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しょうがないなぁ。

本当に。

しょうがないんです。


アルゼンチン。

全くショウガ売ってません。
駄洒落じゃなくって。いや駄洒落なんですけど。

チリのサンペドロデアタカマには結構どっさり売ってたから、この先も手に入るだろうと甘く見ていたら、アルゼンチンに入ってから、全く見なくなってしまいました。
町に着くたびに町中の八百屋、スーパーを当たっても全くありません。

で、ここ、メンドーサのでっかいカルフール(フランス系の大型スーパー)の香辛料コーナーで初めて見つけたんですが、とんでもない高い値段で、カビのにおいしかしない殆どショウガのミイラみたいなのが、見つかっただけでした。。。


日本にあって、海外にない食材、調味料なら、
醤油に始まり、みそ、みりん、ソース、かつおだし、こんぶだし、はくさい、にら、たけのこ、サトイモ、やまいも、きのこ系なら、わざわざないものを上げるより、海外にあるのは唯一マッシュルームだけ。くり、れんこん、とうふ、わさび、メンマ、きくらげ、しらたき、こんにゃく、しゅんぎく、なし、かき、あげ、わかめ、こんぶ、めんたいこ、・・・etc,etc...........

上げたら本当にキリがありません。
これだけ、食材、調味料がなくて、どうやって美味しい料理を作るんだろうって言うくらいアルゼンチンに限らず、世界の殆どの国には食材が不足しているように思います。

それでも、醤油はかなり一般的になってきて、結構今ではどこの国でも手に入ります。


ショウガや味の素、ナスはなさそうで、結構どこの国でも手に入ったりします。
ただし、ナス料理は中南米に入ってから全然見かけないし、現地人はスーパーや市場では良く見るけど、どうやって料理するのか分からない。ということらしいですけど。

ナスの料理法を知らないなんて、ナスが大好物の私にとって、これほど嘆かわししことはありません。人生半分以上損してます。

 誰かが、何か食べ物で、好き嫌いがあると、よくわたしは”それって人生半分損してるよね。”って言うんですけど、きっと言われた記憶がある方も多いと思いますが、かく言う自分も大学入学時で、玉ねぎもピーマンも嫌いでした。
 今考えればとんでもなくもったいないことで、何か一つでも嫌いなものがあったら人生半分損してる、って思うことにして、それらを克服して、今ではまず食べられないものはないくらいになりました。
 いまだにどうしてもダメなのが、ペルー、ボリビアのアンデス山中にある、伝統的なジャガイモの保存食のチュンヨー、とか、チュンニョって呼ばれるものくらいです。

 でも、なすとレバーが嫌いな人には心から、哀愁も込めて、それは人生半分損してるよって思ってしまう私にとって、ナスの料理法を知らない、ナスの美味しさを知らないなんて、この21世紀の時代において、コンピュータも自動車も携帯電話も、その存在すら知らずに未開のジャングルの奥地で暮らすのと同じくらい嘆かわしくて、可哀想な事なんです。

ちなみにレバーは人気がないのか、ここ、メンドーサでは、あんなに美味しくて、栄養価も高いのに、一キロ2ドルくらいでスーパーで売られています。メキシコシティーでも随分安かった記憶があります。
 
 こういうのを目の当たりにすると、私にとっては垂涎もので、喜び勇んで買っていきますが、世界の大半は美味しいものを知らないんだろうなぁ、もったいないって気分になってしまうんですよね。

でアルゼンチンの話になるとですね。

キッコーマンの醤油は世界中に結構あります。でも、アルゼンチンではあんまり見ないし、中国醤油もなくて、クノールとか、あとはどこのメーカーか知らないけど、それらしいものが”salsa de soya”という名前で、他の国とも比べて、飛びぬけて高額で売られているものくらいしか手に入りません。
大体どこのスーパーでも500mlで5ドルくらい、コレじゃ高すぎるので、足を棒にして探した結果、ようやくクノールの醤油で、1リットル5ドルくらいのものを見つけて、今はそれを使っています。

 そして、世界の味の素もメンドーサでは全く見ません。隣のチリにはたくさんあるのに・・・・
ショウガ。これにいたっては、カルフールで見つけたしょうがのミイラ意外に見たこともありません。

