「君たちは宇宙を見なさい!!」
教壇に立つやいなや、こう言って授業を始める先生がいました。 いきなり宇宙とか言い出されると、一体何のことだろうと思われるかもしれません。 宗教?精神世界?いや、これは、予備校時代、物理の授業でのはなしです。 いきなり突拍子も無いと感じるかもしれません、でもこれは、物理の、こと、高校課程の力学、つまり、古典力学を学ぶにおいて、宇宙を見るということは何一つの曖昧さもなく、まやかしでもなく、宗教でも精神世界でもなく、限りなく原理的で、プリミティブで最初にしなければならない一番大事な正鵠を得た言葉だと言っても過言ではないのです。 古典力学を学んだことのある人なら、この言葉が何を意味するのか、きっとすぐに分かるでしょう。 ところで、古典力学の礎といえばアイザック・ニュートンですね。 ニュートンはりんごが落ちるのを見て、重力を発見した人だと認識している人も多いかもしれません。 でもそれが本当なのかどうか、真偽の程は定かではなく、ただ、ニュートンの家からりんごの木が見えたという事実から、作られた挿話なのかもしれないそうです。 しかし、ニュートンが万有引力を発見したことは事実です。 私は子供心に地球が丸いことが分かって、地球の反対側の人が落ちない事実から、きっと地球に物を引っ張る力があることが予想できて、万有引力の発見は結構簡単なことなんじゃないかと思っていた時期があります。 でも、ニュートンが偉大だったのはただ発見しただけじゃなくて、それを数学的に、非常に美しく記述し、古典力学を完成させたことにあります。 その課程で、高校の数学でも最後に出てくる、微分積分を確立させ、運動方程式の記述に使い、2項定理を発見しました。 この世紀の研究を殆ど25歳までに成し遂げ、その後は錬金術に熱を上げていたそうです。 時代背景からすると、ニコラウス・コペルニクスに始まる地動説が、当時の教会とすったもんだを起こして、ヨハネス・ケプラーによって、ようやく正しいとされるようになってから、ケプラーの死後、12年ほどして、生まれています。 ニュートンの時代とは、ようやく時代が地動説を受け入れ始めた頃のことのようです。 ニュートンはその後、44歳で、「プリンキピア『自然哲学の数学的諸原理』」という古典力学の原点のような有名な論文を書いています。 しかし、私はふと思いました。ニュートンは宇宙を見たのだろうか?? ニュートンは万有引力、つまり、地上では重力に当たる力を発見しました。でも、古典力学では宇宙を見ることが大事だったのです。 宇宙を見る。これは何を意味するのでしょう。 古典物理学において、物体の運動を記述するに当たり、一番シンプルで、全ての元になり、考えやすい世界はどういう世界なのか。 そう、それは何一つ力のかかっていない、空気抵抗も無い、ある速度で動くものはその運動を永遠に続け、静止しているものは永遠に静止する世界。 物理の言葉で言い換えると、これを慣性系と呼ぶのですが、この慣性系での物体の運動を考えるのが必要不可欠なことでした。 系というのは簡単に世界と考えていいでしょう。慣性を説明するとちょっと厄介なのですが、余計な力の掛からないと考えておくことにします。 この、慣性系に最も近く、しかも一番身近な世界。それが宇宙だったのです。 「君たちは宇宙を見なさい。」 この次に 「ここに一つの質量を持った物体がある。」 こう続くわけです。 古典物理を記述しようと思えば慣性系を考えないわけにはいきません。 運動方程式に慣性系は必要不可欠なものだったのです。 しかし、この慣性系は重力という余計な力のかかる地球上ではなかなか実現するものではありません。 ニュートンは重力を発見することにより、きっと重力の無い世界を発見したんじゃないかと思い当たりました。 ガリレオ・ガリレイが1609年、ようやく望遠鏡で宇宙を見始めて、ニュートンが生まれたのが、1642年でした。 ニュートンは望遠鏡をのぞくことなく、まちがいなく、宇宙を見ていたのです。 ふと、走ってるときにこう考えました。 #
by fuji_akiyuki
| 2012-01-24 12:43
| チリ・アルゼンチン
ただいま、パタゴニア、チリのカルテラアウストラルを走っています。
年越しもあって、コジャイケに何故か一週間の滞在です。 雨の多いといわれるパタゴニアですが、カルテラアウストラルは晴れ続きで、コジャイケで一週間、全く雨が降ってません。 年越しは釣りとスイカ割りで楽しみました。 スイカは割れたけど釣りの方はボウズでしたが・・・ ところで、このカルテラアウストラル、自転車乗りの皆様は天気が気になるところだろ思うのですが、天気がいいととても綺麗で美しいルートです。 ぜひとも、晴れの日に走ってもらいたいと心から思えるルートです。 そこで、ひとつ、信頼の置ける天気予報のオプションを紹介したいと思います。 http://www.accuweather.com このサイト、すごいです。今参考にしてるんですけど、カルテラアウストラルだと、 puertmontt, chaiten, la junta, coihaique, cochrane, villa O'higgins の天気が2週間先まで見ることができます。 さすがに2週目はなかなか当たりませんが、週間天気予報くらいは良く当たるので、是非参照にしてみてください。 それともう一つ、 これまた、自転車乗りには嬉しい情報化と思いますが、 ここ、コジャイケには食べ放題があります。 値段は5500ペソ。約800円でランチ食べ放題のレストランです。 種類は決して多くないのですが、肉がメインで、6,7種類の肉料理が出てきます。 サラダも種類は少ないですが、食べ放題です。 その他、フライドポテト、マッシュポテト、パスタ、ご飯などですが、とにかく食べ放題です。 物資の少ないパタゴニアで、たんぱく質、ビタミン不足を補うにはうってつけのレストランです。 時間はランチなので、12:30~15:00、ただし、12:30には入店しないとろくなものが残ってない可能性があります。。。 とまあ、そんなレストランですが、是非お試しください。 Tenedor libre El patagon Goloso 住所 Condell 193 TEL 56 67 246367 メインのプラサ(公園、多分アルマス広場)から1ブロック、Banco Santander の向かいです。 #
