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またもや発覚!!権兵衛の欠陥(メカニカルな長い長い愚痴)‏

このあいだ、トルヒーヨのカサデシクリスタ(自転車の家)に出しておいた、権兵衛が帰ってきました。
今回はリアハブ、リアのリム、BBの3つの部品を交換してもらいました。

部品の説明

リアハブ:後輪の軸、ハブ空港のハブはその空港から出ている行路を地図上に書き入れると行路がたくさんあるために自転車のスポークが集まる車輪の軸、つまりハブのように見えるところからハブ空港と呼ばれるそうです。

リアのリム: リムは自転車の車輪の金属の輪っかの部分で、タイヤをはめるところ。ハブとスポークでつながっています。運動会などで棒を使ってこのリムを転がして競争したりしますよね。

スポーク:自転車の車輪でハブとリムをつないでいる針金のようにたくさんついてるあの棒のことです。このスポークのテンション(張力)を調整することでリムを正円に保ちます。

BB: ボトムブラケットの略、BBと言うのは左右のクランク(クランクはペダルを先につける部分で、漕ぐとぐるぐる回る棒です、前のギアはこの右のクランクと一体型になっています)をつなぐ軸のことで、自転車に取り付けている状態だとほとんど見えないところの部品ですが、結構重要な部品です。

ところが、どうも調子がおかしいのです。なんか、チェーンが前のギアの一番軽いところに入りません。
権兵衛は前3段、後ろ9段のギアを持っていて、前のギア3枚は右のクランクと一体型でフレームに近い内側が一番軽くて、外側が一番重く、つまり速くなっています。これは自転車としては一般的な構造です。
その一番内側のインナーにチェーンが入らないのです。

じつは、この現象、まえにBBを換えた時から兆候がありました。でも今回は前よりちょっとその傾向がひどくて、ペダルに少しでも力がかかってると絶対にインナーにチェーンが入らないのです。下り坂か、平坦な道で惰性で自転車を走らせている時にゆっくり、チェーンに力がかからないようにペダルを回さないとギアが変わらないのです。

こういう問題が生じた時は大概ディレーラーと呼ばれるギアを変える時にチェーンを左右にシフトさせる部品の稼働範囲を調整することで解決するのですが、今回はこのディレーラーの構造上いっぱいいっぱいに内側に来るようにしてもダメです。
最初はおかしい、もしかして、サイズの違う部品をつけられたのではないかと思って、カサデシクリスタに文句をいいに行くところでした。

BBの構造についてすこし説明をしますと、
自転車のフレームにはBBが入るための場所があります。そこはクランクの回転の中心で、進行方向に対して横向きに短い金属のパイプが取り付けられています。この短いパイプには内側にネジが切ってあって、このパイプの中にBBをいれて、左右からふたをそのパイプのネジにとりつけて、カチッとそこにBBを固定するようになっています。BB本体と右のふたは一体型になってますが。
そうするとBBの両端、クランクを取り付ける部分がそのパイプの外側に飛び出すようになります。

BBを入れる短いパイプの長さをシェル幅といって、これと、BBの全長がBBの重要な2つのサイズです。
シェル幅には68mmと73mmの2種類しかありません。権兵衛は68mmを使用します。
BBの全長にはいくつかあるようですが、権兵衛には118.5mmというサイズをつかいます。

権兵衛についているクランクがロードモデルではめずらしい3段ギアなので、BBの全長も2段ギアに比べて長いものを使います。だから、ロードモデルのBBでは全長が短いものが多いようです。

全長の短いBBを取り付けるとクランクがよりフレーム側に近づいてしまうことになります。そうすると前のギアも内側に入り込むので、ディレーラーの稼働範囲よりも内側に行ってしまう可能性があるのです。

そして、シェル幅を間違えるとBBがパイプの外側に飛び出してしまいます。

ところが、前回変えた時も今回のBBもちゃんと68mmを使っているのに左の蓋がかっちり締まり切らずに1mmほど飛び出しています。73mm の物を間違えて買ったとすれば、1mmじゃなくて5mm位はみ出すはずなので、そんなはずはありません。前回はタイのノンカイで1000円くらいで見つけた安物(安物といってもちゃんとシマノだったんですけど)だったので、もしかして、68mmって書いてあるのに実はちょっと違ってたりしたのかと思っていました。

でも今回も同じように1mm位はみ出してます。

カサデシクリスタに最初に権兵衛を持っていった時にまずカサデシクリスタの主人に指摘されたところでもあります。

なんかはみ出してるよ、サイズ間違ってるんじゃないの?