 ショウガって、これに代わる香辛料はないし、かといって、必要不可欠な料理もたくさんあるから、無いとスゴイ困るんですよね。
 でも、アルゼンチンにはないんですよ。となりのチリにはあるのに。。。。

 アルゼンチンって、外食するとやったら高いくせに美味しいものがないというのが私の印象です。
 ここ、メンドーサにすでに40泊以上していますが、外食は8回しかしてません。
そのうち4回は中国人の経営する食べ放題で、その他サブウェイと、マクドナルドが各1回。
残り2回が現地のハンバーガーショップと宿の5軒となりくらいにある大衆食堂の定食だったので、まともに現地の料理を食べたのは最後に上げた2回くらいですが、どちらも”美味しい”からはほど遠くて、自炊をすることを考えるとお金を払うのが馬鹿馬鹿しくってしまって、結局その他レストランで食べたいとはどうしても思えないんですよね。


 メンドーサに到着する前に、サンファンというちょっと大きな町を通過して、ちょうどお昼前くらいだったので、たまには外食をしてみようと心に決めて走ったのですが、残念ながら、ハンバーガーショップとピザ屋以外のレストランはどこも閉まっていました。
 シエスタの時間でもないし、平日の昼間なのに。。。。

 仕方なく、ガソリンスタンドに付いてるショップで買ってみたサンドイッチはマヨネーズも塩もかかってなくて、全く味がしませんでした。

 まずいとは不味い。つまり、味が悪いとか味が良くないではなくて、味がしない。と書くわけですよね。
 これは本当に言いえて妙で、不味いとは書いて字のごとく、つまりは味がしないものだと実感するにはいい国なのかもしれません。
 アルゼンチンに限らず、けっこう味のしない料理を出す国は多いですが。。。

でもとにかくアルゼンチンはどこに行っても不味い。。。
 これまた、アルゼンチンの普通の食堂で何か食べたいと思い立ったときがあって、メンドーサに来る前ですが、頑張って探したレストランで5ドルもするラザニアを頼んだら、レンジで暖めなおしただけの物が出てきて、しかもまだ中が凍ってるというとんでもなくお粗末な食事を出されて辟易したこともあります。

スーパーに行って調味料売り場を見ると、ああ、この国に美味しいものを期待するほうが無理かもしれない。と納得することはできるようになりましたが。。。

 醤油もあんまり種類がないし、結構どこの国にでもあるサルサイングレッサ(ウスターソースのようなもの)も小さな小瓶しか売ってません。ショウガは何度も書きましたが全く無いし、ごま油は期待するほうがどうかしてます。そして、世界中どこでも絶対にあると思っていた、唐辛子もないに等しいんです。
 まあ、唐辛子は乾燥させて、挽いたものが小さな袋に入ったり、もしくはグラム売りで、売られていたりはするんですが、どれもこれも、全く辛くありません。色んなメーカーのものをそれこそ10種類くらい試してみたのですが、どれもこれも口の中にそのままザーッと放り込んで、ようやくちょっとピリッとした、かな?ってくらい。
 こんなの、料理に入れても邪魔なだけですよね。

調味料に限らず、まず、商品がぞんざいに扱われてたり、腐ってたり・・・
唯一見つけたショウガはかび臭いミイラと化してたし、前に買ったハンバーガー用のパンはカビが生えてました。砂糖と袋入りの牛乳、お米、パスタは必ず穴の開いたものが混じっていて、砂糖売り場は砂糖が散乱し、牛乳売り場は牛乳浸しで、肉は入荷日以降、ドンドン悪くなって、何時の間にか変色して、誰も手をつけない状態になっても棚に置かれています。
野菜もこれ然りで、腐ってぐじゅぐじゅになったものが平気で棚に置かれていたりします。野菜に関してはまだスーパーの方がマシで、商店、八百屋に行くとかなりひどい状態で、捨て置かれている(売られている?)ものもあります。