by fuji_akiyuki
| 2012-01-02 12:59
| チリ・アルゼンチン
チリの首都、サンチアゴにアメリカ人の経営する安宿があります。とりあえず、名前は伏せておきますが。。。
あんまり片付いてないし、色々ごちゃごちゃとしてて、それほど居心地がいいわけでもないんですが、安いということで、そこそこ日本人いたりする宿なんですけど。 ある日、そんな安宿で、4,5人の日本人の輪の中にアメリカ人オーナーがやってきて、なにやら話し始めました。 『ケンタッキー州(だか、オハイオ州だか、ネバダ州だか、とにかくどっかアメリカの真ん中の方らしいんですけど。)の考古学者のトーマス(だか、フィリップだか、テリーだか、まあこれもどうでもよかったんですけどね。)が新聞を読んでいたんだよ。』 「…学?」←考古学の英語が分からなくて、聞きなおしているところです。 『や、考古学って言うのはね、その、エジプトとか、昔の人の暮らしとかを調べる・・・』 アメリカ人オーナーは必死に説明してくれます。 「ああ、考古学ですね、そのトーマス(だかフィリップだか、テリー)さんは。」 『そう、その考古学者のトーマス(だか、フィリップだか、テリー)が新聞を読んでいたら、ニューヨークで、地下10メートルのところから電線(ワイヤーという言葉を使ってましたが、)が発見されて、コレはニューヨークに100年前に電話が通っていた証拠だという記事を見つけたんだ。』 (電話ってグラハムベルさんと、世紀の発明王エジソンがほぼ同時に発明して、ちょっとの差で、グラハムベルさんが発明したことになってるヤツだよな?それっていつ頃なんだろう)なんて考えてる間に話は進みます。 『それから、1ヵ月(だか、一週間だか、一年)後、やっぱり、考古学者のトーマス(だか…中略…)が新聞で、今度はロサンゼルス、わかるね、ロサンゼルス、ニューヨークとは反対側の東海岸のほうの大都市。そのロサンゼルスの地下20メートルで電線が発見され、コレはロサンゼルスに200年前に電話が通っていた証拠だという記事を見つけたんだ。』 (なんて短絡的な…ロスの地下20メートルなんて、地下鉄も走ってるくらいだから、ワイヤーの1本や2本工事の残骸で残ってたって何の不思議も無いのに・・・)コレがジョークだなんて気がつきもせず、一体何の話が始まるのか、とにかくアメリカ人のオーナーの話を聞くことにします。 『新聞に触発された考古学者のトーマス(中略)はケンタッキー州(だか…中略…州)の自分の家の庭を掘ってみたんだ。』 アメリカ人オーナーの顔がココら辺から面白くなるぞ、良く聞けよ。って感じの得意げで、ちょっとニヤケタ顔になってきます。 『10メートルほっても何も出てこない、20メートルほっても何も出てこない、30メートル、40メートル。やっぱり何も出てこない。。。 そこで、トーマス(中略)は“ワイヤーが無いって事は・・・すごいぞ、ここは400年以上前からココではワイヤレスフォン(携帯電話のことらしい)が使われてたんだ”って結論着けたんだ。 わっはっはっはあああ 面白いだろう!?』 面白くない!!! なんなんだよ、その長ったらしい前置きは? なんなんだ、その説明ばっかりのジョークは? 名前なんて何でもよかったし、ロスでもニューヨークでも東京でもどこでもいいじゃん。 一生懸命どこのだれの話か聞いてた自分がバカみたいじゃん!! これが、アメリカンジョークってヤツか? コレでどうやって笑えって言うのさ??? と、思いつつその場にいた日本人全員の愛想笑いは引きつっていました。 しかも、そのオーナー 『日本じゃこういうジョークは言わないのかい?是非一つ披露してみてはくれないか?』なんて言いだす始末。。。 あんたのセンスに合うようなジョークなんて誰も思いつかねーよ。って思った私たちは誰も何も言えず。。 だいたい、そんなジョーク、話のネタにいつも後生大事に持ち歩いてる人なんて日本人には滅多にいないだろうな。 と思っていると、 『前に、ここで、イギリス人とか、フランス人とか、ドイツ人とか、色んな国籍の人たちで、こういうジョークを一人ずつ言い合ったりしたんだよ。アレは面白かったなぁ。』 いや、その場にいなくて本当に良かったよ、って心底思ってしまいました。 オーナーと話すと面倒なので、その後はなるべくまともな会話は避けるようにしてサンチアゴを出発、 事なきを得たと思ったのですが。。。。 その3日後、自転車がパンクしました。 原因は…アメリカ製のパンク防止帯とでも言うのか、タイヤの内側、タイヤとチューブの間にぐるりと一周入れて、トゲトゲ君とか、ちょっとした尖ゴミがタイヤを貫いてきても、チューブに達しないようにするための固いビニールか、やわらかいプラスチックのようなベルト。 短絡的といえば短絡的で、本当に大丈夫なのかなぁと思いつつも、Slimeとか言う名前で、チリのいたるところでチューブに入れるペースト状のパンク防止剤のタイプと、件のパンク防止帯のタイプのものが売ってたりして、コレだけ流通してるならそんなに変なものじゃないかもしれないと思い、トゲトゲ君やら、アスファルトに落ちてる細かいワイヤー(トラックのタイヤの中にあるやつ)でいつもパンクをしている私はどうにかなるならと藁にもすがる思いで普段はいているタイヤの2倍の値段を出して買ったのですが。。。 