!みたいなことになったりします。
 疲れてるのにそんな事言われると値切って買おうなんて気持ちより、絶対こんなやつから買うもんかという気持ちのほうが強くなって、結局休憩できなかったりします。

 つまり、冷たいコカコーラを日陰で、適当な値段で飲む、これだけのことが結構大変だったりします。

 タイでは冷たくないコカコーラはなかなかないし、冷蔵庫がなければ氷をくれたりするので、冷たいコカコーラを飲むことはそんなに難しくないのですが・・・

 今度は出来れば店内に冷房の効いているところがいいとか、コンビニだったらセブンイレブンがいいとか、ガソリンスタンドだったら、PTT(タイのガソリンスタンドで、セブンイレブンと提携してるらしい)かセレクトの入ってるShellがいいとか、そんな贅沢な選択肢を探していると、休みそびれてしまったりします。


高々一回の休憩なんですけどね。なんとか、すこしでも気持ちよく休みたいと思っちゃうんですよね。

 もう少ししたらラオスに入ります。ラオスに冷たいコカコーラあるのかなぁ?
 
  
 
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by fuji_akiyuki | 2009-02-05 17:04 | タイ5

ヒョウメンチョウリョク

宿の名前としてはどうなんだろうって感じですが、私にとっては、ヒョウメンチョウリョクというと、アメンボとか界面活性剤とか、乳化剤といった、表面張力に関連するような現象や薬剤よりもとにかくお酒を思い出します。

 大学のとき、同期にお酒を注がすと必ずコップの上に表面張力で盛り上がるほど、お酒を注ぐ女の子がいて、それが原因で、張作というかわいそうなあだ名のついてしまった彼女は、いま、一生懸命そのあだ名についてはひた隠しにして、そのあだ名については、どうにかなかったことにしようともみ消しに躍起になってるようなので、多くは語りませんが、私はヒョウメンチョウリョクときくと、その子のことを思い出してしまいます。

で、そのヒョウメンチョウリョクと名のついた宿はタイの北部、ラオスとの国境の手前、ノンカイにあり、いま、そこに来ています。

 ところで、ここ、ノンカイの約50km手前に、ウドンターニという町があります。

 この、ウドンターニ、ノンカイよりも大きな町で、空港なんかもあったりする町です。
何を隠そう、このウドンターニ私がノンカイの前に一泊した町でもあります。

そして、さらに。

実は。このウドンターニ・・・



・・・







・・

























うどんと兄
























ウドンターニ
うどんと兄

似てません?
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by fuji_akiyuki | 2009-01-26 14:08 | タイ5

無くなっちまえ

ビザなんて・・・・ 
   国なんて・・・


いったい何?ビザって。滞在期間って。

誰がどこにどれだけいようが、そんなの本人の勝手でしょう!!

何、不法滞在って? 勝手に滞在期間なんて押し付けるから、不法滞在なんてふざけたものができるんでしょう?
 滞在期間を押し付けなければ不法でもなんでもないじゃん。ただいるだけで、罪だなんて、言うほうが完全な言いがかりだろう!!

不法就労って何?誰がどこで働こうと人の勝手でしょう!?
人間生まれてきたら、どうにかして生計を立てなきゃならないんだから。
別に税金納めて悪いことしないなら、誰がどこでどんなことして働こうと問題ないだろう!?


大体ビザって何、ビザって!?
 パスポート持ってれば入れるんでしょ?大使館に行っていくばくかのお金を払えば誰だって手に入るビザを持ってるか持ってないかで、何が違うわけ?
 国家レベルで旅行者からお金を巻き上げたいの?惨めもいいところじゃん!!恥を知れ、恥を!!
いいよ、金くらい払ってやるさ、

え、ビザなしで入ったら、延長できないだって?
だから、プノンペンでもビエンチャンでも取れるんでしょ。何でバンコクで取れないの。
だからそんなはした金払ってやるよ。何でいちいち、カンボジアの国境まで行かなきゃならないの、一回出ればいいんでしょ?何でカンボジアのビザ代払って、カンボジアに入らなきゃならないの?なんなんだこの理不尽でばかげたルールだらけの国は。


は?選挙だからお酒は売れません?

 何言ってんの!?バッカじゃないの!?