 でもサラダ油はとんでもなく多くて結構安く、マヨネーズも同じ銘柄の同じ商品をこれでもかといわんばかりに商品棚を占領しています。とにかく量だけならたくさんあるのが、油とマヨネーズと、コカコーラとペプシとスプライト。そして、ワインとビールなら、事欠くことはないんですが。

オリーブオイルと、バルサミコ酢もたくさんあるんですけど、私は使い方が良く分からない。。。というか、使ったところで、たいして美味しくなる気がしないんですよね。
オリーブオイルはパスタを揚げたときに絡めるといいって聞きますが、、無い時はサラダ油で代用するし、それでやっぱりオリーブオイルがいいなんて思ったことは無いし、とにかく、ごま油ほど何かが劇的に変わるってことは無いように思うんですけどどうでしょう?

 ちなみに、この間オリーブオイルの工場に行って、試食させてもらったんですが、パンにエクストラバージンオイルとか、たいそうおおげさな名前のオリーブオイルをかけてくれたんですけど、私にはパンが油っこくなっただけのようにしか思えませんでした。

 バルサミコ酢については、この間、宿のフリー食材と勝手に思ってる棚の中においてあったのでこれまた勝手に使ってみたんですけど、他の酢と何が違うのか分かりませんでした。

 だから、スーパーにオリーブオイルとバルサミコ酢があっても全然惹かれないんですよね。日本で買うよりは安いんだろうけど、オリーブオイルはサラダ油より高いし、バルサミコ酢は他の酢よりも高いから。


もし、オリーブオイルとバルサミコ酢の魅力を存分に発揮できる料理とそのレシピをご存知の方がいらっしゃったら是非ご教授願いたいものです。そういう機会があればちょっと挑戦してみる気にもなるかもしれません。


 まあそんなこんなで、アルゼンチンのスーパーではなかなか満足の行く調味料がそろいません。でも、メンドーサには長くいることになってしまったので、一生懸命自炊をしてました。

 野菜炒め、なんちゃってホイコーロー、酢豚、カレーらいす、スパゲッティで作ったなんちゃって冷やし中華、とんかつ、鳥の唐揚げ、ハンバーグ、レバーの甘辛いため、ステーキ、ペルー料理をまねて作ってみたロモサルタッド・・・・etc,

自画自賛みたいですが、どれもこれもが、とんでもなく美味しい!!
調味料は不足気味で、いつも何かで代用したり、作ってみたりするんですけどそれでも美味しい!!
とくにアルゼンチンの外食に比べるともうこのまま食堂開けるんじゃないのかと思ってしまうくらい美味しく出来て、しかも安く出来るので、全然外食する気にならないんです。

 メンドーサで外食の価値のあるのは前出の食べ放題くらいだと私は思ってます。
 値段はちょっと高めで、平日の昼間で、39ペソ(ほぼ10ドル)ですが、他のレストランや食堂でもどんなに安くても定食で、20ペソほどして、しかも大した物が出てこないアルゼンチンでは破格のコストパフォーマンスで、しかも取り揃えられている料理の種類は軽く100を超えます。
 中華から、アルゼンチン名物のパリージャ(焼いた肉、アサードとも)、パエリア、ラビオリ、ピザ、ハム、サラミ、チーズ、各種揚げ物、サラダ、フルーツ、ケーキ、アイスクリーム、クレープなど。
魚料理やラビオリ、クレープなんかはカウンターでその場で作ってくれます。

 現地人にも人気で、毎日毎日大盛況です。そりゃ、たいして量もない、美味しくもないのに、とんでもなく高い値段を払って変なレストランで一食無駄にするより、誰だって、美味しい料理をお腹いっぱい食べたいですよね。経営は中国人で、さすがに中国人は賢こくて商売上手だな。っていうか、これ見てどうにかしようと思わないのかアルゼンチン人!!って思ってしまいました。

やっぱり中国人は偉大です。

 ここだけがメンドーサでオススメ。たぶん、食事だけでなく観光も含めて、ここ以外メンドーサで私がオススメできるところはありません。
 ワイナリーもチョコレート工場も、オリーブ工場も行って見ましたが、全然パッとしませんでした。
ワイナリーは多分説明聞いても良く分からないし、日本で行ったほうが、満足度は高いと思うし、チョコレートとオリーブ工場(一緒になってましたが)は15ペソ(約4ドル)払わされてちょっとずつ試食させてもらっただけで、何一つ製品が作られる過程は見ることが出来ませんでした。
 