あ、多分タイで安物を買ったせいだと思います。

でも、修理が終わって上がってきた権兵衛もまた同じように1mmくらいBBの蓋がはみ出してます。

左に1mmBBがはみ出しているということはつまり、右側が1mm内側に入り込んでいるということです。右側のクランクにはギアがついているので、ギアも1mm内側に入り込んで、一番内側のインナーギアがディレーラーの稼働範囲より内側に入ってしまったようでした。

で、カサデシクリスタいいに行く前に自分でBBを取り出して、サイズを確認して、試しに左のふたを最初に入るところまで絞め込んで次に右側を絞めると思ったとおり、右側がやく1mmはみ出した状態で止まりました。
その状態でクランクを取り付けてみると、思ったとおり、スムーズにギアが入るようになりました。

実は、今回でBBの交換は3回目になるのですが、最初に取り換えた時は多分偶然先に左を絞めていたんだと思います。右側はギアのついたクランクがくっつくので、多少BBがはみ出していても気がつかないんですね。だから、前回、ノンカイでBBをかえるまで、ギアがうまく入らないという不都合もなく気がつかなかったみたいです。

ノンカイでBBを換えた時は、買ったものが安物だったので、ギアがうまく入らないのはBBのせいだとばかり思ってました。
でも、今回ようやく分かりました。悪かったのはBBじゃなくて、権兵衛のBBの入る部分のパイプの長さが足りないんです。
これはどう考えても権兵衛の欠陥なのです。

自転車屋さんなどで、大体どの自転車を見てもBBがはみ出しているなんてことはないし、シマノのBBの取り扱い説明書にも1mmはみだすなんて、そんなことは一言も書いてません。もし、1mmはみ出すのが普通だとするなら、何台もサイクリストたち自転車を見てきているカサデシクリスタの主人がおかしいとは指摘しないし、わざわざ不都合な方に1mmをはみ出させたまま返してくることもないはずです。
その事については返してくる時にいわれませんでしたが、それは権兵衛のフレームの欠陥だと分かったからかもしれません。

ありえない!!そして、6年半もたって、さらに新しい欠陥を発見するなんて。
実は権兵衛、ほかにもいくつも欠陥や不満なところがわんさかあるんです。そして、実は、権兵衛、その欠陥があんまりひどくて、権兵衛を作った自転車屋さんに文句を言って、組みなおしてもらった2台目なのです。

最初に組んでもらった権兵衛は(実は今の権兵衛もですが)スピードが出ると前輪が左右に振動してしまうのです。 振動っていっても前輪にガタがあるとか、そういうのじゃなくて、ハンドルを右に回せば右に曲がりますよね、そして、左に回せば左に曲がりますよね。それが細かい周期で振動するんです。もちろんハンドルも左右にグラグラ動きます、そして、それが止まらなくなって、ハンドル、前輪の振動は自転車全体がグラグラ左右に動いて、走っていられなくなるんです。
1台目はその現象が時速16km位になると始まりました。それと、22km/h、26km/hなど、いくらか顕著になる速度がありました。

組んでもらったのは出発の1年位前で、調子を見るために四国に試し乗りに出かけました。その時にこの振動については気がついていたので、組んでもらった自転車屋さんにいいにいったのですが、そう言うこともあるけど、そういう時は前に乗せる荷物を軽くして、前に乗せる荷物もなるべく前輪の後ろの方に重心が来るようにすると良くなるというだけで、結局何もしてくれませんでした。

権兵衛は車種、マウンテンバイクとか、ロードレーサーとか、そういうカテゴリーでいうとランドナーという車種で、見た目はロードレーサーのようで、ハンドルもドロップハンドルなのですが、フレームはもっと太くてどっしりしていて、タイヤもレーサーより全然太いものを使っていてツーリング用に設計された自転車です。
わたしはこの旅行に出る前も大学のサイクリングクラブ時代からランドナーを使用していました。そして、そのサイクリングクラブではほぼすべての荷物を前に積むのが主流でした。それは、自転車に荷物を積むためにはキャリアー(自転車の荷台、旅行用の自転車のキャリアーには前輪、後輪のサイドにも荷物が詰めるように取り外し可能な金属の枠が取り付けられています。)をつけなければならないのですが、後のキャリアーは輪行(自転車を崩して、袋に入れてほかの交通機関に乗せること)する時に取り外さないといけないので、ランドナーを使うクラブ員のほとんどが前のキャリアーだけを使用していました。
でも前に乗っていたランドナーにはそんな振動は全くありませんでしたし、ほかのクラブ員からそういう兆候があるという話も聞いたことがありません。

そのころ、わたしたちの使っていたランドナーはオーダーメイドの権兵衛に比べると、既成品で、大量生産の大衆車みたいなもので、値段も3分の1位のものでした。

それでも、どんなに荷物を積もうが、どんなに好い加減な整備の仕方をしようが、権兵衛のような振動はありませんでした。

権兵衛はその自転車屋さんで、ワールドローバーとかいう大層な名前で作られている自転車でした、世界を放浪する者って意味です。そんな大層な名前の権兵衛は荷物を積むとまともに走れない、情けない自転車でした。

わたしもこれはかなり根本的なフレームの欠陥かもしれないと思って、ちゃんと直すにはフレームを組みなおすしかないんだろうなとちょっと考えるところもありました。でも、何か解決策があるならと権兵衛を組んだ自転車屋さんに言いにいってみたのです。

権兵衛は実は、普通の人が聞けば、目玉が飛び出るくらいの高額の自転車で、下手すれば中古車が買えるほどの値段です。2台も組むお金なんてありません。でもこの自転車の欠陥だと強く言うと2台目を組んでもらうことになります。無償で組んでくれたかもしれませんが、それはそれで、何かちょっと悪い気もします。多少の振動なら、自分が我慢すれば良いと思って、その場はそれでおわりにしてしまいました。でもそれがいけなかったのです。

