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いっ’つ あん あめりかん じょーく

チリの首都、サンチアゴにアメリカ人の経営する安宿があります。とりあえず、名前は伏せておきますが。。。
あんまり片付いてないし、色々ごちゃごちゃとしてて、それほど居心地がいいわけでもないんですが、安いということで、そこそこ日本人いたりする宿なんですけど。

 ある日、そんな安宿で、4,5人の日本人の輪の中にアメリカ人オーナーがやってきて、なにやら話し始めました。

 『ケンタッキー州(だか、オハイオ州だか、ネバダ州だか、とにかくどっかアメリカの真ん中の方らしいんですけど。)の考古学者のトーマス(だか、フィリップだか、テリーだか、まあこれもどうでもよかったんですけどね。)が新聞を読んでいたんだよ。』

「…学?」←考古学の英語が分からなくて、聞きなおしているところです。

『や、考古学って言うのはね、その、エジプトとか、昔の人の暮らしとかを調べる・・・』
アメリカ人オーナーは必死に説明してくれます。

「ああ、考古学ですね、そのトーマス(だかフィリップだか、テリー)さんは。」

『そう、その考古学者のトーマス(だか、フィリップだか、テリー)が新聞を読んでいたら、ニューヨークで、地下10メートルのところから電線(ワイヤーという言葉を使ってましたが、)が発見されて、コレはニューヨークに100年前に電話が通っていた証拠だという記事を見つけたんだ。』

(電話ってグラハムベルさんと、世紀の発明王エジソンがほぼ同時に発明して、ちょっとの差で、グラハムベルさんが発明したことになってるヤツだよな?それっていつ頃なんだろう)なんて考えてる間に話は進みます。

『それから、1ヵ月(だか、一週間だか、一年)後、やっぱり、考古学者のトーマス(だか…中略…)が新聞で、今度はロサンゼルス、わかるね、ロサンゼルス、ニューヨークとは反対側の東海岸のほうの大都市。そのロサンゼルスの地下20メートルで電線が発見され、コレはロサンゼルスに200年前に電話が通っていた証拠だという記事を見つけたんだ。』

(なんて短絡的な…ロスの地下20メートルなんて、地下鉄も走ってるくらいだから、ワイヤーの1本や2本工事の残骸で残ってたって何の不思議も無いのに・・・)コレがジョークだなんて気がつきもせず、一体何の話が始まるのか、とにかくアメリカ人のオーナーの話を聞くことにします。

『新聞に触発された考古学者のトーマス(中略)はケンタッキー州(だか…中略…州)の自分の家の庭を掘ってみたんだ。』
 
 アメリカ人オーナーの顔がココら辺から面白くなるぞ、良く聞けよ。って感じの得意げで、ちょっとニヤケタ顔になってきます。

『10メートルほっても何も出てこない、20メートルほっても何も出てこない、30メートル、40メートル。やっぱり何も出てこない。。。
そこで、トーマス(中略)は“ワイヤーが無いって事は・・・すごいぞ、ここは400年以上前からココではワイヤレスフォン(携帯電話のことらしい)が使われてたんだ”って結論着けたんだ。

わっはっはっはあああ 面白いだろう!?』








   面白くない!!!
なんなんだよ、その長ったらしい前置きは?
なんなんだ、その説明ばっかりのジョークは?
名前なんて何でもよかったし、ロスでもニューヨークでも東京でもどこでもいいじゃん。
一生懸命どこのだれの話か聞いてた自分がバカみたいじゃん!!
これが、アメリカンジョークってヤツか?
コレでどうやって笑えって言うのさ???

と、思いつつその場にいた日本人全員の愛想笑いは引きつっていました。


しかも、そのオーナー
『日本じゃこういうジョークは言わないのかい?是非一つ披露してみてはくれないか?』なんて言いだす始末。。。

あんたのセンスに合うようなジョークなんて誰も思いつかねーよ。って思った私たちは誰も何も言えず。。
だいたい、そんなジョーク、話のネタにいつも後生大事に持ち歩いてる人なんて日本人には滅多にいないだろうな。
と思っていると、

『前に、ここで、イギリス人とか、フランス人とか、ドイツ人とか、色んな国籍の人たちで、こういうジョークを一人ずつ言い合ったりしたんだよ。アレは面白かったなぁ。』

いや、その場にいなくて本当に良かったよ、って心底思ってしまいました。

オーナーと話すと面倒なので、その後はなるべくまともな会話は避けるようにしてサンチアゴを出発、
事なきを得たと思ったのですが。。。。



その3日後、自転車がパンクしました。
原因は…アメリカ製のパンク防止帯とでも言うのか、タイヤの内側、タイヤとチューブの間にぐるりと一周入れて、トゲトゲ君とか、ちょっとした尖ゴミがタイヤを貫いてきても、チューブに達しないようにするための固いビニールか、やわらかいプラスチックのようなベルト。
短絡的といえば短絡的で、本当に大丈夫なのかなぁと思いつつも、Slimeとか言う名前で、チリのいたるところでチューブに入れるペースト状のパンク防止剤のタイプと、件のパンク防止帯のタイプのものが売ってたりして、コレだけ流通してるならそんなに変なものじゃないかもしれないと思い、トゲトゲ君やら、アスファルトに落ちてる細かいワイヤー(トラックのタイヤの中にあるやつ)でいつもパンクをしている私はどうにかなるならと藁にもすがる思いで普段はいているタイヤの2倍の値段を出して買ったのですが。。。

結局は材質の違いというか、チューブとそのパンク防止帯の摩擦がチューブを傷つけて、綺麗にパンク防止帯のふち伝いにチューブに傷がついてたんですよね。それで、その一箇所に穴が開いてました。
コレを使い続ければまたコレが原因でパンクするので、その場で廃棄した次第です。


パンク防止帯が原因でパンクするなんて、これこそアメリカンジョークじゃないですか?
まるで、太陽電池式の懐中電灯とか、風力発電型扇風機みたいな話だろう。。。


そういえば中南米で手に入るインスタントラーメン、アメリカ製みたいなんですけど、これまた不味いんですよね。
日清とか、マルチャンが出してるんですよ。アメリカの工場みたいなんですが。
たまに日清のインスタントラーメンといえばこれって言うような代表的なカップヌードルだってあるんですけど、これまた不味い。
え、これってジョーク?って思うくらい不味いんです。味に深みがないって言うか、ダシとか調味油が入ってないようなスープだし、麺はちょっと溶けてモニャって食感だし。
こんなラーメン日清やマルチャンが出していいの?会社の信用なくすんじゃない?ってくらい不味いんですよね。日本だったら確実に会社がつぶれるくらい不味いんです。
でもアメリカンジョークの国アメリカではそれでもいいんですかね。

で、このオーナーが南に下るなら、とサイクリングにはココがもってこいだよって教えてくれルートを走ってきたんですけど。。。。

全然サイクリングには向いてない!!!
どう考えてもありえない勾配のアップダウンが続いて、時には物理的に自転車に乗れないような坂まで出てくるし、
約一年ぶりのダート、しかも今回は体力の無いストーカー気味彼女付き。
一日12kmしか走れない日までありました。今まで7年半の旅の中でも最低記録です。
あの地獄のようなウユニ‐アタカマ抜けだって一日34km走ったり押したりしたのに…

これもアメリカンジョークですか???


アメリカンジョークって全然面白くないし、全然笑えない。

と、おもった今日この頃皆さんいかがお過ごしですか。


 
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by fuji_akiyuki | 2011-11-20 23:43 | チリ・アルゼンチン