私の行ったところがたまたま面白くないところだったのかもしれません、もし、時間と根気をかけて納得の行く観光をする気がある方がいれば、止めませんが。。。。

まあ、とにかく、メンドーサで唯一オススメのレストランのホームページです。
http://www.lastinajas.com/

でその場所と簡単な地図(上手くリンクするか分かりませんが・・・・)
http://www.lastinajas.com/incs/map-mdza.html

ココは本当にオススメなので、メンドーサに立ち寄ることがあるなら是非お腹をすかして足を運んでみてください。
営業時間はお昼は12時半から3時まで、夜はあんまり自信ないですが、8時か8時半くらいから結構遅くまでやってたと思います。確か毎日やってるけど、曜日と時間帯によって値段が変わってくるのでご確認の程を(店の前に料金表が出てます)。平日の昼が一番安いので、私は平日のお昼しか利用したことありません。

この店のオススメは中華!!(酢豚のようなものなど)と、パエリア、一皿ずつ作ってもらう魚料理、サラダコーナーにある牛タンなどで、あんまりなのが、残念ながらパリージャ(アルゼンチン名物の焼いた肉)、お寿司、ピザあたりです。


 牛肉が美味しいと評判のアルゼンチンなんですが、実際、上のレストランで食べたパリージャ(アルゼンチン名物の焼いた肉)はどの肉を頼んでもどれもこれも硬くて全然美味しくなくて、アルゼンチンの牛肉が美味しいなんて、きっとみんな暗示にかかってるだけなんだと思い始めていた頃でした。
 スーパーでは、美味しそうな牛肉もあるし、それなりに高いんですが、それでもちょっと挑戦してみないことには何も語れません。

 そう思って、いつもハズレのない豚肉ばかりだったのですが、ちょっと挑戦して牛肉を買ってみました。

 最初に買ったのはlomoという単語の入った部位で、とにかく肉の種類が多すぎて良く分からないんですが、lomoはどうもロースを意味するみたいで、レストランのメニューにも書かれていることがあります。このlomoはレストランでも大体高いメニューで、目抜き通りの小洒落たレストランに入ろうものなら、50ペソとかとられちゃいます。
"lomo"の入った牛肉だけでも実は何種類もあって、キロ40ペソ(ほぼ10ドル)を越えるものを選んでみました。値段で決めたって言うより、美味しそうなのを手に取ったらそのくらいの値段だったんですけど・・・
いつもキロ30ペソ以下で探していたので、ちょっと奮発してみました。

これで、作ったステーキはとてつもなく柔らかくて美味しかったです。そう、アルゼンチンの牛肉が美味しいって言うのは確かに間違いありませんでした。でも、多分自炊に限り、もしくはきっと目玉の飛び出るようなレストランに入ったときに限りですが。

次にカルフールで、ローストビーフ(ROAST BEEF)と何故か英語表記の肉が、特価でなんとキロ22ペソ。とりあえずびっくりして、1キロほど買ってみたのですが、これまたとんでもなく美味しい!!
 このローストビーフは普段はキロ38ペソくらいで売ってるもので、こういう表記はカルフール以外で見たことないので、他のスーパーではどれにあたるか分からないのが残念ですが、かなり美味しい肉でした。


 牛肉挑戦第3弾はBuffet de chorizo という名前の肉で、これもキロ33ペソくらいでしたが、美味しい肉でした。chorizoはメキシコではピリ辛の味の付いたウィンナーみたいなものでしたが、この辺に来てからは下味の付いていないウィンナーみたいなものをさすようです。
でも Buffet de chorizoは全然ウィンナーとは関係ない塊肉でした。
美味しいけど、名前が全然分からなくて困ってます。