結局は材質の違いというか、チューブとそのパンク防止帯の摩擦がチューブを傷つけて、綺麗にパンク防止帯のふち伝いにチューブに傷がついてたんですよね。それで、その一箇所に穴が開いてました。 コレを使い続ければまたコレが原因でパンクするので、その場で廃棄した次第です。 パンク防止帯が原因でパンクするなんて、これこそアメリカンジョークじゃないですか? まるで、太陽電池式の懐中電灯とか、風力発電型扇風機みたいな話だろう。。。 そういえば中南米で手に入るインスタントラーメン、アメリカ製みたいなんですけど、これまた不味いんですよね。 日清とか、マルチャンが出してるんですよ。アメリカの工場みたいなんですが。 たまに日清のインスタントラーメンといえばこれって言うような代表的なカップヌードルだってあるんですけど、これまた不味い。 え、これってジョーク?って思うくらい不味いんです。味に深みがないって言うか、ダシとか調味油が入ってないようなスープだし、麺はちょっと溶けてモニャって食感だし。 こんなラーメン日清やマルチャンが出していいの?会社の信用なくすんじゃない?ってくらい不味いんですよね。日本だったら確実に会社がつぶれるくらい不味いんです。 でもアメリカンジョークの国アメリカではそれでもいいんですかね。 で、このオーナーが南に下るなら、とサイクリングにはココがもってこいだよって教えてくれルートを走ってきたんですけど。。。。 全然サイクリングには向いてない!!! どう考えてもありえない勾配のアップダウンが続いて、時には物理的に自転車に乗れないような坂まで出てくるし、 約一年ぶりのダート、しかも今回は体力の無いストーカー気味彼女付き。 一日12kmしか走れない日までありました。今まで7年半の旅の中でも最低記録です。 あの地獄のようなウユニ‐アタカマ抜けだって一日34km走ったり押したりしたのに… これもアメリカンジョークですか??? アメリカンジョークって全然面白くないし、全然笑えない。 と、おもった今日この頃皆さんいかがお過ごしですか。 #
by fuji_akiyuki
| 2011-11-20 23:43
| チリ・アルゼンチン
前回のつづきです。前の記事からお読みください。
『奇跡の国では何を買っても質が良くそして安い』 MP3を手に入れてから、既に4代目ですが、手に入れるたびに電池の問題にぶち当たります。 海外の電池、本当に性能悪いんですよね。日本だったら100均で4本105円で手に入るアルカリ単4電池、それだって、日本じゃ粗悪品とされているみたいですが、それでも自転車で走りながら聞いて、約2日間くらいは持つんですよね。 同じくらいの性質の電池を買おうと思うと、どこの国でどんなに頑張っても、2本1.5ドル位しちゃうんですよね。今でこそ円高で、2本で100円ちょっとですが、それでも日本の倍位するんですよね。 ちょっとまともなメーカー(まともなメーカーなんてデュアセルくらいしかありませんが)のもので、更にその倍位します。 安い電池はあるんですけど、安い電池の最短記録はmp3で一曲(約5分)持ちませんでした。安いって言ってもインドで一本5ルピー当時約15円ほどだったので、105円で4本買える電池一本の値段が26円だと思うと、決して安くないですよね。 インドだからってそれが特別不良品だったわけでもなくて、1本10円前後で換える電池はmp3に入れるとどれも10分程度でだめになります。最初はmp3が壊れたのかと思いました。あたりが出ると1,2時間持ちますが。 本当に海外って、まともな電池がなかなか無いんですよね。 100円ライターはフランスのメーカーのbicのライターを買うって決めてるんですが、これで1ドル前後です、でもこれ以外のライターは本当にすぐ壊れるんですよね。 日本だったら100円ライターってライターのガスがなくなるか、石がなくなるまで使えるものですが、海外で、bic以外のライターを買ってガスか石がなくなるまで使えたためしなんてありません。 いろんなところがこわれて、結局すぐに使えなくなるんですよね。ガスは入ってるのに出なくなったり、風防が取れちゃったり、ストライカー(火をつけるときに親指で回すところ)が取れちゃったり… 100円ライターって言ったって今時日本で買ったら、100円もしませんよね、しかも、どこのメーカーかも分からないようなライターでもガスが切れるまで使えるって、日本にいる時は当たり前だったんですけどね。実はすごいことだったんですね。 世界の多くの国では、100円ライターとか、ペンとか、ビーチサンダルとか安いものは殆ど中国製なんだけど、中国でも一番安いような粗悪品ばっかりで、中国製は粗悪品の代名詞みたいに言われてしまうんですが、それでもそんな商品を買うか、全然高いちゃんとしたメーカーのものを買うかし選択肢の無い国が世界の大半なんですよね。 奇跡の国日本だって、百均で売ってるものって、中国製なのに全然質がいいんですよね。 綿棒は日本だったら百均で、100本入りが二つセットで売ってそうなものなのに、75本入りで、1.5ドル位しちゃったりします。しかも、そんな高いお金を出して買ったのに、軸がプラスチックで、耳をほじろうとするとフニャっと曲がってしまう奴だったり。 洗濯バサミもやったら挟む力が弱いし、なんかすぐこわれてしまいます。 つめきりもやすいのかうと上と下の刃が上手くかみ合わなかったり、物理的にこれ以上挟めないって程挟んでもつめが切れなかったり。 地図はペラ一枚で、距離も無いし、なんだかいい加減な地図でも1000円位することもあるし、観光案内所とかでもらえる奴もなんだか良くわかんなかったりするし、旅行スタイルの性質上どうしても地図は大事なのですが、どの地図を見てもなかなか満足できるものがなくて、ついつい地図の収集家みたいになっちゃうんですが、本当にまともな地図、少ないですよ海外って。 それから、ラップ。付いてる刃じゃ全然切れません、くっつくません、綺麗に巻かれてません。 