四国に試し乗りに行った時は今とはくらべものにならないくらい少ない荷物でした。でも世界一周するぞと思って持ってきた荷物はもっともっと重くて、前輪のキャリアーにも荷物は満載されていました。

その状態で走ったら、この振動はとてもじゃないけど走っていられない位ひどいものでした。両腕を力いっぱい突き出して、ハンドルを押さえ付けて、ひざをトップチューブ(自転車のハンドルの付根とサドルの付根を結ぶ地面と平行な太いパイプ)に押し付けて、それでも、下りは振動が抑え切れませんでした。

それで、この旅行が始まってから、どうしてもこの自転車じゃはしれない、と何度もメールをおくって、ようやく新しく組んでもらったものです。

しかも、海外には発送しないと言われて、友人の家にいったん送ってもらって、自腹を切ってベナンに送ってもらったフレームが今の権兵衛なのです。

自転車屋さんいわく、前より強くして、フレームサイズを小さくして、振動が起きにくくしたとのことですが、たしかに前よりはよくなりましたが、振動がなくなったわけではありません。でも、もうこの自転車屋さんにはきっとこれ以上できないんだとあきらめることにしました。

いまだに、この振動が始まる度に頼む自転車屋さんを間違えたと後悔すると同時になんでまともに自転車が作れないんだろうって、いつも腹が立っていました。

この振動のことを自転車屋さんにメールした時はヘッド(前輪のフォーク、ハンドルとフレームをつなぐ部品)がちゃんと締まってないんじゃないかだとか、車輪が振れている(スポークのテンションのバランスが悪くて車輪が正円になっていない状態)んじゃないかなどといわれたのですが、今回、カサデシクリスタで後輪を組み直して、振れ取り(スポークのテンションを調整して、車輪を正円にすること)もしてもらってからますます振動がひどくなったような気がします。
前から思っていたのですが、この振動、振れ取りをした後とか、道路のアスファルトが滑らかになって、状態がよくなった時とか、自転車がスムーズに進めば進むほどひどくなるんですよね。絶対にフレームの欠陥です。

そんなわけで、私はこの権兵衛が大嫌いなのです。で、名前をつける気にもなれずに私の自転車は名無しのままほうっておかれたのです。

そして、もう一ついまだにこの権兵衛で困っていることがあります。

タイヤのサイズなんですけど。

前の自転車もランドナーという車種だったんですけど、このランドナータイヤのサイズがちょっと変わっていて、650Aという、サイズのものを使っていました。ちょっと一般的には知られていないと思いますが、このサイズは実はママチャリの26インチと同じなので、日本ならホームセンターなどでも手に入るので、あまり困ることありません。
でも、海外に出るとこのサイズを探すのが大変でした。マウンテンバイクの26インチのタイヤならどこにでも売ってるんですよね。 同じ26インチでも、この、26インチというのはタイヤをはめて、空気を入れた時の直径だそうで、タイヤが太い分、マウンテンバイクの26インチの場合、リムの径が小さくなります。だから、今度買う自転車はランドナーでもマウンテンバイクのタイヤが入るのがいいなって思ってました。


そしたら、この権兵衛、さすがはワールドローバー、世界基準に合わせてる。って思ったのはつかの間だったと後で思い知るわけですが、ランドナーのくせにマウンテンバイクの26インチのタイヤが標準装備だったんです。

これは権兵衛の大きな魅力でした。でも、わたしはマウンテンバイクのタイヤについて無知でした。
問題は太さでした。権兵衛のタイヤ、というか、リムのサイズが26×1.65というサイズで、この、×の跡の数字が太さを表すのですが、1.65というのは、ちょっと細目なんですね。でも、タイヤの太さは多少違っても入るし、日本にいるとどんなサイズでもてに入ります。

で、この、権兵衛を作ったダメダメな自転車屋さんいわく26×1.5から26×1.85位までなら入りますっていうんですよね。

あれだけ売ってたマウンテンバイクのタイヤの中にはいくらでもそんなサイズのタイヤもあるだろうと思った私が馬鹿でした。いや、そんなサイズで、ワールドローバーなんて作っちゃう自転車屋さんはきっともっと馬鹿です。

世界中にあふれているマウンテンバイクのタイヤのサイズは、26×2.125がほとんどなんです。そして、26×1.85なんて中途半端なサイズは全くありません。

ワールドローバーが聞いてあきれます。どこが世界を放浪する者なんでしょうか。

世界にワールドローバーに合うタイヤはありません。


でも、、、26×1.95というサイズが、まあまあ手に入ります。でもこれも結構探さないといけなかったりするんですが。そして、これが何とか入ってくれるので、何とかここまでやって来ました。
わたしは、タイヤは消耗品と思って、いつも一番安い価格帯のタイヤを使っています。だいたい日本円にして500円くらいのものです。
高いタイヤを買ったとしてもそれが本当にいいタイヤなのか、それともただ単にぼられているだけなのか、そんなの分かりません。だから、ちょっとだけ高いタイヤとかに手を出す気になれないんですよね。