とにかく、アルゼンチンの牛肉は美味しいってことはよくよく納得できました。

 そして、アルゼンチンで唯一、あっ、ここで初めて見た!!っていう調味料は、チミチュリ(chimichurri)ってよばれる焼いた肉用の香辛料ミックス、もしくはそれと酢と油を混ぜたチミチュリソースでした。

wikiで調べると、にんにくとパセリのみじん切りに唐辛子パウダーとオレガノ、胡椒を混ぜたものがチミチュリパウダーとして売られていて(確かに売られてます)、これに酢と油を加えるとチミチュリソースになるのだとか・・・そのチミチュリソースもそういう商品が売られてますが。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%9F%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AA

 私はこれを前述の食べ放題で食べたのですが、これはこれで、スパイシーで、ちょっと酸っぱくてあっさりしてて、美味しいです。焼肉やバーベキューのときにソースのバリエーションの一つとして、是非加えておきたいオプションではあるのですが、でも多分私はエバラ焼肉のタレ、かジャンがあったらそっちを沢山選ぶだろうなって感じです。
とくにご飯があったらチミチュリはあっさりしすぎなのかもしれません。

ちなみにここで、自分でステーキを焼いたときはソースは自分で作ってました。
サルサイングレッサ(ウスターソースのようなもの)とケチャップ、砂糖を多めに、醤油と、牛乳、酢を少し加えてフライパンでひと煮立ちさせると日本のいわゆるソースに近づきます。にんにくなどを加えるとより美味しくなります。結構ご飯にあいます。
 

 
そんな訳で、ショウガのないアルゼンチンのしょうがない調味料事情でした。
 
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by fuji_akiyuki | 2011-02-21 14:51 | チリ・アルゼンチン

大きな輪



沖縄、似てません?


おおきなわ
 おきなわ。


じつは、この大きな輪、を作るのが今の目標です。

人差し指と親指で作る大きな輪。

前回の日記では、ちょっとナーバスになっていたような気がします。
固定が取れて2日目だったので、人差し指の稼動範囲に目に見える変化もないし、このまま動くようになるのかどうか不安でした。
もちろん、たったの二日で、目に見える変化が現れるわけも無いだろうなとは頭でも分かってはいたんですけど。

 今日、レントゲンの写真を取って来ました。正確には撮影したのは昨日ですが、受け取ったのは今日です。
何をしてもやたらと時間の掛かる病院なので、話はいつも面倒なんです。

固定が取れた初日の夜、どうにか人差し指と親指の先をつけることが出来るようになったのですが、これは関節が動くようになったというより、最初は怖くて動かせなかったものを夜になって、色々動かしてみて、ああ、どうにか親指が伸びた人差し指の先に届くことを発見した感じでした。

それから、そのあわせた人差し指と親指の先にだんだん力が入れられるようになってきたので、
3,4日前に初めて、朝のコーヒーの砂糖の袋を破ることが出来ました。紙製の一回分ごとに分けられた小さい袋です。

そのころから、伸びた人差し指の先にようやく親指が届いた感じではなくて、ちょっといびつなわっかになってきました。

固定が取れて一週間経った、昨日撮ったレントゲンの写真は骨がずれたり、変に曲がったりしてるようなことはなさそうでした。仮骨らしきものもかすかに見えてきてるように見えるし、骨に入った亀裂もちょっと白っぽくなっているようでした。

一週間で、動かした方がいいのか、動かしちゃいけないのか、不安に駆られながらも、動かさないと動くようにならないんじゃないかという強迫観念も手伝って、ついつい、動かしちゃうんですよね。

気軽に動かせる指という部位であったこともあって、過剰にリハビリをしていたように思います。

お陰でか、どうか、とにかく今では結構人差し指と親指で、結構輪っかっぽくなって来ました。
左手で作る大きな輪と見比べて、あと少しだ、なんてやってるところです。

そして、もう一つの目標は人差し指のツメで、親指の第一関節を触ることです。

指はすこしずつ、動くようになってきてるし、レントゲンは悪い兆候は認められない。。。気がします。

 快方に向かっている実感が出てくると不安はみるみる解消されていきました。
まだ少し時間は掛かりそうですが、なんとなく完治するような気がしてきました。

固定を取った直後は、誰かに、ちゃんと診察した上で、このままリハビリをすれば治るとか、まだ動かしちゃいけないとか、言ってもらいたかったんだと思います。

でも、この一週間指を動かして、レントゲンはよくなってるみたいだし、指も動くようになってる事実はつまり、リハビリを続ければいいって事を示唆してるわけで、ようやく安心できました。

で、もう、診察するのにとんでもなくたらいまわしにされるアノ病院にはもう行かなくてもいいかなって思ってます。


そんなわけで、大きな輪。いまの目標です。
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by fuji_akiyuki | 2011-02-18 15:06 | チリ・アルゼンチン

方向性の定まらない不安と苛立ち

ついに、指の固定が取れました!!