使いずらいことこの上ありません。日本には物心着いた頃から、サランラップとクレラップの果てしない使いやすさを追求する戦いが繰り広げられていたというのに・・・ 掃除機はスイッチが手元になくて、いちいち本体までもどらなきゃならないし、やかんとか、水差しのクセに注ぐたびに水が伝って、こぼれるやつとか、どれだけものを考えずに作ったんだろうって、思うような商品で溢れていたり。最近、中南米に入ってからちょくちょく見かけるやかんなんて、ふたが付いて無いんですよ。一生中身が洗えなくて、注ぎ口から水を入れるしかないタイプです。ありえないですよね。 よく、ホステルとかにある給湯器なんて、沸かす機能が付いてるんですが、胴が全部金属でできているので、沸かすたびに熱くなるし、しかもせっかく沸かしてもすぐに冷たくなるんですよね。何でそんなの使うんでしょうか。意味分かりませんよね。 つっこみだしたら、きりが無いんですが、どう考えてもおかしいかったり、不便だったりするものって本当に多いんですよね。 それに比べると日本はやっぱり奇跡の国、なんかイチイチ便利にできてますよね。しかも安い・・・ 『軌跡の国には何でもある』 日本には便利なものがたくさんあります。 便利だし、ちょっと見習って輸入するなり作ればいいのにって物たくさんありますよね。 折りたたみバケツとか、テーピング用のテープとか、激オチ君とか、布テープとか、箱ティッシュとか、箱ティッシュなんてどこの国でも売ってると思ったけど、本当にどこにも無いんですよね。カイロとかも全然無いんですよね。 絶対どこにでもあるだろうと思って探すんだけど、全然見つからないものだと、 トランクス、くびに巻くタオル、インスタントラーメン、レトルト食品、などなど。。。 タオルなんかは売り場に行けば来れでもかってほど売ってるんですが、全部同じサイズなんですよね。3,4種類のサイズしかなくて、くびに巻くには短いか、長さが十分なものは広さもあって、首の周りで、太くなりすぎてしまうかで、なかなか見つからないんですよね。 インスタントラーメンは国によって、結構手に入るところもあるんですけどね、アルゼンチンには全くありませんでした。 レトルト食品なんて、温めるだけで食べられるから、もっと普及すればいいのに、全然無いんですよね。 登山とか、キャンプとかする人って、どうしてるんだろうって、不思議に、そして哀れでかわいそうに思ってしまうほど、便利な食品って売って無いんですよね。 便利な食品といえばお弁当、これも、ほぼ全くありません、あって、サンドイッチのレベルです。 日本だったら走ってる途中にお昼はコンビニのお弁当ってできたけど、そういうので、まともな食事になるものって無いんですよね、海外って。 絶対あったら便利なんだから、作ればいいのに。 ジュースの種類も極端に少なくて、どうしても走ってる最中はコカコーラ中毒みたいになってしまいます。 でも、考えてみたら、日本にいる時って、年間3,4本しか買わないんですよね。コカコーラなんて。 日本にいる時は私はだいたい、缶コーヒーばっかり飲んでて、甘いものが欲しいときはコーヒー牛乳とか、カルピスソーダみたいな飲料だったりで、まずコカコーラなんて買わなかったのに、海外って本当に飲むものも無いんですよね。 ゴミ袋もなかなかいいのが見つからないんですよね。大きさはわかっても買ってみたら薄すぎて、すぐ切れちゃったり、ちゃんと広がらないタイプだったり。 なんにでも使えて、簡単に口が閉められて便利な巾着袋とかもありそうでなかなかありません。 にほんだったら、百均で様々なサイズと素材の巾着袋が苦もなく手に入るのに。。。 中南米って、旅行してると思うんですけど、結構米食文化だと思うんですよね。 レストランで定食を頼むと、だいたいご飯が付いてくるんですよね。コレだけお米を食べるんだったら、炊飯器だってあってもいいくらいなのに、全然無いんですよね。 実家には年に何度かしか役に立たないのに、カキ氷機も、タコ焼き機も、餅つき機もあったんですけどね。 シャーペンは売ってるのにシャーペンの芯がまた全然売って無いし、高いんですよね。日本にはやたら選択肢もあって、太さも濃さも選べるのに、最近見た文房具屋さんだと、一種類だけ、24本入りで、2ドル位したりしてるんですよね。 とにかく世界の多くはココまで何も無いとどうやって暮らしていったらいいんだろうって、思っちゃいますよね。 ただの旅行者でしか無い私でもこんなに気が付くくらいだから、きっと住んだらその苦労はとんでもないことになるんでしょうね。 『奇跡の国には世界の○○がない』 だって、世界の○○よりも全然自国ブランドの方が質がいいですから。 世界のレイズ(ポテトチップ)、世界のウォールズ(アイスクリーム)、世界のハインツ(ケチャップ)、世界のコルゲート(歯磨き粉)、世界のオモ(洗剤)、世界のレイド(殺虫剤、蚊取り線香)、世界の○○。 日本に無いですよね。海外にいるとこの辺のメーカーは信用できるんですけど、日本にはもっといいメーカーがたくさんありますからね。入って来れないんでしょうね。 日本だったら、もっといい商品、便利な商品、日本人にあわせた味付けのものがたくさんあるので、海外にかぶれでもしてなければわざわざ選ぶような商品じゃないんですよね。 『奇跡の国のお菓子は美味しい』 ポッキーとか、きのこの山とか、たけのこの里とか、ポテトチップもカールもとんがりコーンも、大体何をとっても美味しいし、あんまり不味いお菓子なんて売れないから、すぐ店頭から、消えてしまいますよね。 結果美味しいお菓子ばっかりが生き残るわけですが、何故か海外って、とんでもない不味いお菓子がたくさん売ってるんですよね。 それとも、そういう味を好むのか… でも、チョコレートを見ると日本のお菓子のレベルの高さが分かります。 日本のチョコレートお菓子って美味しいから、わざわざ、海外のチョコレートってあんまり買わないじゃないですか。 