何で選挙ごときで、アルコールの販売が禁止になるの?
 選挙のたびに退避勧告とか、戒厳令が出るのはアフリカだけで十分だよ。
 立派な法治国家なんだろう!?選挙で暴動がおきるなら、選挙の意味なんてないじゃん!?
それとも何か、この国の連中は酒飲むとちゃんと投票できないのか?
酒飲むと投票結果にイチャモンつけるわけ?

 酒と選挙、どんなつながりがあるのさ?







・・・








少し、取り乱してしまいました。
いま、タイの首都バンコクにいます。

 タイは12月はじめから、ノービザ陸路入国だと15日間しか滞在が認められなくなりました。
ぜんぜん知らなかった私は結局面倒なことになって、カンボジアに一回戻ることになってしまいました。

 いろいろ細かい経緯を話すと今この場で、はらわたが煮えくり返ってくるので、まあ、あまりその辺は書かないことにしますが、

 それにしても今回、東南アジアに入ってから、ビザ関係で苦しめられることが多かったです。東南アジアは自分に合ってないんじゃないかと思うくらい本当にどうでもいいことで苦しめられてきた気がします。

人間誰でもどこかにいなければならないわけで、別にどこにいようと誰かに制限されるものでもないと考える私としては、このビザの制度とか、人権侵害もはなはだしいと考えるわけなので、ビザだの、滞在期間だの、不法滞在だの言われると無性に腹が立って仕方がないわけです。

 国家なんて、税金とって、その使い道を考えて、しっかり雑用さえやってればいいじゃないですか?

 何でこう自由に旅がしたいだけなのに、うまくいかないんですかね。

国っていったい何なんですかね。
 たとえばイスラエルに入るとシリアに入れないとか、北朝鮮に入るとアメリカに入れないとか。

 ただただ、健全(多少健全と言い切るには疑問もありますが、まあ、おおむね健全なたびをしてると自分では思っていますが。)に旅をしたいだけなのに、国境は国ってものは私にとって、邪魔者以外の何物でもありませんでした。

 ゲームやってるわけじゃなくて、旅がしたいわけです。いろいろ自転車で走ってみたいだけです。なんか罪なんですかね。誰かに悪いことしてますかね。まあ、いろいろ道中迷惑はかけてるとは思いますが。

 15日で走りきれるような小さな国なんてほとんどありません。30日かかると、罪になるんですか?ばかばかしいと思いませんか?

 長く滞在したからといって悪いことしてるわけでもないのに罪だとは言いがかりですよね。

国なんて本当に必要なんですかね。ヨーロッパのほうじゃ、新しい国ができたり、国境が取っ払われて合併したり、今じゃ、どこにどんな国があるのか皆目見当も着きません。もともとなかったところに国境作ってみたり、あった国境を取り払ったりするようなものなら、全部無くったって問題ないんじゃないのかって思ったりします。

 結局国なんて、一部の政治家や、王族や、ある特殊な人たちが権力を振るう縄張りとして存在してるんじゃないのかなんてかんぐって見たりします。

 住んでる一市民としては別に日々の暮らしに困ることが泣ければ総理大臣なんて誰だっていいし、政治になんて口出ししなくたって、ちゃんとやってくれるなら、全部丸投げで任せてもいいし。選挙で、酒飲んだからっていちいち暴動起こそうなんてしないし。

 そんなことより、いちいち国境を越えるたびにビザ代だ、何だとお金を取られ、国に入るたびにここには後どのくらいいられるかなんて考えて、延長するなら、またいくらか払うみたいな。

なんかもっと、ほうっておいてほしいです。
別に悪いことなんてしないし、ただ旅行してるだけなんだから。
酒くらい自由に飲ませてほしいし、ゆっくりはしって、いろいろ見たり体験したいし。
 自由に旅行しようと思って日本を出てきたけど、結構窮屈ですね。この世の中って。
 
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by fuji_akiyuki | 2009-01-17 15:56 | タイ5