が・・・

本当にいいんですか。これ。


昨日、すでに撮ってから一週間が経つというレントゲン写真を病院へ行ってきました。
病院内で、メモを片手にいろんな人に聞きまくってバカ面(わたしの主治医)を探して、ミーティングらしきものを終えて廊下に出てきたところを捕まえました。

診察?はそのまま、廊下で、1週間前になるレントゲン写真をチラッと見て、
「(固定は)何日してる?」
と訊かれてとっさに何日か分からなかったので、
「1月4日からやってます」
と答えると、無造作に私の指の固定を取って、
「リハビリするように」
と言い残し、去って行ってしまいました。

レントゲン写真は前回(ミクシーでは2回前)にアップしたもので、
医療関係の方のコメントによればまだ固定は取らない方がいいとのことでした。
自分でも写真を見て、あんまりまだ治ってないのかも。と思うような感じだったし、固定期間の延長を言い渡されることを覚悟していたのですが・・・・


結局バカ面はレントゲンの結果より何日固定していたかの日数の方が大事みたいでした。


そんな訳で、固定器具を取られて心細い状態で、昨日と今日を過ごしました。

レントゲンの像が頭に浮かぶとあんまり動かさない方がいいような気もするし、35日くらい固定されていた指は殆ど動かないのですが、このままだと一生動かなくなるんじゃないかとそんな不安もあって、動かして、とにかくリハビリした方がいいのかとも思ったりします。

いったい動かすべきなのか、動かさないべきなのか。
どうしていいのか分からないというのは余計な不安とフラストレーションを生むものです。

バカ面はリハビリのときは傷みも伴うけどドンドン動かすようにというようなことを言ってましたが、強く動かそうとすると、痛みを覚えて、そのたびに、レントゲンの写真に写る骨にはっきりと入った亀裂が頭に浮かんできます。

固まった関節が痛むのではなく、骨に出来た傷が痛んでるんじゃないかという不安です。
そう思うとリハビリなんてやってられません。

かといって、固定が取れてから2日が過ぎようというのに右手人差し指の第2関節の稼動範囲は全く変わってない気がします。

完全に伸びきっているわけでもなく、かといって全然曲がりません。角度で言えば10度も動いてないように思います。

なかなか動かない焦りと動かしていいものかという不安、そしてさらに、この指が本当に完治するのかという不安が時間とともにだんだんと大きくなっていくようです。

夜になると、思考は悪い方に向かいます。

いつもどおり眠れぬ深夜、電気の消えた真っ暗なドミで動かせる範囲で指を動かしてみます。
意思に反して伸びたままの人差し指のシルエットが薄く浮かび上がるたびに失望に襲われます。

このままこの程度しか動かないのなら、もう自転車で旅行を続けることは不可能です。
ブレーキも握れないし、伸びたまま曲がらない指は不便で危険でもあります。

このまま旅行を中断せざるを得なくなるとしたら、一体この7年間の旅行はなんだったんだろう。

もしこれがパタゴニアの風の強さに負けたのなら、もしくは寒さに負けたのなら、自分の限界まで頑張ってウシュアイアに辿り着けずに断念するのなら、精一杯やるだけのことはやったと諦めもつくかもしれません。

もしこれが事故であったならば、これも不運と諦められるのかもしれません。少なくとも時間が経てば不具の指とも残りの人生をやっていこうと思えるかもしれません。

でも、このままこの指が不具になってしまうのなら、一生消えない挫折と憎しみと怒りを背負ってしまうような気がします。

7年間の旅で一番強く残ったことは強盗と不具の指になってしまいます。
理不尽に加えられた暴力のお陰で、ゴールを目前にした旅を断念し、今後不具の右手でいろんなことを諦めて生きて行かなければならないわけです。
 今後の人生でこの指の不都合に出会うたびに犯人をのろってしまうことでしょう。
このまま動かなければ今後明るい人生が待ってるとは到底思えません。

そんなことを深夜になると考えてしまいます。

だから、この指にはどうしても治って欲しい。

でも・・・

動かしたらいいの?
動かさない方がいいの?