ハーシーズとか、リンツとか、そんなの買わなくてもポッキーもきのこもたけのこも美味しいし、輸入物じゃないから、安いし、どうしてもそっちに手が出ちゃいますよね。 でも、かわいそうな国って、本当に国産のチョコが不味いから、美味しいチョコを食べようと思うとどうしても輸入物になっちゃってとんでもなく高いんですよね。 チョコレートはチョコチョコ美味しい国もあるから、そういう国だと安くて美味しいチョコにありつけることもありますが、 でもこんなに何食べてもお菓子が美味しいって日本だけな気がします。 こういうことを書くと唯物論的だとか、即物的だとか言われそうですが、そういうレベルじゃないくらい世界には何にも無いと思うんですよね。別に私は出家するつもりは無いので、このレベルで何も無いとちょっと無理です。 こうやってあげていくと、本当に日本って奇跡的にすごいのか、それとも、海外が奇跡的にダメダメなのか? でも、今回あげたものは日本では殆ど当たり前で、何十年も前からあるものだったりするから、自動販売機とか、治安的に無理なものもあるけど、ちょっとでも便利だと思う人がいればいつでもどんな国でもまねしようと思えばまね出来たはずのものだと思うんですよね。 なんで、世界は日本を見習わなかったんですかね。 世界の大半はバカだし、そして世界の大半は中国を始め、アジアの国々をバカにしているからでしょうか。アジアの国なんて見習ってられないって事でしょうか? 便利なものがいいとは限らない、という人もいるけど、世界のどこの国でも自動車に乗ってるし、テレビは見てるし、携帯で話してもいますよね。 だったら、マヨネーズをチューブに入れたっていいんじゃないですか、だったら、お弁当売り出したっていいんじゃないですか、って思いませんか? 今回は殆ど、物質的なことにばかり的を絞ってみましたが、レジが遅いとか、仕事がガサツだとか、時間に正確で無いとか、作業が丁寧じゃないとか、犯罪が多いとか、対応が誠実じゃないとか、国民性というか、人の性格にまで、話を広げると話題は更に倍に広がってしまうのでやめておきますが、そんなことまで考え出すと、奇跡の国、日本に住む日本人は奇跡の民族だとしか表現のしようがなくなるんじゃないでしょうか。 これに食文化、食材、言葉にまで言及すると、日本って、あまりにも世界から、ずば抜けすぎていて、肩を並べられる国なんてない気がしてきます。 私が発展途上国ばかりを旅して来たせいなんでしょうか?ヨーロッパや、アメリカはもっとスゴイ国なんでしょうか?ほんのちらりと見た感じでは発展途上国の中で、進んでいるほうの国と大差ないように感じたのですが。 こんなこと書いていても、別に私は愛国心が人一倍強いわけでも、日本が大好きだったわけでも無いんですけどね、日本を出る時は… でも、客観的に見て、何で日本を見習わないんだろうって思うこと多すぎるんですよね。今回挙げた例の殆どはどこの国でもできないことじゃないとおもうんですよね。 どこかの会社が、もう少し軸の固い綿棒を出すとか、掃除機のスイッチを手元につけるとか、本の紙質を上げるとか、お菓子の袋を加工して開けやすくするとか、お箸を使ってみるとか、別に工夫することは無いんですよ。 ただ、日本を見習えばいいだけ、何かを新しく作るんじゃなくて、ただまねをすればいいだけなら、難しいことじゃないと思うんですけどね。 文庫本の製本だって、マヨネーズだって、お風呂だって日本がまだまだ貧しいうちから実現していたことなのに、できないことないはずですよね。 テレビも自動車も、携帯も最初はどこかの国で出回って便利だと思って、世界で普及したのなら、日本を見習えば世界がとんでもなく便利で快適になると思いませんか。 しかも、マヨネーズを塩ビのチューブに入れて売り出すくらい、毛布を何枚を使うのを止めて、布団を普及させるくらい、テレビや自動車や携帯を普及させるより全然簡単にできると思うんですけどね。 中国や日本を馬鹿にし続けて、日本を無視し続けてる間に、日本では次々に便利なものは取り入れて、工夫して、改良を加えて、より使いやすく、より快適に、より美味しくして、奇跡を起こして、気が付けば日本から見たら殆どありえない国が世界の大半になってしまったんじゃないでしょうか? 世界よ。もっと日本を見習いなさい。。。!!! ところで、これから、二人旅になりそうです。。。 じつは2年ほど前からお付き合いしている多少ストーカー気味の彼女がいたのですが、 体力的に無理だと思って、バスと自転車で旅行していたのですが、泣いてどうしても一緒に走りたいというので、 ここで、自転車を買ってもらいました。最後までいけるかどうかは彼女の体力次第ですが・・・ #
by fuji_akiyuki
| 2011-10-19 14:32
| チリ・アルゼンチン
いろいろ旅行をしていると、やっぱりこの国ってすごいって思います。
奇跡の国。 もちろん、日本です。 何で外国って、もっと日本を見習わないんだろうって不思議で仕方がありません。 『奇跡の国ではトイレが無料』 まあこれは何度も書いてますが。。。 日本を出てまず腹が立つのは、トイレが有料。 長期旅行者や、外国に住んでいる方はもう殆ど当たり前だと思うことかもしれませんが、どんなに長く旅行をしていても私には全く理解できません。 トイレが有料だと気軽に入れないし、用を足すだけでなく、ちょっと手を洗いたいとか、着替えたいときなんかも使いずらいですよね。 ホームレスなんかはそんなお金払えないから、街の片隅で用を足して、ちょっと薄暗い一角がいつも臭かったり、街の美化にも良くないとおもうんですよね。 しかも、お金を出して入ったのに、汚い、水が流れない、もしくは止まらない、流した水が便器から勢い良く飛び出してくる、紙が無い、ドアが無い、鍵が掛からない、トイレが詰まる、床が水浸し、便座が無い、便器が割れてるとか、とても使いたくない、もしくは使えない状況にあったりするんですよね。 