困ったことにこの、安いタイヤだとサイズがちょっとしっかりしてません。さいしょ、アフリカにいる間はなんとこの26×2.125のタイヤがぎりぎり履けたんです。でも、タイヤの表示もめちゃくちゃで、26×2.125だったり、26×1.95~2.125とかだったりします。その辺いい加減みたいです。

でも、チベットで、不良品のタイヤにあたって、大変なことになった時に、ラサでちょっと高いのをと奮発して買った、26×2.125のタイヤが入らなかったんです。フレームにタイヤが擦っちゃうんです。
その時はラサから買って帰ったそのタイヤを履かないともう走れなかったので、擦っている部分をナイフで削ってスポークを調整して、どうにかだましだまし走りました。チベットの高原のどまんなかで、タイヤ一周分ブロックパターンを削るって、本気でバカみたいでした。

こんな苦労を背負い込まされる権兵衛が大嫌いです。

ペルーに入って、全然26×1.95のタイヤが見つからなくなりました。安いやつだしその辺のサイズはいい加減かもしれません。巷の自転車屋さんは同じだっていうんですけど、これで、買ってみて、入らないと、また削ったりしないとなりません。
このあいだ、やっぱりコスタリカで変えた時はまた全部削りました。そして、リムが正円になるようにではなくて、タイヤがフレームに擦らないようにスポークを調整しました。自転車の整備としてありえないことです。

まだまだ、権兵衛を作った自転車屋さんには言いたいことが山ほどあります。
オーダーメイドのはずで、リムの穴(自転車のチューブの空気を入れるバルブを通すための穴)も、自転車のチューブは3種類あるのですが、全部入るように大きいものに合わせてくれって言ったのに、自転車屋さんおすすめの一番細いタイプのバルブに合わせた小さい穴だったために、そのタイプのチューブが手に入らなかったナミビアの砂漠の真ん中で、チューブの交換を余儀なくされて、炎天下の中、ナミビアで買ったチューブが入るようにヤスリで穴を広げました。

こんな入らない苦労を背負い込まされる権兵衛が嫌いなんです。


こうしてくれっていうと、こうした方が便利だ、とか、これの方がいいと丸めこまれて、そのとおりに作った権兵衛ですが、大体その自転車屋さんのおすすめは非常に不便でした。

周りを見るとずっと便利で使い勝手のよい装備のサイクリストに会う度に情けなくなります。

サイドバック(前後輪の横につけるバック)なんかはひどいものでした。世界中の主流はワンタッチで、引き上げるだけでキャリアーからはずせるタイプのものでした。存在は知っていたので、それがいいと言ったのですが、その自転車屋さんオリジナルのサイドバックを勧められて最初前のサイドはそっちを使っていました。
そのサイドバックはキャリアーにストラップ4本でガッチリキャリアーの枠に取り付けるものでした。
これじゃ全然取り外しが楽じゃないから、って言うと、でも、枠ごと外してしまえば良いからそんなに大変じゃないっていわれて、どうも断れなくて、じゃあ前だけといって買ってしまったのです。

たしかに、権兵衛のキャリアーは専用で、特殊な作りになっています。ネジ2ほんはずすだけで取り外すことが可能だし、そのネジはサイドバックをつけていてもなんなくまわせる位置にはありました。

そういわれると、たいした苦労じゃないように思って、買ってみたのですが、全然面倒でした。だいたい、バック一つ取り外すのに工具取り出して、ネジ回して、外れたネジがなくならないように元あったところにはめ直して。

しかもそのサイドバック、ふたもストラップ2本でがっちりとまっているんですよね。だからバックを開けるだけでも一苦労でした。でも、そのサイドバックのふた、ランドセルの蓋みたいにペら1枚なんです。だから、よく小学生が笛を横に入れているじゃないですか、あんなふうに横がいつも開いてるんですよね。ストラップ2本でふたを止めても横が開いてるから、雨が降れば中身はダダ濡れ、犬が来ればそこから漁られる。取り外しは面倒、そして重い。
1年で捨てました。

後ろは大学時代から愛用の札幌の山用品店の老舗、秀岳荘オリジナルのザックを新しく新調して、わざわざ千葉の実家まで送ってもらいました。その甲斐あってか6年半、直射日光にさらされ続け、雨にも打たれ続け、自転車をどこかに立てかける度にどこかに摩っているのに全く問題なく私の荷物を守り続けてくれいます。これは本当に優秀です。ただ、本当にタダの30リットルの背に背負うザックなので、本来かたや腰にかけるストラップをちょっと無理にキャリアーに結び付けるので、とったり付がちょっと面倒なんですけど。

前はそれから、いろんなバックを使いました。一番ひどい時はドサ袋に入れてゴムストラップでくくりつけたりしましたが、自転車屋さんのオリジナルより全然使い勝手よかったことにはもうあきれるしかありませんでした。
最初からそうすればよかったと思った位です。

細かいことはまだまだあるのですが、こうやって、権兵衛のためにいらない苦労を背負い込まされるので、権兵衛が嫌いで嫌いでなりません。
もう絶対日本には持って帰りません、どこかに捨てて帰ろうと心に硬く誓っています。