方向性の定まらない不安と苛立ちは確実に精神を蝕んでいきます。。。。
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by fuji_akiyuki | 2011-02-11 14:57 | チリ・アルゼンチン

誰か、診察できます?

昨日病院に行ってきました。
朝受付みたいなところで予約表みたいなものをもらってこの間の地下の診療室の行きました。
ここで、またあのバカ面がでてきて
「レントゲン撮りたいか?」
って訊いてきたので、
「おねがいします。」
とこたえると、またもやなにやらメモを書いてくれて、レントゲンの窓口に行けって言われました。

そしてレントゲン窓口では
「午後4時に来い。」


午後4時
無事にレントゲンを撮ってもらったのですが、
「診察は?」と聞くと
「明日窓口でレントゲンを受け取りなさい」
ってことで返されてしまいました。
レントゲンを撮るとどうもコンピューターに取り込まれるらしいので、どうすればいいのかも分からないので、とりあえずまた地下の診療室辺りをさまよったのですが、バカ面は発見できずでした。

で、今日はレントゲンを受け取りにレントゲン室とレントゲン受付を何度も往復させられてようやくレントゲンをゲットしたのですが、今度は診察してもらえません。

もうメモもないし、勝手にシーネ(固定器具)取っちゃおうかとも思ったのですが、どうもレントゲンを見る限り全然まだ傷は見えるし。

誰か写真みて診察できません?
シーネをつけて固定を始めてからもう32日くらいが経ってるんですけど。
ちなみに前回、中学生のときですが、腕(手首と肘の間、多分太い方の骨)を骨折したときは42日間のギブスだったんですけど。

あんまり長いこと固定してるのも良くないって聞くし、でもレントゲンを見るとあんまり治ってるようにも思えないし。どうしたらいいんですかね。
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by fuji_akiyuki | 2011-02-05 22:20 | チリ・アルゼンチン

天才に出来ること。出来ないこと。

今日で事件からまる30日が経ちました。
今回の事件では、いろいろと、不幸中の幸いが重なって、強盗に襲われたわりには盗られた物も無ければ、医療費も掛からず、怪我も大事には至らなかったわけですが、実は、もう一つ不幸中の幸いが重なっていたのです。

それは、何かというと・・・
















































★★★私が天才だった★★★って事です。






天才は洋の東西を問わず、左利きと相場が決まっているのものです。
ニコラウス・コペルニクス、アイザック・ニュートン、アルベルト・アインシュタイン、レオナルド・ダ・ビンチの4人中確か、3人が左利きだったくらいです。

今回は右手の人差し指を骨折してしまったので、右利きの凡人だったらあらゆる不便を被ったわけですが、天才の私にとっては字を書くにも食事をするにも、射して不便は感じなかったのです。

とはいえ、もちろん、そんな天才の私にも右手の人差し指が使えないことで、出来なくなってしまったこともありました。

で、天才に出来ないことは何かというと・・・・

まず第一に事件現場、雨の中で自転車に乗れない、押すことすらできないって言う事実に絶望しました。指が変形して、その時は激痛を伴っていて、権兵衛(自転車の名前)を起こすことすら早々に無理だと諦めてしまいました。

警察に調書とか取られた時に名前とかを書いたのですが、この時はああ、天才でよかったと思いました。
ペンで文字を書くことは問題ありませんでしたが、パソコンのキーボードで文字を打つには多少困難が伴います。
特に事件直後は、まだ右手の中指に力を入れるとつられて人差し指にも力が入って痛かったので、右手は小指くらいしか使えませんでした。
今でも人差し指は使えないので、打ち間違いはとんでもなく多いし、まっすぐなまま固定された人差し指が左手に干渉して、うちずらい事は変わってませんが、だいぶ慣れてはきました。