レクサスはトヨタの車2

ンボジア。
というと、何かと貧しいとか、貧困といったイメージが付いて回る感じがします。

たしかに、前回書いたとおり、GDPなんてものを見て、一年で平均すると一日5ドル弱。

前回の資料はウィキペディアで調べたもので、IMFが集計した資料からの抜粋ですが、こういった資料には、いつも懐疑的になってしまいます。
実際どうやって集計をしているのか、どういう実状があるのか全く分かりませんし、この統計の信憑性も全く定かではありませんが、他に頼る資料もないので、とにかく、日本のGDPを考えると、年収が350万円弱くらい。確かに平均的な気もします。
 そんなわけで、カンボジア人の平均的な年収が1700ドル。一日5ドル弱で生活しているとすれば、中には一日2ドル弱、1ドル弱で生活する人も存在するという話にはうなづけると思います。

 たしかに、そんな貧しい人がいるなら、募金しようとか、寄付をしよう、どうにか助けようと考えることは不自然ではありません。

 ガイドブックやら、NGO系やボランティア系のパンフレットやら、ホームページやら、そういったものにはそんな貧困層の人間がいることが書かれています。
 ガイドブックではそういった人が物乞いをしたり、たまには引ったくりやら強盗やらすりになって旅行者の私たちから、お金を奪ったりせびったりしてくることもあると注意を促したり、NGO系やボランティア系のものだったら、そんな貧しいカンボジアに私たちは井戸を掘りましたとか、何か役に立つことをしました。もしくは、これからする予定なので、寄付などの協力を呼びかけていたりしますよね。

 ところが、当のカンボジア国内には私なんかがどんなに逆立ちしても全く手も届かないような高級車のレクサスがそれこそ、石を投げればレクサスにあたるんじゃなかろうかというくらいの密度で、町にあふれているわけです。

 カンボジアでよく見るレクサスって型が特徴的なので、結構簡単に車種が特定できて、どうもLXシリーズというもので、調べてみると800万円弱くらいの車でした。中古だったりするともう少し安かったりするのかもしれません。ちなみにカムリはいろんな方があってよく分かりませんがだいたい300万円前後で、買えるみたいでした。

 これが、カンボジアで売られることになると、関税などが入るはずで、普通に買うなら、日本で買うより高くなるはずですよね。関税自体は調べてみると35%らしいんですが、これが他にも付加価値税とか、いろんな税金が加算されて、適当に調べて当たった記事では定価の2 倍から3倍近く出さないと車を手に入れられないとか。
 
 もともと関税は国内の産業を守るために掛けられるもので、車を作っていないカンボジアで、関税なんてただただ、政府その他、俗に言う役人の搾取に他ならないと思うんですが。

 とにかく、このレクサスの多さは理不尽な税金を払っても車を買える裕福層が少なからずカンボジアにはあるという証拠ですよね。

 詳しいことは分かりませんが、こんなに車種が限定されるのはどうも裏があって、スクラップとして、関税0%で輸入できたり、役人は非合法的に関税なしに購入できたりとかなり、腐敗した体質があるようですが、とにかく、関税とか、消費税とか、付加値税なんて全部なくしたって、私には到底買えるような値段じゃない高級車が所狭しとカンボジアでは走っているのです。

 方や1日1ドルとか2ドルで生活する人がいて、方やレクサスを乗り回す裕福な人間が居ます。

 また、物価を考えると、これまた不思議で、この東南アジア周辺ではタイのGDPが7900ドルと、中国の5300ドルにすら大差をつけて、裕福であるとこの資料は雄弁に語っているはずなのですが。。。

 その実、カンボジアやラオスは結構物価が高くて、なかなか旅行者泣かせだったりします。
 物価が高くても、道路が整備されている、冷たい飲み物が冷たく冷やされて売られているとか、お店は冷房がかかって居心地がいいとか、トイレは無料できれいだとか、そういったその商品そのものに対する対価のほかに、そういう特典があればこそ、その物価に納得がいくものですが、タイに比べると何もかも見劣りしてしまうカンボジアやラオスのほうが物価が高いというのはちょっと納得がいきません。
 
 まあ、私は旅行者なので、多少ぼられているのかもしれませんが、屋台で、1食1ドルではどう考えてもカンボジアで、1日1~2ドルでは暮らしていけない計算になりますよね。
半分だったとしてもとても楽だとはいえません。