そして今回発覚した、BBのシェル幅の違い。6年半も経ってまだ欠陥が見つかるかって感じです。
権兵衛、本当にどうしようもないですね。まだどこかでなにかみつかるかもしれません。

でも、悪いところばかりではありません。一つだけ感謝していることがあります。
それは、やたらキャリアーが丈夫だってことです。キャリアーだけは今のところ全く問題がありません。
前使ってたのも大学のサイクリングクラブで一緒に走っていた仲間も結構キャリアーが折れたりおかしくなって苦労していたので、これだけは感謝しています。

メカニカルな愚痴でした。
あーちょっとスッキリした。
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by fuji_akiyuki | 2010-08-23 07:49 | ペルー

全然嬉しくない再開。巨大ババ抜き、ババを引いた人の悲劇。目の回る蟹

ようやくエクアドルを抜けて、ペルーに到着しました。
それにしてもエクアドル、ひどい国でした。
全てあげれば切りが無いのでやめておきますが、とにかくエクアドルの道を作った人に言いたいです。
「おまえ、バッカじゃないの!?」って
無意味な努力ほど人間を消耗させるものは無いって良く実感できました。
素人目に見ても無駄なアップダウン。しかも、1000m単位。目的地の町まで、谷に沿って道を作れば手持ちの地図で、全く等高線を超えることが無いのに、何故か山の山頂付近まで上って下る、そして、等高線を余計に一本切ってまた戻ってくるみたいな道ばかりでした。
手持ちの地図は等高線が800m間隔に引かれているので、一本またげば大体800m変わると考えていいはずだし、実際とんでもなく上らされて、本気でイライラしました。
だって、すぐ下に谷が見えてるし、そこを通っていけば次の街までいけることが分かっていますから。
実際ここまでひどい国ってなかなか有りませんでした、コレって無駄なのぼりなんじゃないかな、って思ってもさすがに1000単位で無駄に上ることは無かったし、地図を見てもここまで谷を避けて山頂にばかりに道があるっていうのもなかなかみたことがありません。
多分ちゃんと等高線の引かれたエクアドルの地図があったら全く川沿いに道が無いのが良くわかるんじゃないかと思います。素人の私のほうがもう少しマシな道路を計画できる気がして仕方ありません。
道路標識もかなりいい加減で、標識に従って曲がったら全然あさっての小道に迷い込んだり、距離の表示が全然違ってたり、ひどいときには道が右にカーブしてるのに直前に”左にカーブしますよ。”の矢印の標識が立ってたり。
どうも川に沿って道を作れない民族は好きになれません。

ペルーに入ったとたん、道が非常に楽になってびっくりしました。大してきれいになったわけではないんですが・・・
そして、ご飯が美味しくなりました。昔南米を旅したときもペルーから入ったのですが、不思議と料理の記憶があんまり無くて、セビッチェってあったなぁ。くらいで、いつも何食べてたかなぁ?って不思議なくらい記憶がありませんでした。
でも、中南米って、どこも似たりよったりで、スープが出てきて、メインが、一つのお皿に乗った肉と野菜とごはん。みたいなのが、共通して定食としてあるようでした。
ペルーでも確かメヌー(スペイン語で定食って言う意味だそうです)って言うのは食べたことあったなぁ。っていう記憶はありました。
メヌーはMenuと書いて、メニューに似てるので、最初にレストランで、メニューある?って聞いたら、あるって言われてから持ってくるまで随分時間がかかるなぁって思ってたら、その定食が出てきました。
それで、メヌーってものがあるってことは記憶していたのですが、この体裁が中米から実はずっと同じだったんですよね。
今回のたびで、それを知って、しかも、エクアドルに入ってから、この定食(エクアドル、コロンビア辺りではアルムエルソと呼ぶのですが)の味が、著しく悪くなりました。ごはんはパサパサ、おかずにあたるメインの肉料理は悲しくなるくらい少ないし、しかも味はほとんど無い。そして、付け合せの野菜は薄切りトマト一切れとレタス2かけらほとんどパサパサのごはんしかないメインディっシュ。
こういうのをきっとエサと表現するんだろうなって感じでした。前菜のスープだけが大体どこに行ってもまあ許せる味(しっかり味がついているという意味で)で、他は本当にどこに行ってもまず間違いなくハズレでした。お昼は頑張ってエクアドル料理を挑戦しても絶対後悔して、夜はちょっと高くても中華に行くって生活でした。
1ヶ月半そんな生活を繰り返して、やっぱりエクアドルに美味しい料理を見つけられなかったので、やっぱりエクアドルはあんまりご飯が美味しくないんでしょう。

 そんな風に1ヶ月半もマズイ定食を食べ続けていると、ペルーで食べたメヌーも同じ体裁だったので、ペルーのメヌーもこんな見た目だったなぁ、と思い合わせると、ペルーの食事もこんなだったかなぁ、もしかして、南米これから先、ずっとこんな感じだったらたまらないなぁ。って思ってた矢先にペルーに入国しました。
最初は期待してないし、なるべくなら、ペルー料理避けたいと思ってました。でも移動手段は自転車、お昼ご飯なんて村とも言いがたいような集落で取らなければならないときもあります。もちろん中華なんてありません。
そこで仕方なく入ったレストランで出てきたメヌー。。。。ことのほか美味しかったのです。

