人気ブログランキング |

目が開かない?@ザンジバル島(タンザニア)

今はダルエスサラームから船で4時間ほど来た、インド洋に浮かぶ島、ザンジバル島に来ています。ここはイスラム色の強い町で、モロッコやチュニジア、アルジェリアで見たまったく秩序のない、積み木をバケツに入れて揺さぶってそのバケツを逆さに伏せてバケツを外したような町のつくりをしています。地面に残った積み木が建物です。道を作ろうという意図がなく、建物と建物の隙間を道として利用しているといった感じです。
太い道も30mと行かないうちにやっと人一人が通れる小さな路地に変わってしまう。そうかと思うとそんな路地が突然開けた広場に出てきたりと、すべての道を知り尽くすには毎日へとへとになる位歩いても一月くらいはかかりそうな町です。

 しかし、今当面の問題はラマダンです。そう、イスラム教といえば酒と豚はだめ。女の人は目だけ出して黒ずくめ。そして断食月。ラマダンです。
 宗教は個人の問題で誰が何を信仰して、その戒律に従って敬謙に生活することに他人がまったく持って文句を言う筋合いのものではないことは十分わかっていますし、そうすべきであることは良くわかっているのですが、理性と食欲がうまく意見を一致させられないでいます。

 イスラム教でも病人や旅行者はラマダンは免除されていると聞きます。しかし、実際には町に食べ物が売ってないので病人も旅行者も昼間は食べることができないのです。レストランくらいは外人向けに店を開けているだろうと思ったのですが、これも飛びっきり高級などう逆立ちしても手の届きそうにないレストランを除いてはやはり昼間は閉店です。
 そうなってくると理性ではここはイスラムの町だし、彼らの生活習慣を尊重しなければならないし、すきっ腹を抱えて一日我慢している人々の前で私達旅行者だけが食べ物をパクつくのは良くないことはわかっているのですが、空腹は人をイラつかせるもので、イスラム教でもない私がすきっ腹を抱えて昼過ぎにもなるとだんだん腹が立ってきます。
”俺は旅行者だし、イスラム教でも何でもないんだし、何でお前達に合わせて俺までひもじい思いをしなければならないんだ。何か食わせろ。”しかしこれは回りもひもじい思いをしてイラついているはずだから声に出していおうものなら大喧嘩になるか袋叩きに会うのが関の山で…
 何とか夕方までこらえて皆が食べだしたころ、もっと腹の立つ現象が始まったのです。つまり、地元の人はどこに行けば何が食べられるか知っているので、そこに集まってわいわいやりながら食べ始めるのですが、よそ者の私はどこに行って何を食べればよいのかわからない。屋台は暗いから何があるのかも見えないし、第一どう注文すればよいのかもわからない。そうこうしているうちに人気のある物はなべの中が空っぽになり、一日の断食は終わったはずなのにくいっぱぐれを喰らう羽目になります。
 結局おとといも昨日も口に入ったのはさめたジャガイモの煮物だけでした。後はスナックのようなもので過ごしたのですが、その中でザンジバルのピザと言って売っていた、いや、日本人の私に言わせてもらえば、これはもうお好み焼きそのものなのですが、このピザはアフリカのローカル食では上から5番目までには入るであろうという代物で、これだけは食べられて良かったと感じました。
 とにかく、言葉も土地勘もない旅行者にはあまりにも酷なラマダンで、これはタンザニア本国に帰ればなくなるのですが、こんなラマダンにまともなイスラム国の中で引っかかったら絶対に走れないなと思った2日間でした。

 イリンガという町ではウランジと呼ばれる竹の子のお酒を飲むことができました。ボトルに入ってラベルもあったのでラベルを取ろうと試みたのですが、これがなかなかの曲者で、しっかり貼り付けされている上、紙が弱く、ボトルがすっぽり入る入れ物を持っていって水につけておいてもなかなか取れず、取れても髪が破れるなどして、悪戦苦闘の末、4本立て続けに飲んでやっとラベルをはがすのに成功して、ヘベレケになってどうやって宿まで帰ったか良く覚えてません。寝ゲロはしていなかったようですが…

 ダルエスサラームは今大停電の真っ最中で、なんでも日本のODAが作った発電所が壊れたとか言うことで直すには日本から部品を持ってこなければならないとか何とか、2週間は続くという話なので、1ヶ月くらい、少なくとも3週間は停電のままのようです。あんなに大都市なのに信じられない話です。まあ。アフリカですから。ザンジバル島は電気は独立してるそうなので大丈夫です。昨日の夜は停電でしたけど。

 余談ですが、今、右目がうまく開きません。開くことは開くのですが、いつも抵抗を感じます。何か瞼に糊でもくっついているよう一部が張り付いているような感覚があるのです。おかしいな、と、今朝鏡を見て観察してみると上の睫毛と下の睫毛が絡まっているのです。上の睫毛も下の睫毛もすべて先のほうが釣り針のように曲がっていて、瞬きをするたびにその上の睫毛と下の睫毛の釣り針が絡まりあって上下の瞼が睫毛2本分の長さより離れるのを妨げているのです。どうしてそうなったかわからないのですが、綺麗に右目の睫毛だけ、それも上下の睫毛の毛先が軽くカールしてしまったのです。左は何の異常もないのですが・・・右目を枕に押し付けて寝る癖でもあるのでしょうか。解決策は簡単で、切ればいいのですが、そっちのほうが弊害がありそうでなかなか思い切ることができないでいます。

 これも珍病奇病のひとつでしょうか?珍病奇病年鑑でも作ってみようかと思ってます。
by fuji_akiyuki | 2005-10-26 15:58 | マラウィ
<< ダルエスサラームに戻ってきまし... 近況報告by管理人 >>