そこは奇跡の国、日本は全く逆、トイレは無料で、大体紙も付いてますよね。気軽に利用できるし、街を歩いていて、トイレに困ることはあんまり有りませんよね。 せっかくの観光地で街歩きをしてもトイレを探し回らなければならないなんて面白くないですよね。 『トイレが有料』は世界の常識、だから、外国に慣れてる人は当たり前といいますが、私はどんなに旅行をしていてもトイレは無料の方がいいと思うんですよね。 最近はちょっと近代的なモールやデパートには無料のトイレが付いていることが増えてきてます。ようやく、世界もトイレは無料の方がいいと分かり始めてきたんですかね。 『奇跡の国にはお風呂がある』 そして、奇跡の国日本では、お風呂に入ります、入れます。 世界の常識ではシャワーだけって言うのが当たり前みたいですが、どう考えたってお風呂に入れた方が良いと思いませんか? シャワーだけじゃ自転車こいで、汗まみれになった身体は満足行くまで綺麗にならないし、整備とかしたあとはつめの中が真っ黒になって、これもシャワーだけじゃなかなか洗い流せません。 お風呂に入れば一発で洗い流せるし、疲れも取れるんですよね。 そして、この間、アルゼンチンで強盗に襲われて、骨折して未だに完全には回復していない人差し指を見るたびにお風呂に入れたら、お湯であっためながら毎日5分なり10分なり、リハビリできたんだろうなって思ってしまいました。 何で日本以外の殆どの国ではこんなに気持ちが良いのにお風呂に入らないんだろうって、不思議で仕方ないですよね。 文化とか習慣とか関係なく、便利で、機能的で、身体に良いなら、見習う国があっても良いと思うんですけどね。 奇跡の国日本では最近どこの家庭でもホースが付いて、温度も調節できるシャワーだって付いてますよね。 もともと日本に無かったシャワーだって、文化とか、習慣とかいわずに日本はちゃんと便利に使えるような形で取り入れてくれるんですよね。 でも外国って、シャワーしか浴びないくせに、本当に固定シャワーが多いんですよね。あんなの日本じゃ学校のプールとか、海の家とかでしか見たこと無いんですけど。 お湯になるまでどこかに避難しなきゃならないし、足とか洗いにくいし。。。 ホース一本つければ便利さは劇的に変わるのに何でしないんでしょうね。 『奇跡の国は布団で寝る』 それから、奇跡の国、日本では布団で寝ますよね。 でも多くの海外ではシーツと毛布のセットでした。 でもシーツと毛布って、ずれてくるんですよね。寒いところで、毛布を3枚も4枚も使ったりするゲストハウスとか本当にイライラするんですよね。 シーツはひしゃげ、一番上の毛布はベットの左に、2番目の毛布はベットの右にずれてきたりとかして、夜中におきだして、直さないと眠れなかったりするんですよね。 これが布団一枚だと寝ながらでも布団の位置を変えたり、暑かったらちょっと足を出してみたり、布団って快適に寝れるんですよね。 毛布1枚、2枚で寝れるようなところならそれこそせんべい布団でも十分眠れるし、毛布を3枚も4枚も使うなら、その分ちょっと綿を増やした厚手の布団一枚って、そんなにお金かかったりするんですかね。 日本では昔から機能的な布団で寝てるのに、何で世界は日本を見習おうとしないんですかね。 文化とか、習慣とか、関係なく、ふとんのほうが、快適だと思いませんか? 『奇跡の国は綺麗好き』 そして、奇跡の国では家には土足で上がりません。 だから、家の床は基本的にきれいで、リビングでごろ寝をしながらテレビを見て、そのうち転寝をしたりできちゃったりするんですよね。 土足で家に上がらないから、靴につた汚れを家の仲間で持ち込まないで済むし。 だいたい、外でガムとか犬の糞とか踏んで、気が付かずにいえに入って嫌な思いをしたことって無いんですかね。 家には土足で入るくせに外国人って、はだしで歩き回る人って結構いるんですよね。 ホステルとかではだしで歩き回って、シャワーとか、トイレとかまでそのまま入ったり、ちょっと近所だったらそのまま外出したり。 でも、靴で帰ってくると靴のままソファやベットで寝たり。 一般家庭に玄関をつけて、床を一段高くして、靴を脱いで入るタイプの家を作るのは簡単ではないのかもしれませんが、どちらがいいかと聞かれると、私は慣れてるからとかではなく、衛生面と、快適さを考えて、日本式の家のほうが良いと思うし、すきなんですよね。 日本だと畳や、床の間や、障子や、ふすまが減っても、フローリングや洋室が増えても、土足で上がる一般家庭って聞いたこと無いんですよね。 文化や習慣が変わったって、どんなに欧米化したって、きっとそこは捨てられないところなんですかね。 もちろんその方が私は良いですけどね。 でも、外国って、殆ど土足で家に上がるんですよね。本当にその方が良いと思ってるんですかね。 『奇跡の国ではお箸を使う』 お箸を使う国は日本のほか、東アジア、東南アジアの多くの国で使っていますが、やっぱり使いやすいですよね。 最近、ちょっとフォークを使わない生活に挑戦しています。 フォーク、殆どの場合、お箸で代用できませんか?しかも、多くの場合、お箸の方が使い勝手よかったりするんですよね。 ステーキを切るときもお箸とナイフで全然問題ありませんでした。 フォークにできて、お箸にできないことなんて、スパゲッティをくるくる巻きつけて食べるときだけじゃないかと思ってます。 でもスパゲッティは麺だし、麺を食べるのはやっぱりお箸が便利なんだと思うんですよね。 お箸を使う国でも日本のようになんにでもお箸を使う国は稀で、特にお米をお箸で食べる国って、日本と中国、台湾くらいしか知らないんですけど、麺はどこの国でも大概お箸なんですよね。 そう考えるとスパゲッティもお箸でズルズルと食べるのが自然じゃないでしょうか。食べやすいし。。 