 タイや中国と比べると到底カンボジアやベトナム、ラオスが、物価に見合った社会ではないと思えて仕方ありません。逆にタイや中国が安いのかもしれませんが。
 
 ただ、GDPとものの物価を考えるとどう考えてもつりあいません。

たとえば、カンボジアでは一番安い缶ビール1本が大体2000リエル(約50円)。1日5ドルで働いている人の一日の収入の10分の一。
 日本のGDPから考えれば簡単のため日給1万円とすると缶ビール一本が1000円相当。
 ちなみにコカコーラなどのジュース類は1500リエル、日本で考えれば750円。

 どう考えても気安く飲める代物じゃありませんよね。
 だから、カンボジア人はそんなにビールなど飲まないのかというと、外人なんか絶対来ないようなどんな小さな村にでもビールは山ほど売られているし、ちょくちょく酒盛りを目にする機会にも恵まれます。

 つまり一般人は外食はしない、、缶ビールは飲まないとすれば、カンボジアの屋台の件数の多さと、山積みになったビールのケースの説明は付かなくなります。あれだけお店があるにもかかわらず、ビールは高級品で、特別なときにしか買いません、外食はたまにしかいきませんだとすれば、お店をやってる側が今度はやっていけません。

 缶ビールがぼられて売られているということではないようで、スーパーなど、値札のあるt頃でもその前後の値段で売られているので、このあたりの物価は屋台で食べる一食より確実なものだと思います。

 タイで考えるといつも飲んでるビールが安いものですが、32バーツ。約100円。ただ、上のカンボジアの缶ビールの約2倍の量です。
 タイ人の1日の収入を大体20ドルと考えるとビールの大瓶一本が一日の収入の20分の一。

 日本で考えれば500円くらいの感覚になるでしょうか。これなら、あまりムリは感じないですよね。


 カンボジアを例に考えると、レクサスの走るような裕福層が集中しているのは都市部だけ。しかも、一人当たりのGDPは国全体のGDPつまり、収入(という言い方が正しいのか、稼ぎというものでしょうか)を人口で割ったものと大体解釈しているので、それが大きく間違っていなければ、多くの貧しい人たちの収入とごく一部の大金持ちの収入を足して、平均化して、1日5ドルの計算になるはずなので、田舎に住む人は1日5ドルも収入がないということになりますよね。
 しかも、都市部に住む裕福な人が裕福であるほど、平均を5ドルにするためには貧しい人はより貧しくなければならない計算になります。

 多分ここには統計に大きなからくりがあるような気がします。
 とにかく、額面どおりにとらえると、どうしても無理があるように思います。
どこまで正確に統計を取れているのか、いったいここにどんな風に為替のレートが関係してくるのかとか、統計の精度についてはまったく無知なのですが、GDPを基準に考えると、カンボジアの物価は無理があるように思いました。カンボジアに限らず、貧しい国では、GDPを聞くととんでもなく低い割りに物価はそうでもないですよね。
いったいどうなってるんでしょうね?

 そして、もうひとつ、カンボジアで思った事です。

 レクサスに戻るわけですが、どうしてそんなにGDPは低いのに高級車のレクサスがこんなにたくさん走っているんだろうということです。

 カンボジアといえば国中をメチャクチャにして、国内が混乱に陥れたポルポトが死んで、ようやく復興への道を歩みだした国というイメージがありますよね。
 貧しいながらも道路を舗装して、学校を作ってみたり、井戸を掘ってみたり。
 私が見ても10年前に比べるとカンボジア国内はずいぶん発展したという印象があります。それには海外からの援助もかなりたくさん受けたようで、よく、カンボジアと日本、とか、カンボジアと韓国、カンボジアとフランス、などなど、援助によって建てられた施設や、橋とか、その他もろもろのものに、カンボジアと援助した国の国旗が並んで描かれているのをよく見かけます。

 物乞いもよく外人によって行ったり、観光地近くの孤児院では孤児院を運営するのにどれだけ掛かるのか、何にいくら、何にいくら。そんな予算報告みたいなものを英語で書いて孤児院の前に置いて、運営資金援助のための寄付を促していたり。写真や簡単な文章でこんなことをやっています、寄付をお願いしますみたいなファイルを持ち歩いて、募金を募ったり。

 こういった行為が、悪いわけではなく、こういった行為が、レクサスの走り回るシエムリアップやプノンペンで、外国人旅行者相手になされていることに違和感を感じました。

 なぜ?