 ビールの栓をあけるのも、いつもライターを使って、ライターの底が栓のちょっと下になるように瓶の上の方にライターを添えて、右手でしっかり固定して、左手でライターを一気に倒すようにして、ライターの底を栓に引っ掛けるようにして開けてました。
 右手が使えなくなったせいで、これが全く出来なくなってしまいました。これは本当に最初こまって、瓶を持ったまま途方に暮れてしまうほどでした。

今では自分が栓抜きを持っていることに思い当たって、それを使って片手であけてるんですけど。


そして、着替えや、シャワーも結構最初の頃は難関でした。
左手と右手の小指から、だんだん、薬指、中指が使えるようになって、最近はあまり困ることもありません。


 料理は出来ないだろうと諦めかけていたのですが、外食は高くてマズイものばかりなので、自分でやってみると、実は結構包丁やフライパンは使えて、一番問題は洗い物でした。上手く固定できないので、フライパンとかなかなかごしごし洗えません。未だにちょっと苦労してます。


 怪我して、3日間くらいなやんだのが、


”うんこ”


でした。


うんこしたら、お尻がふけないんじゃなかろうか?



これは切実な問題でした。

しかもなぜか自分はいつも右手でお尻を拭いてるという錯覚にとらわれていて、3日間くらいうんこできないって思い詰めて我慢してしまっていました。


でももう我慢できないと思って、やってみたら、自然に左手で拭いたので、ああ、いつも左手で拭いてたなぁと悩んでた自分がバカみたいでした。

何でそんな風に思い込んだのかと記憶をたどってみて、思いついたのはインドやらパキスタン辺りで水で処理する場合のことでした。
そう、あの時はそれ専用の水差しやら、ただの桶やら柄杓やらだったりするのがトイレにおいてあって、利き手の左じゃないと上手いことお尻の穴に水をかけられなくて、そうすると必然的にごしごしするのが右手になるわけで、インドで不浄の手とされる左手じゃなくて、私は右を使ってるなんて日記を昔書いたような書かなかったような。。。。

そんな記憶のせいで、右手でお尻を拭いてるような気になってただけでコレは杞憂でした。
でも右利きの凡人だったら困ってたかもしれませんけど。


でも、天才の私が、この30日間、一番悩んだのは・・・・

























































































ハナクソでした!!





右手の人差し指を怪我して、初めて気がついたのですが、私、三十余年間(年を隠してるのではくて、何時から自分でほじってるかが記憶に無いので、34歳です)ハナクソをほじる指はまさに、この右手の人差し指だったんです。


これには本当に泣かされました。

指先の感覚とか、機動性とか、三十余年の間に培われたテクニックというか、そういうものがあるんですね。左手の人差し指じゃ全然取れないんですよ。指先に感覚が全然違うんです。

ココにあるって思ってもどう動かしたら上手く取れるか分からないんですよね。
へんにやると爪で花の内側を傷つけて鼻血が出てくるし、しかも、撮りたいハナクソは取れないで、すっきりしなくて、フラストレーションだけが溜まっていくし、ああ、いや、ハナクソも溜まる一方だし。



右手の人差し指の意外に大切な働きを思い知ることが出来た30日間でした。

ところで、今日、病院に行く予定です。
また、例のあの病院なので、ちゃんと診てもらえるのか不安なんですけど、うまく行けば今日、指の固定、シーネって言うらしいんですけど、それが取れることになってるようです。多分。医者の感じからだとそうなってるんですけどね。言葉が良くわかんないので、確信は無いんですけど。
そうなったら長い長いメンドーサの退屈な日々もあとわずかです。もっと都会に行きたいです。

知ってました?
指を骨折したときに使う固定器具、ギプスじゃないんですよ。
2cm幅くらいの厚さ1mmくらいの金属(アルミ?)の板にスポンジを貼り付けたような奴で、長さは適当に切るみたいなんですけど。これ、シーネって言うらしいです。

今日は節分ですね。

知ってました??
北海道って、節分の日に落花生(からつき)を投げるんですよ。
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by fuji_akiyuki | 2011-02-03 17:06 | チリ・アルゼンチン