スパゲッティ、パスタを茹でるときとか、料理をするときにかき混ぜたりするときもフォークを使うとにんじんに突き刺さったり、スパゲッティがフォークの枝に挟まったり、イラっと来るんですよね。 それに比べて、お箸だといろいろかき混ぜやすいんですよね。 魚を食べるときはお箸が一番楽っていうか、フォークとナイフとか、スプーンとか使ってもかなり難しいですよね。 他にもお箸だと、つかんだり、つかんでそのまま醤油やタレに付けたり、玉子焼きとか豆腐とかやわらかいものなら、小さく切ったり、2本の箸が別々に動くことによって、複雑な機能もこなすことができますよね。 今日スパゲッティを茹でていて、ざるを使うのが面倒だったので、お箸で取り出したら、一本残らず綺麗に取り出すことができたんですよね。 かき混ぜたり、かき寄せたりして、ゆで汁から浮かんできたスパゲッティの麺をお箸だとつかみなおすことができるので、小さく切れた断片がなければ残さず綺麗にスパゲッティをあげることすらできてしまうんですよね。 そんなお箸、日本や中国、アジアでは何百年も、もしかしたら何千年も前から使ってるのに、世界の多くは使わないんですよね。 便利なんだから使えば良いのにって思いませんか?日本はそう思ってか、今ではお箸と並んで、フォーク、ナイフ、スプーンも使いますよね。 『奇跡の国ではいつでもどこでも大体買いたいときに買いたいものが買える』 日本には全国どこにでもコンビニがあって、自動販売機があって、深夜でも買いたいものが買えますよね。 これ、世界で言ったら、本当に奇跡に近い現象なんですよね。 自動販売機なんて、外国に置こうものなら、いきなり破壊略奪の対象になっちゃうんでしょうね。 24時間やってるコンビにも最近は国によってはチラチラ見るようになったけど、今いるチリやアルゼンチンは全くありません。 それどころか、シエスタとかで、何かを買いたいときにはどんなお店も閉まってるって状況になったりします。 国によっては夕方には店が全部しまってしまうところもあったし、土日、祝日は殆どゴーストタウンって街も少なくありませんでした。 奇跡の国に住んでいた私としては必要なときに必要なものが買えない事がどれだけストレスになるのか、痛いほど思い知らされました。 でもこれは治安の悪いことが当たり前の国じゃなかなか便利だからといって、実現するのは難しいですけどね。 自動販売機が路上に放置されてる国って私の旅した国の中では今のところ日本だけだったように思うのですが。。。 『奇跡の国の本は紙質が良い。』 文庫ってすごいと思いません?ポケットに入るサイズ、紙は薄くて強く、表面もつるっとして、字も読みやすい、カバーもついてるし、一部の文庫では紐のしおりまで付いてます。 でも外人の読んでる本って、ポケットに入れるにはちょっと大きすぎるし、紙もざらざらして、ちょっと分厚いんですよね。カバーも付いて無いし。 どのくらい厚いんだろうと思って、同じくらいのページ数の文庫本と洋書を並べて比べてみたら、1.5倍くらいの厚みがあるんですよね。 別に製本の技術なんてそんなに難かしく無いんだろうし、難しかったとしても日本では私の知る限り何十年も前から、優れた製本をしているわけだから、少し見習えば良いのにって思うんですよね。 それともあんまり外人って、本読まないんですかね。 『奇跡の国ではマヨネーズ、ケチャップは塩ビのチューブ入りで使いやすい』 これも前に書いたことですが、マヨネーズやケチャップを瓶に入れて売るセンスが理解できません。意味不明。。。 使いずらいし、最後まで使えないし、重いし、落として割れたら、大変だし。。。 前に書いたので、しつこく書きませんが、日本じゃ、キューピーマヨネーズは何十年も前から塩ビチューブに入ってましたよね。 世界よ、日本を見習えって言いたいですよね。 『奇跡の国のスーパーは明瞭会計で、機能的』 日本のスーパーで値段が分からないって、あんまり無いですよね。大体値札が貼られてますから。 たまに値札のが剥がれたものがあっても、商品棚に書いてあったり、商品棚の同じ商品には値札が貼られてるから、まず困りませんよね。 たまたま値札の剥がれた商品を誰かが手にとって、適当に別の場所においてしまったとか、そんなハプニングでも無い限りまず値段が分からないなんて、悲劇には陥らないものです。 でも、海外だとそれが日常茶飯事、毎回これいくらだろうって、思うんですよね。 日本でも一時期、消費税が外税だったとき、 ちょっと大きな近代的なスーパーだとバーコードを読み取って、値段を教えてくれる機械が店内の所々に設けられたりしてコレがあると相当便利なんですけどね、それでもそこまで持っていかないと値段の分からない商品も多いし、値札は商品には貼られて無くて、商品棚にしかないから、油断すると別の商品の値札を見てて、レジに持っていくと全然違う値段だったりするんですよね。 だから、同じ商品でも色んなメーカー、色んなブランドが出してる商品だと、値段と質と量を比べるのが、一苦労なんですよね。結局一つしか要らないのに3,4種類持って歩いて、バーコードの機械を探して、値段を調べなきゃならないし。 バーコードの機械の無い値札の無い商店やスーパーだと殆ど買い物する気すら失せちゃったりします。 そのくせ、海外のスーパーって、やったらでかいんですよね。同じ商品ばっかり並べすぎで、お肉を見て、お米を見て、パスタをみて、トマトソースを探して、缶詰を見に行こうとすると、それだけで1kmくらい歩かされたりするわけですね。 でっかい売り場の中に仕入れた商品を全部置いてるんじゃないかって感じです。だから、お客さんはだだっ広い倉庫の中、ほしいものを求めて一生懸命右往左往しなければなりません。 本当に、コカコーラだけで、両手を広げても全然足りないほどドーンと商品棚を占領していたりします。それからスプライトドーン、ファンタドーンと来て、つぎはペプシドーン、7UPドーン、ミリンダドーン…量は多いけど、種類は少ない。 