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トラのいないサファリ@ナイロビ(ケニア)

昨日再びナイロビナショナルパークにサファリに行ってきました。

宿のみんなでレンタカーでマイクロバスを借りて総勢10人の日本人+韓国人1人の団体様で今度はちゃんとお金を払ってみてきました。
しかし、残念な事に今回はトラを見る事ができずちょっと不完全燃焼でした。
ただ、今回は頭にペンを挿し、ハイヒールを履いたちょっと小粋な鳥、セクレタリーバードを見る事が出来たのは大収穫でした。
後は前と同じような動物を見て帰ってきました。

ところで、帰ってきたそうそう事件でした。みんなでレンタカーを返しに行って解散して私はその足でスーパーマーケットに買い物に行きました。それから宿に戻る時の話です。

パンパンパン!!

もう宿が見えて宿手前100mくらいの所で突如銃声が聞こえました。銃より少し軽い音だなと思っていたら宿の入り口付近で黙々と煙が上がり、そこら辺にいた人々が蜘蛛の子を散らすように退散して、宿の前の路地は突如人っ子ひとりもいなくなってしまい、私も遠巻きに見守る人に紛れて戻るに戻れずにっちもさっちも行かない状態で約5分ほど見守っているとだんだんと人が歩き出したのでそこに紛れて宿にエスケープ成功です。

一体何が起ったのか?

宿の屋上から見学していると暴徒と化した群集が宿の裏の路地から出てきて石を投げはじめました。人に、車に手当たり次第気に食わない物に石を投げつけては人や物に危害を加え、突如何かのきっかけでみんな逃げ出して宿の裏の路地に帰っていきます。暫くするとまた出てきては石を投げては逃げて行くの繰り返しです。

この騒動の発端はどうも露天商同士の対立か露天商と警察の対立だそうです。

ここ、ナイロビは治安が悪い事で有名ですが、実際に来てみるとそれほど危険だと感じる事はありません。しかし、それは今泊まっている宿のある通りまでの話で、宿の裏手の通りに一歩踏み込むとまるで別世界で非常に柄の悪い嫌な空間が広がっています。
そこに住む人達が毎日午後になると路上に商品を広げて露天商を始めます。しかしこれは何処の国もそうですが、大概この手の露天商は何の許可も取っていないので違法です。そして毎日夕方になると警察が来て風呂敷き一枚に広げた商品を一目散に風呂敷きに包んで逃げていきます。いたちごっこです。
これが毎日の光景になっているのですが、昨日はそこで警察に反抗して暴動が起きたのか、露天商同士の喧嘩だったのか、興奮して、大変な事になってしまったようです。

しかし、拳大の石を持ってきては人や物に投げつける群集をみていると野蛮だなあと思ってしまいます。巻き込まれないように気をつけます。
by fuji_akiyuki | 2006-03-28 17:02 | ケニア2
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