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10年ぶりのマレーシアは・・・

3日ほど前に10年ぶりにマレーシアは首都のクアラルンプールに到着しました。
クアラルンプールはクアラルン・プールだと思っている方。多いんじゃないでしょうか。
実はクアラ・ルンプールです。
 水がどうしたとかいう意味があるようですが、よく知りません。略して「KL」といいます。
 
 10年前のマレーシアは南アフリカの帰りにストップオーバーで、ちょっと1週間だけ、しかもクアラルンプールだけに立ち寄りました。最初はクアラルンプールだけの予定でしたが、電車一本で、タイのハジャイまでいけることを知って、一泊というか、行き帰りが夜行だから全部で、3泊かけてタイまで行ってきたので、結局クアラルンプールに滞在したのは、たったの4日ほどでしたが・・・

 そのときはタイとマレーシアに歴然とした差があって、マレーシアのほうが断然進んだ国という印象を受けました。国境を越えるのもタイに行くのは簡単で、でもタイからマレーシアは結構荷物のチェックがあったり、厳しかったのも覚えています。

 でも。今は・・・

 ペナン島でも思ったのですが、マレーシア。寂れています。ここ10年で急成長を遂げた(本当にとげたのかわ知りませんが)タイに比べて、元気がないように感じます。

ペナン島もとおりに面した店も半分くらいいつもシャッターがしまってたり、モールの中のテナントが結構がら空きだったり、もうペナン自体がはやりでなくなったのかな。ってそんな風に思っていたのですが、首都のクアラルンプールもなんかそんな感じです。

 特に驚いたのはロットテン(lot 10)というショッピングモールです。伊勢丹の入った10年前はかなりモダンな感じのモールで、そのあたりのブキビンタンと呼ばれる地区は人が多くて、活気があったように記憶しているのですが、今回、いってみたら、人はまばらで、ロットテンの中も空きテナントが目立つ始末。

10年前、ツインタワーも建設中でモノレールだかスカイトレインも走ってはいたけど、路線もまだ一つか二つしかなかったように思います。
しかし、今ではツインタワーは完成して、モノレールも結構路線が増えて、前来たころにはこんなものなかったなあと思うものもたくさん増えています。
町としては大きくなっているはずなのに、あんまり活気を感じません。

そんなクアラルンプールですが、ようやく一箇所、かなり活気のある場所を見つけました。
紀伊国屋の入ったKLCCと呼ばれるところです。ここはツインタワーの下、ふもと?とにかくツインタワーの下のほうのモールで、クアラルンプール市民はここにしか来てないんじゃないかと思うほど人、人、人でした。

モダンでかなりおしゃれ、紀伊国屋もむちゃくちゃ広くて、紀伊国屋の中だけでも迷子になりそうです。

しかし。そこにいくのに乗った地下鉄。というか、途中から陸に出て高架になるんですけど。この地下鉄がかなりいけてません。
まず、たったの2両。せっかくそんな近代的な交通手段を使うならもう少し車両を増やせばいいのにと思った矢先。KLCCからの帰りは人が一回で乗り切れずにホームにあぶれた人の山。

そして、自動券売機。
10リンギット以上のお札は使えない。しかもほかのお札もほとんど認識しません。
最初に会った災難は3.2リンギットの切符を買うのに5リンギット札を挿入するたびにいきなり「Cancell」の文字が・・・

何度やっても結果は同じ。なぜ?機械に入れる度に5リンギットを入れたということは画面に出るのでお札を認識はしているらしいのですが、何度やっても「Cancell」でお金が返ってきます。
 隣でも・・・「Cancell」!!

なぜ???

 さらに隣でチャレンジしてみると。

 買えた!!

 どうもおつりが機械の中になかったらしいのです。そういう断りが画面に出ればこんな苦労はないのに。しかも2台続けて。大体つりが用意されていないなんて発展途上国でも相当ひどい国の話ではありませんか。


KLCCは人の多く集まる場所なのに、自動券売機は少なく、10リンギット札しか持ってない人は窓口に行くしかありません。なのに窓口はたったのひとつ。ものすごい長蛇の列。

自動券売機も数が少ないからどれも長蛇の列。しかもなかなか機会がコインやお札を認識しないから、誰も彼も5分も10分もかけて1枚の切符を買おうと機械の前で悪戦苦闘。一人に5分もかかるから、列はぜんぜん進みません。ようやく後2人くらいになったら突然機械が非常停止。隣の機械をお使いください・・・また長蛇の列。
並びなおしてあと2人というときにきてなぜか前の人が10センコイン(100セン=1リンギット)を何枚も入れて切符を買おうとしています。その人の次の人がお札を入れて買おうとするお札がぜんぜん入りません。お札のところが機能していないようなのです。

なんだか自動券売機を導入して不便を買っているようにしか思えない。。。


 何度も長蛇の列を並びなおして地下鉄の切符を買うのに30分。そして、ホームではたったの2両の列車しか入ってこなくて何度か見送る羽目に。

 うーん。入る前はマレーシアってタイより進んでるという気がしていたけど。10年で、急成長をしたタイからその当時から大して変わってないマレーシアに足を踏み入れるとやっぱりこういう感覚に陥ってしまうのでしょうか。

 マレーシア。道を歩いていてゴミ箱が多いのには感心するし、便利でいいのですが、どうも車のほうが歩行者より優先だし、結構モダンなモールでもトイレでお金は取られるし、なんかまだ発展途上国の延長にいる気がします。バンコクのように垢抜けてない感じです。

 バンコクでもスカイトレインは10バーツコインしか使えない自動券売機には閉口しましたが、今回のKLのはもっとひどかったです。やっぱり香港はすごいです。カード一枚で何でもできる。公共交通機関なら何でも乗れるし、買い物もできます。しかもどこでも補充できるし、こういうのが導入されたらバンコクもKLもかなり楽になりそうですね。(すでにあるのかもしれませんが)

 それと車優先社会とトイレ有料はどうにかならないものですかね。

 タイはかなり歩行者に対して親切な運転をするようになったと思うのですが、マレーシアはひどいです。とにかく突っ込んでくる。車のマナーがひどすぎます。
ペナンからKLに来るまでにも高速を逆走する車があって、私たちの乗ったバスとニアミスして、車内でも悲鳴をあげる人がいたくらいです。高速に無造作に駐車された車もあって、これまたニアミス。
 なんでたった4時間のバスのたびで2回もこんなことになるんでしょうか。
 ペナンでは路上駐車が多く、道が狭くなって歩行者と車がいつもぶつかりそうです。しかもその路上駐車がコインパーキング。つまり公認のものになっているのです。
 ちょっと信じられない感じでした。

 トイレもさすがにKLCC内は無料でしたが、ロットテンですら有料。トイレ一つ一つに人を置くくらいなら一人に清掃を管理を担当させて、ほかの人を解雇して、トイレを無料にしたほうが気持ちもいいし、コストも削減になるんじゃないでしょうか。

 どちらにしても車優先社会とトイレ有料は先進国には絶対なりえない条件だと私は考えます。

 マレーシア、いけてないです。タイより幾分か物価は高いし、まだ、なんとなくマレーシアのほうが進んでいる感がありますが、確実にタイにおいこされるように思いました。
 どちらにしてもタイのほうが全然すごしやすかったです。

え、でも香港が今のところ一番ですが。
 
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by fuji_akiyuki | 2008-06-01 01:20 | マレーシア