同じように、スパゲッティドーン、油ドーン、ポテトチップドーン、お米ドーン、バタードーン、牛乳ドーン… 商品棚の上から下まで全部同じメーカー同じブランドの全く同一商品が両手を広げても足りないくらい並べられて、その隣は同じものだけど、別のメーカーのものが同じように上から下まで並べられて、またその隣には・・・・ さらに、日用品、衣類、靴、電化製品、パソコンまで、同じフロアで売ってて、ラップとか洗剤とか食品以外の商品はフロア全体を捜索しなきゃいけないし。。。 たいした物を買いたいわけでも無いのに買い物は一日仕事になっちゃったりするんですよね。 そして、海外のスーパーの多くは鞄を持って入れません。どこかの町を拠点に観光に行った帰りにその足でスーパーによろうと思うとデジカメとかお土産とか、あんまり無くなってほしくないものまで、預けなきゃならないんですよね。 奇跡の国、日本ではそんな消費者を泥棒扱いするようなお店には誰も行きませんよね。預けた荷物も心配だし。だいたい、まともに働いてる人はまず、万引きなんてできませんよね、日本だったら。 人間に信用の無い殆どの国ではこのシステムで、面倒で、気分の悪いことこの上ないんですよね。しかも、レジの人も店側に信用されていないらしく、一度打ち込んだ会計をキャンセルするのはレジの人にはできないみたいで、いつも上司みたいな人を呼んで、その人のIDカードをレジに通さないとダメみたいなんですよね。 この値段だったら買おうと思ってレジに持って行ったものが全然違う値段で、レジでピッてやってしまった後とか、面倒なんですよね。 でも、海外のスーパーには車が付いて、取っ手が延びて、引きずることのできる買い物籠っていうのがあって、かごを持って歩くには重いし、かといってカートを使うほどモノを買わないしってときには便利なものがあるんですよね。 これは日本にもあったらいいのにって思います。もしかしてもうあるのかもしれませんが・・・ 『奇跡の国は電気のプラグが使いやすい』 日本の電気プラグって、結構優秀なんだって、海外にでて、気が付きました。 あんなもの、あまりにも当たり前すぎて、なんでもないって思ってたんですけどね、不便なもの、多いんですよね。 日本で使われているのはAタイプというもので、2枚の板が平行になった、平刃というタイプなんですが。 ピンが二つのものはまだいいんですけど、3ピンになるとプラグ自体も大型になるし、タコ足配線をするためのタップもとんでもなく大きくなってしまいます。 大きいだけでも鬱陶しいのにさらに、殆どの国だと抜けやすいんですよね。抜けやすいくせに差込口が腰の高さくらいにあったりして、だらんと垂れ下がったコード自体の重さで更に抜けやすくなったり。 大体、3ピンプラグの国の場合、殆どは3本目のピンはアースでもなんでもなく、電気とは全く関係なくて、他の2つのピンにふさがったふたを開けるためでしかないものが多く、プラスチックだったりします。 3ピンプラグなんて、全く必要ないんですよね。必要ないどころか、百害あって一理なしって感じです。日本から考えると。 2ピンのプラグで多いのは日本のように平刃のものと、丸いものがあって、機能的には同じに見えるんですけどね。 でもなぜか、丸い方がタコ足のタップは大きいし、プラグは抜けやすい気がするんですよね。 この間、アルゼンチンでちょっとタコ足タップの方を修理する機会があったのですが、そのタコ足タップはプラグを差し込むと2枚の板状の電極の間にピンが割り込んでいって、電気が流れるようになっていたのですが、ピンが丸いとどうしても接点が小さくなるみたいだし、しっかり挟み込むようにするのもちょっと難しいみたいでした。 その点、平刃だと接触面を広く取れるし、そのお陰で、抜けにくくなるみたいですね。平刃でも特に日本のはしっかりしてる気もするのですが。 どうせなら、世界中で、それに統一すればいいのに、何で未だにそんな不便な形状のプラグを使うのか意味わかんないです。 『奇跡の国のお菓子の包装は開けやすい』 海外のお菓子って、本当にあけずらくないですか? ポテトチップのパーティー開けとか、ウェハウスとか、ビスケットの赤いテープでクルって1周させて切るフィルムとか、小分けに入ったマヨネーズとか、ケチャップの袋とか、日本だったらポッキーやきのこの山とかたけのこの里の箱にあるようなミシン目とか。 そういうの、全部海外のやつって、ついてないか、上手く機能しないんですよね。 ミシン目とか、切り口なんて、日本じゃ何十年も前から工夫されて、今じゃ、切り込みも無いのにある方向からならどこからでも開けられるなんて、奇跡のような袋まで出てきてるのに。。。 なんで、外国って、もっと日本を見習わないんでしょうか。 『奇跡の国のガスコンロには自動着火装置がついている』 何で海外のガスコンロって、つけるときにマッチかライターが必要なんですかね。意味プーですよね。 ごくたまに、自動発火というか、ガスのつまみを開けて、スイッチを押すとカチカチって音がして、ライターとか、イタズラグッヅにあるビリッとくる電気の放電装置みたいのが、付いていて、ライターやマッチなしで付くガスコンロもあるんですけどね。 この自動発火装置が付いてるコンロも少ないし、それが機能する物となると、本当に極稀にしかありません。 わたしのような、旅行者は宿のキッチンを使うことがほとんどので、もしかしたら一般家庭はもう少しマシなのかもしれませんが、それにしても日本のようにその放電装置みたいなのが、コンロ一口一口に付いていて、火を着けたいコンロのつまみを回せばそのまま自動着火っていうのは見たこと無いんですよね。 逆に日本にいると自動着火の装置の無いコンロって殆ど無いですよね。 #
by fuji_akiyuki
| 2011-10-19 14:31
| チリ・アルゼンチン
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