 レクサスかえるなら、そいつが寄付すればいいじゃん。なんで、同じ国に住んでいながら、すぐ隣で、貧困にあえぐ人を見ながら、自分は贅沢ができるんだろう?

 と、いうとあまりにも偽善者ですが、むしろ自分が金持ちの立場だったとして、別に歳末助け合いに募金することはないような気もします。

 疑問に思うのは、ここまで貧富の差が激しくなっているのにそれを平均化するシステムってないんだろうか?もっと合理的で、国がよくなるような制度を考えようという政治家はいないのか、そういう政府はないんだろうかって事です。

 前述の孤児院ですが、たとえば1年の運営費が色々込みで1000ドルくらいだそうです。でも、レクサスは800万だから、レクサス1台で80の孤児院を1年間運営できるってこことですよね。

 何で孤児院はそこを訪れる外国人観光客に寄付をお願いして、孤児院を運営しなければならないのか、疑問に思うわけです。

 『そりゃ、海外旅行してるけど、俺だって、国に帰ったら一般庶民だし、レクサスなんて、逆立ちしたって買えないよ。』

 なんて人を捕まえて、すずめの涙ほどの募金をつのって、孤児院を運営しなくたって、公用車にレクサスじゃなくて、もう少し安い車にして、浮いたお金を全国の孤児院に割り振ってもバチハあたらないんじゃないかっておもいませんか?

 って、こんな話は世の中にごろごろ転がっていて、そんなことに金を出すのはやめて、こっちに使えばいいのにとか、もっと金持ちから、税金を取って貧しくて困ってる人の援助に使ってみたり、公共事業でもして、雇用を拡大したらいいのにとか、そんな月並み話は本当にどこにでも、アンコールワット遺跡の中で見つけることのできるアプサラ像のようにごろごろ転がっているわけです。

 で、こういう風に合理的に公共公益を考える力と、そうでない力(どうしてこの力があるのかは理解不能ですが)がつりあって、政府のスタンスというのが決まり、政策というものが実行されていくものなんでしょうが、これが、うまく機能しないと、極端に理不尽な、つまり、貧富の差が激しかったりするような社会が出来上がってしまうのではないのかと考えます。

 貧富の差が激しくなったらそれを平均化するように政治や政府が機能しなければ意味がないんじゃないでしょうか?そのための政府であり、政治ではないのかなって思うわけです。

 賄賂ばっかりとって、甘い汁ばかりを吸うためにだけに役人になるのであれば、そんな役人がはびこっているような国はいつまでたっても発展途上国のままなんだろうな。そして、そういう国では理不尽で、いびつなものがよく目に付くようになるんだろうな。

 って、レクサスを見ながら思いました。
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by fuji_akiyuki | 2009-01-09 16:30 | タイ5

レクサスはトヨタの車1

レクサスって知ってますか?
トヨタの車です。プノンペンでいっぱい見かけました。
レクサスは車体前面にトヨタのマークじゃなくて、”L”をあしらったエンブレムを付けています。
車に疎い私は、Lってどこの車だろうね。と聞くと、これはレクサスって言う車で、トヨタの高級車だよって教えてもらいました。

それにしてもプノンペン。このレクサスだらけです。しかもそろって、LXシリーズと呼ばれるセダンではなくてランクルのような形(日本ではランドクルーザーシグナスとして売られていたそうです)そして、もうひとつ目に付くのが、トヨタのカムリです。
 バスやトラックなどの商業者を除いた、乗用車の半分がトヨタで、そのうち半分がレクサス、残りの半分がカムリ。たまに、カローラ、ランクルといった感じです。

 カンボジアにいるとトヨタって、レクサスとカムリしか出してなかったけかな。って思うくらいです。

10年前、カンボジアというと貧困にあえぐ国というイメージがあったのですが、今ではプノンペンやシエムリアップにいると、そんなこともないのかな、結構裕福になってきたのかなって感じるようになってきました。