 とにかくごはん、お米が全然美味しくなりました。エクアドルはどこに行ってもパサパサで、ほぼ全部お米が割れていたのに、ペルーは大体どこに行ってもお米はしっかりしててちょっともちっとしてます。多分(日本のお米の味を正確に思い出せないので”多分”です)日本のお米に近くなりました。
そして、おかずも味がしかっりして(店に寄って当たり外れはありますが)、かなり美味しく食べられるようになりました。しかも値段もペルーのほうが安いくらいです。
何で国は隣だし、見た目も体裁も大して変わらないのに何でこんなに違うのか、不思議でなりません。でもこの違いはかなり助かりましたが。
 
 そして、チョコレートが美味しくなりました。安いチョコを買ってもチョコがチョコの味をしています。結構こんな国有りません。
安いチョコを買うととんでもなくまずいか、擬似チョコレートみたいな物がほとんどだったのですが、ペルーのチョコは日本並み、こういう表現も曖昧ですが、例えばチロルチョコは10円でもしっかりチョコの味がしてるし、口に入れると溶けるし、いわゆる、チョコですよね。そうじゃない安いチョコを日本で探すのは難しいくらいですよね。ペルーもそんな感じです。
日本にいたら全然ピンとこないかもしれませんが、これ、実はすごい感動的なことなんです。発展途上国で、美味しいチョコレートを買おうとするなら、それこそ輸入品のハーシーズかネスレかゴディバかなんかとにかく板チョコ一つで500円位しそうな高そうなチョコを買わないとまともなチョコは食べられないんです。
世界にはきっとチョコの味を誤解したまま大人になる人も多いんだろうなって思うような国ばかりなんです。
ロッテや明治のチョコで育った日本人の私にはチョコレートが高いという事実にすらピンと来ませんでした。だって、日本にあんまり安くてまずいチョコレートって無いですよね。
旅行を始めた頃は何でわざわざこんなまずいチョコレートを作るんだろうって不思議でしょうがないくらいでした。でも、実は世界のほとんどはマズイチョレートしかない、美味しいチョコは輸入品しかないってことが分かってくるとこのペルーのチョコの美味しさはちょっと感動物なんです。
もちろん、感動的に美味しいチョコレートって訳じゃないんですけど、ちゃんと口に入れると溶けるし、チョコの味と舌触り、あの鼻血の出そうな甘さがするってそれだけなんですけど。
 そんな訳で、ペルーに来て、10円から30円くらいで買えるチョコを、ちょこちょこ買っては食べて幸せを感じる毎日です。

ロサンゼルスに渡ってきて、コスタリカに入るまでは、ガラパゴスにも行く気満々だったのですが、コスタリカの国立公園があんまりにも面白くなくて、ガラパゴスもどうなんだろうって、思ってるところにエクアドルがまた全然できてない国だったし、近年ガラパゴスに行くのがドンドン高くなっているという情報を聞いたり、ガラパゴスでは動物に触れないということを知ったりするに従って、全然行く気がなくなってきて、結局ガラパゴスはパスしてしまいました。
エクアドルでは、ロープウェイに外人料金があったり、アフリカでも国立公園とか、メンテナンスも設備投資もしないのに入場料ばっかり値上げしたりするのを見てて、なんか、ガラパゴスも近年高くなってるって言うのを聞くとテンション下がってきちゃうんですよね。なんか発展途上国によくありがちな、発展途上国根性むき出しというか、他力本願というか。
しかも触れない。。。ペンギンにも触れないし、イグアナにも触れない。イグアナなんて、尻尾引っ張ったりエサあげてみたりしたいのに。。。。
これで、10日くらいの滞在で10万円くらい掛かると聞くと、うーん。なんかバカバカしくなってきます。
ついでにイースター島も半分くらい興味なくしているので、行かないかもしれません。

