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大ショックinケニア山@ナイロビ(ケニア)

今日ケニア山から帰って来ました。
3泊4日の行程で、月曜日に出発しました。
私は大きなザックを持っていないので、勢いツアー会社に借りることになったのですが、このツアー会社が貸してくれたザックのおかげで今は大ショックで何もしたくないくらいに落ち込んでいます。
詳細はこうでした。

出発前日。ツアー会社のオフィスに行くと約束してあったはずのザックの用意が出来てなくて、私はちょっと怒って
「今すぐに用意できないのならキャンセルする。」
と言って彼らに迫ると出て来たザックは第二次世界大戦時、日本陸軍が背負っていたような本当に背嚢と言うような、袋に肩紐をつけただけの代物を出して来ました。
"冗談じゃない。こんなので山が登れるか!!"
といって辞めてしまってもよかったのですが、ポーターが付くと食料や自炊設備を自分で持つ必要がなくなるので実際に背負う荷物の量は高が知れています。多少変なザックでも荷物が運べればいいやと思ってそれを借りることにしました。

前日なのでそこに登山のための防寒具、レインウェアー、行動食、カメラを詰め込んで翌日の出発に備えました。

第1日目。
7時に約束していたのにガイドが宿に迎えに来たのは8時前、このくらいはアフリカではいつものことです。
近くのバスターミナルから出発。
お昼前にニャニュキという町に着き、そこで昼食、その間ガイドは買い出しをしてそこから登山ゲートまで別のバスに乗り換えて1時間くらい走り、ゲートから登山開始。

私はとある日本人男性と登ることになったのですが、彼も私も山は慣れているのでガイドが着いて来れないペースで歩き始めて、すぐにガイドは脱落。私達2人で30分食らい歩いた時。
”ブチッ”と音がして、ザックのストラップが切れてしまいました。縫い方が甘かったようで左の肩のストラップの下側のストラップが外れてその後は切れたストラップを押さえながら最初のハットに到着、そこで、幸運にも針と糸を調達できてザックを縫うために荷物をいったん全部だしてついでに中身をチェックすると。。。

無い!!!! 無い、無い、無い

カメラと一緒に持って来たはずの魚眼レンズがないのです。ザックの中には全く無いので考えられるのは宿に忘れたか、バスに乗った時に落としたかです。

実はこの借りたザック、うまく口を閉めることが出来ませんでした。
初めにバスに乗り込んだ時はザックも一緒にバスの前の座席に置いてくれたのですが、乗る人が多くなると突然荷物は全てバスの上に載せ換えてしまいました。すぐにやばいと思ってザックを取り返そうと思ってバスの上を見るとザックは口を上に載せられていたのでこれなら中身が出ることも無いだろうと思って何も文句も言わずにニャニュキの町まで行きました。
しかし、何とニャニュキの町に着いて荷物を降ろす時にはザックは位置が変えられていて口が下に真っ逆さまに載せられていたのです。いやな予感がしたのですが、さっと見たところ何か落ちたような形跡も無かったのでそのまま山を登ったのですが、どうもその時レンズは重いのでザックから転がり落ちてしまったようです。乗り換えたあとの次のバスは荷物も車内だったのでここでなくなる事はないでしょう。

これに気づいてからずっと落ち込んで山なんて全然楽しめませんでした。

ただ一つ、望みは宿に忘れていることでしたが、今日帰って来てこの望みも絶たれ、5万円もした魚眼レンズを失ってしまったという結果だけが残った登山でした。

今はケニア山の詳細についても書く気が起きないし、今後何をするか考える気もしません。
しばらく放心状態で落ち込んでみます。
by fuji_akiyuki | 2006-02-02 23:14 | ケニア1
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