 それにしても、車といえばレクサスか、カムリみたいなこんな車種の限られた街はあまり見たことがありません。しかもレクサスは高級車。ちょっと調べてみると日本で800万円弱ぐらいの車です。私ではちょっと逆立ちしても買えません。いったいこの異常な現象はなんなんだろうと思ってちょっとカンボジア人の所得からしらべて見ました。
  


カンボジアの一人当たりのGDP(一人当たりの購買力平価(PPP)ベースのGDP)をみると、
wikiでカンボジアで調べると2003年の資料で、1700ドル。
世界中の国内総生産の一覧表で見ると2008年の資料で1800ドルほど。
 これはつまり、大体一日5ドル程度で生活しているということです。

ちなみに日本は33,000ドルほど。中国で5300ドルほど、タイが7900ドル。ベトナムが2500ドル、ラオスが2000ドルほどです。

 一般に一人当たりのGDPというのはこの一人当たりの購買力平価(PPP)ベースのGDPのことを言うそうですが、これがどういう統計で、どんなふうにに計算されたのか、どうやって、集計されたのかとか、全然わからないので、これを本に話を進めるのは危険かもしれませんが。一応これが各国の平均年収と考えることにします。

と、ここまで調べて、疲れたので、続きはまた今度書きます。
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by fuji_akiyuki | 2009-01-09 16:29 | タイ5

狭い部屋の中でした。

私は、小さな部屋の中で年を越しました。

 板張りのその部屋には扉が2つ。後ろと正面に向かって右側。
そして、その部屋は、エアコンが効いているにもかかわらず、ものすごく蒸し暑いところでした。
その暑さはそこに集まった大勢の人の熱気によるものでした。

 その部屋では大音響で、ギターとドラムが鳴り響き、ボーカルが声も枯れんばかりに大声で、がなり立ててます。
 
 リズムのいいビートに乗って、集まった大勢の若者は飛び跳ね、ぶつかり、押し合い、へし合い。エネルギーをここぞとばかりに発散させています。
 このエネルギーを電力に変えることができたら、きっと結構な発電量になるんじゃないかと思うほどでした。

 集まってきているのは若者たちで、半分はモヒカン頭で、そのうち3分の2は赤や緑の色つきモヒカン。ここぞとばかりにみんなぴんぴんにモヒカンを立てて、まるで、雄鶏のようです。
 
 そう、今年は2年半前にトルコであった友人と再会して、その人が、タイ人のパンクシンガーに誘いを受けたらしく、一緒に年越しパンクライブに行って年を越してきました。

ところで、私、ライブなるものは初めて見に行ったのですが、こんなにすごいものとは知りませんでした。

 本当に乗りのりになった若者たちが押し合いへし合い、人の群れの中に突進して、時にはジャンピングアタックをして、とにかくライブ会場は大盛況。大盛況なんて生易しいものじゃありません。同じことを山手線の中でやってみたら、お年寄りと子供は生きてないんじゃないかというくらいのほとんど大乱闘です。
 8畳間くらいの狭い部屋の中で、暴れるだけ暴れて、2つの入り口から、はじき出されては、もう一度勇猛果敢に突進していきます。

 とにかく、その部屋に入るのは命がけ、曲がラストに盛り上がってくると暴徒と化した観客のボルテージも高まっていき、まるで集団自殺でも図るのかごとく凶器のような押し競饅頭です。けが人が出ないのが不思議なくらいでした。

 それでもこれがまた楽しい。

 ぜんぜん、曲なんてわからないんですが、とにかくみんなで盛り上がって、なんだかリズムに乗って、全身全霊で、とにかく人の群れにぶつかっていきます。もみくちゃにされて、足を踏みまくられて、ポケットのものは全部飛び散らして、はじき出されてもまたその乱闘の中に突進してゆきます。

 こんなに面白い年越しはなかなかありませんでした。
 しかも、この、モヒカンの男の立ちも結構感じがよくて、町に歩いてたら、ちょっと近寄りがたい感じがするような人たちですが、妙に礼儀正しかったりして、もみくちゃにされて、倒れたりすると、周りのみんなが助け起こしてあげて、起こされたほうも合唱して感謝の気持ちを表したり、何でこの乱闘の中で、そんな礼儀が守られているのかも不思議な感じでした。