 そんな訳で、ガラパゴスにも行かず、ペルーに入ってきて、全然まともな国になったことにほっとしたのもつかの間。。。


 ここ、ペルーで、会いたくない奴にアフリカ以来久々に再会してしまいました。
 奴は本当に厄介で、こいつがいると本当にイライラするし、被害を受けるとすごく困ります。

 いつも道路のどこか、特に路肩に潜んでいて、タイヤをパンクさせようと虎視眈々と狙っています。
トゲトゲ君(多分何か植物の種。針が上に向くように落ちる)との全く嬉しくない再会でした。
ペルーの道路って、綺麗に舗装されて結構ちゃんと路肩もあるんですけど。。。でも、路肩の舗装は車道に比べるとかなり汚いものです。でも、それでも走れなくもありません。
こういうのが結構困るのです。路肩を走れば安全だけど、自転車にあんまり良くないし、がたがたするし、遅くなります。目的地まで、距離がある日はあんまり走りたくありません。
 でも、車道はすごいスピードで車が脇をぬけて行くし、ちょっと危険です。
こういうとき、それでも、やっぱり安全性を優先して、路肩を走ろうかなって思ったのですが。。。。
気が付いたら、トゲトゲ君だらけでした。奴らは自転車に乗ってると全然見えないから、あれ、パンクした。と思って、タイヤを調べるとタイヤに刺さっています。
アフリカで出会ったトゲトゲ君は多分何か砂漠に生える植物の種で針が4本くらい出ててどんな風に落ちても1本は上に向くようにできてました。
今回私が出会った奴らには、針が1つしかなかったけど、それが他の落ちたのかそれとも最初から一本なのかは分かりませんが、まっすぐタイヤに突き刺さっていました。
こいつらの針はそんなに長くないので、車のタイヤはたぶん貫通できません。でも自転車はいけちゃうんですよね。

 車道に落ちたトゲトゲ君はたくさん走ってくる車につぶされるか刺さるかして、すぐにいなくなるようで、車道を走ると被害にあいにくいのです。
でも、路肩となると、路肩を走るのは自転車と馬車くらいだし、ちょっと凸凹してるので、そんなくぼみに潜んでいたりするみたいです。
2回ほど被害に遭ってから、路肩を避けて走るようになりました。
車道を走るようにしてからは今のところ被害に遭ってませんが、トゲトゲ君の脅威に怯えながら旅をしなくてならないと思うとちょっと憂鬱だったりします。


 そして、ペルーにはもう一つ、旅人を悩ます問題があります。
そして我々旅行者は巨大ババ抜き大会に巻き込まれていくのです。

 もう6年半も旅行をしてきたのですが、不思議と偽札というものを手にしたことがありません。
もしくは知らないうちに使ってしまったのか。
よく、周りの旅人達は偽札をつかまされたり、ATMから出てきたと言って悔しがっているのを見たり聞いたりしてきて、いずれはあるかもしれないと覚悟はしていたのですが、今まで、偽札を掴まされて、それを認識したことはありません。
でも、ここ、ペルーは偽札がかなり出回っているそうです。
国境で両替をすると必ずつかまされるという話も聞いたので、エクアドルで、国境から最初の大きな町まで当面必要になりそうなくらいの額を信用できそうな両替商で作って行ったほどです。

 でも、そこで作ったペルーのお金(単位はソル)に偽札が!??

 ペルーに入った初日、使おうとした10ソル札(約300円)がニセモノだと言われて2軒くらいのお店で断られてしまいました。

でも、よくよく観察してみてもどう見ても本物にしか見えません、と、言っても旅行者がいきなりその国に入って初めて見るお札が本物かニセモノかなんて区別がつくわけ無いですよね。
だから、この偽札問題はいつも旅行者が不利で、旅行者が知らないうちにババを引いて一件落着というなんかアンフェアなババ抜き大会に巻き込まれてしまうので、嫌なんですが。
私ができることは他の10ソル札と見比べてみることくらいです。でも、お札にはいくつか偽札防止の仕掛けがあります。日本だったら『びっくり!!おさつのひみつ、1まん円さつにつかわれている7つのさいしんぎじゅつ!!』みたいなタイトルで子供向けに売ってる本にありそうな仕掛けを全部確認して、やっぱりどう見ても本物そっくりな偽札でした。
いや、偽札じゃなかったのかもしれません。でも、その商店の人に言わせると手触りが違うといいます。
確かにそのお札はちょっとへたってて、他のお札とはちょっと手触りが違うようですが、それはへたったから違うんじゃないかとしか思えません。
で、わたしはきっと本物で、疑り深い国境付近の人だからだめなのかなぁとおもって、最初の宿で支払いに使ったらその人全く確認せずにはいOKみたいな感じで受け取ってくれてしまいました。
もうちょっと調べて受け取ってもらえれば安心できたのに、いまだにそのお札が本物の偽札だったのかどうか、分からないで終わってしまいました。
でもそれが本物の偽札だったら人生初の偽札になったはずだったのですが。。。

 でも後日、このババ抜き大会でババを引くと思わぬ悲劇で終わりを告げることが分かりました。
最初の大きな町、ピウラという街で大型スーパーで買い物をしている時のことです。
レジでひとつ前に並んでいた人が支払いに差し出した20ソル札がニセモノだったようで、レジの人が受け取って偽札と確認した途端、スタンプを持った女性店員を呼んできて、哀れ偽札の表裏に合計10っ箇所くらい、“偽物”スタンプを押されてつき返されていました。
もしここであの10ソル札を使っていたらと思うと。。。まあ、でも本物だったのかもしれないんですけど。
ちょっと心配なのは本物なのに偽札と勘違いされてあんなスタンプ押しまくられたらちょっと悲しいですよね。
このままどうにか無事にババ抜き大会をくぐり抜けられればいいのですが。。。