でも、そのたてノリにはモヒカンのゆれがよく似合うこと、若者がパンクのライブではじける気持ちがよくわかった気がしました。

 ただし、誰一人時間を気にすることはなく、いつが年越しの瞬間だったのかもわからず、カウントダウンもなしに、とにかく一晩中盛り上がっていたばかりでした。

 だから、日記を読んでくれているあなたに。



 新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
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by fuji_akiyuki | 2009-01-01 06:13 | タイ5

バンコク

昨日、バンコクに到着しました。

考えてみればアジア最後の地であり、大きな節目の地でもあります。
チュニジアを出発して約5年。空港に降り立って、自転車を組み立てているうちに誰が捨てていったのか私のそばに自転車用の大きなダンボールが捨てられていて、警備員に『お前のだろう、ちゃんと持っていけよ』見たいな事を言われて、そんなのしったこっちゃないよ。とばかりに逃げ出すように強い風の吹きすさび、熱い日差しの照りつけるアフリカの大地に漕ぎ出して、5年。

 いきなり、サイクルメーターをなくしたことに気がついたときでした。多分、飛行機の中で、ポケットから零れ落ちてしまったのでしょう。

 最初にしたことがサイクルメーターを手に入れることでした。

 いきなり幸先の悪いスタートを切った割には大きな事故や事件に巻き込まれることも無くまあ、大体無事にここまで走ってこれたっていうのに。

 もうこの長い長い旅行の終わりが見えてきたって言うのに。

 アフリカを抜け、ユーラシア大陸を横断して、最後の地にたどり着いたというのに。

 なぜか、感動がありません。全然そっけない感じです。(この全然の使い方は正しいでしょうか?)

 バンコクって、そういう土地なのかもしれません。

 私自身、この旅のうちに何度もここを訪れているかもしれません。

 あ、バンコクだ。そんな感じでした。
バンコクは知ってのとおり大きな街です。こういった大きな街は結構走りにくいもので、バンコクも20km手前くらいから、新しい空港のあたりから、面倒なことになってきます。
 私は自転車で走っているので、高速に乗るわけにはいきません。高速をよけつつ効率よく街の中心を目指します。
 車道の案内板やら矢印を一生懸命探して、地図とにらめっこをしながら、カオサンを目指すわけですが、なかなかそれがうまくいきません。
 この道を、ここで、左に曲がればいいのかな?
 と思っているとその道がいきなり高架になって、曲がりたかった横道を眼下に見ながら、左に曲がりたいと心の中で叫びながら、高架が終わるまで走ってみたり、右に曲がろうとしたら工事中では入れなかったり。

 バスもバイクも車も多いバンコクで、右折(タイは左側通行です)は結構至難の業でした。 

 大きな町ではいつものことですが、とにかく神経を使って、事故を起こさないように、でも早く行きたい、とにかくイライラして疲れるわけです。

 そして、ある交差点に出ると、あ、ここ、見たことある。バンコクだ。

 みたいな感じで、バンコクに到着してしまいました。

 2年ほど前、インドから飛行機で今回の旅で初めてバンコクに来たときのほうがよっぽど感動したみたいです。
 その後、今年のソンクランのときにもバンコクには滞在したし、確か、6月だか7月にもバンコクにいたので、大して目新しいものも無く、バンコクに到着してしまったわけです。

 と、いうわけで、節目かなめのバンコクで、2008年を締めくくりたいと思います。


 書きたいことは山ほどあるのですが、ベトナム、カンボジアと日本語の打てないコンピューターばかりで、ついつい先延ばしにしている間にだんだん面倒くさくなって、そのうちにユーチユーブで、いろいろ見るようになってから日記の更新も本当におざなりになってしまったみたいです。

 書きたいことはいっぱいあって、整理がつかないのですが、バンコクにいる間にちょっとづつ小出しに書いていこうかなと思ってます。
 あ、これ、来年の抱負です。

 それでは皆さん、よいお年を。


あ、あした、2009年元旦にラジオに出ます。
多分日本時間で、16;30ごろです。NHK地球ラジオのひとつのコーナー、旅でござんすです。
御用とお急ぎで無い方はぜひ、正装の上、ラジオの前で正座して、ご静聴願います。
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by fuji_akiyuki | 2008-12-31 19:04 | タイ5