 ところで、ただいま、ペルー北部のトルヒーヨという町の近く、ワンチャコという海辺の町に来ています。
チクラヨからトルヒーヨまではバスを使いました。


●●●●注意!!●●●●コレを読んだあと、もしかしたらペルーを訪れるかもしれない自転車乗りの方のために。

トルヒーヨから北へ約100kmほど行ったパカスマヨという町とトルヒーヨの間は自転車旅行者を狙う強盗が多発しているそうで、その間を走ると高確率で襲われるという情報がありました。
と、言う訳で、パカスマヨからバスに乗ると途中乗車になるので、自転車ととんでもない量の荷物をなるべくとラベル無く載せたかったのでパカスマヨより更に100kmほど北のチクラヨからバスを利用しました。
もしこの区間を走る予定がある方がいましたらすこし情報収集をして、安全を確保することをオススメします。
ちなみにピウラ-チクラヨ間の多分260km程の海沿いのパンアメリカンハイウェイ(1N)は本気で街一つ、店一つ無い砂漠だそうです。そしてこのあたりも自転車乗りにとってあんまり治安が良くないそうです。
わたしはピウラからパンアメリカンの山側の支線1Bを通って、無事にチクラヨに到着しました。途中、チュルカナス(8kmほど道から逸れます)からオルモスまで約130kmは宿泊施設の有りそうな町はありませんでしたが、休憩と食事のできそうな村なら点在しています。
ピウラ-チクラヨ間の移動も安全を考えて山沿いのほうをオススメします。

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ここは宿が安くて、トルヒーヨまでバスで簡単にいけるので、滞在しています。
そして、トルヒーヨにはカサデシクリスタ(サイクリストの家)があって、そこで権兵衛(自転車のこと、名前は無いので名無しの権兵衛の権兵衛です)の修理を頼んでいたので、権兵衛の修理が済むまでここに滞在することになったのですが、このワンチャコはカングレホと呼ばれる蟹が有名だそうで、ちょっとこの間食べてみました。
このカングレホ、沢蟹とズワイガニの間くらいの大きさ(沢蟹とズワイガニの間には大体どんな蟹も入ってきそうだし、カングレホ自体スペイン語でただ単に蟹という意味なので、沢蟹もズワイガニもカングレホなんですけど。)で、まあ大体こぶし大くらいの大きさです。
これを、卵と一緒に炒めるのがここで有名な料理だそうです。

 で、せっかくだし、と思って食べてきたのですが、この蟹を食べた夜、深夜に突然気持ちが悪くなっておきたら、目が回って吐き気がしました。
目が回るって本当に目が回っている状態です。真っ暗な部屋なのですが、テレビのパイロットランプが赤く小さく転倒しているのがものすごい速さで右から左へ移動して、もっと速い速度で一瞬にして右に戻って、また右から左に移動します。
最初、自分の頭がおかしくなったのかと思ったのですが、落ち着いて見ると(全く落ち着いて入られなかったのですが)暗闇をとおして、部屋全体が、いや、世界全部がテレビのパイロットランプと同じ様に動いています。
こういうのはまさに目が回った状態、頭がくらくらするとか、ぼうっとするとか、焦点が定まらないんじゃなくて、遊園地のコーヒーカップに乗って最大限に回した後のような目の回った状態でした。
 こんな目の回り方は本当に回った後以外では人生で初めての体験で、起きたら目が回っているという非常にありえない状態に陥っていました。しかも目が回ったときと同じように吐き気もするし。
でも、左右にめまぐるしく動くテレビのパイロットランプを眺めながら、頭のどこかで、こういう時に目の回ってる人の目を見ると瞳が右へ、左へめまぐるしく動いていて面白いんだよなぁ、どうにか自分の目を見れないだろうかなんて考えていたりもして、でも、吐き気には参ってどうしていいのか分からなくて、ちょっとパニックに陥ってしまいました。

 何故か左を下にして横向きに寝ると症状が軽減したので、寝返りも打てずに左をした状態でしばらくしたらまた眠っていました。
朝になって、多少良くなって一体なんだったんだろうと思うとどうしてもそのカングレホしか思い当たる節がありません。

 幻覚作用のある蟹ってことでここの蟹が有名なんだろうかとも考えてしまいました。でも、朝、ちょっともたれ気味の胃の調子から察するに殻ごとバリバリ蟹を食べたのが消化不良だったのかもしれません。
なにしろ沢蟹とズワイガニの間なので、殻も食べられるか食べられないかの間でした。胴体の甲羅や一番大きなはさみはちょっと固くて食べられなさそうだったのですが、その他の足は身をほじるには小さすぎて面倒だったのが悪かったみたいです。
もう沢蟹とズワイガニの間の蟹を食べるのはやめようかと思います。

カサデシクリスタに出していた権兵衛は今日戻ってきたので、そろそろここを出て、リマに向かおうかと思っています。
10年ぶりのペルーですが、全然覚えてませんでした。リマより北は来たこと無いので、このあたりは初めてですが、リマは10年ぶりの再訪となるのですが、いったいどのくらい覚えてるのか全然自信がありません。

カサデシクリスタウェブサイト
トルヒーヨ http://www.geocities.com/casadeciclistasperutrujillo/ ←リンク不調? 
南米リスト:http://www.grenzenlos.ath.cx/?Casa_de_Ciclistas:Otras_Casas_de_Ciclistas_en_America_Latina
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by fuji_akiyuki | 2010-08-11 13:05 | ペルー