人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラマダン弁当@イスタンブール(トルコ)

10月24日より、今年のラマダンが開始しました。

ラマダンと時期を同じくしてインド領事館へインドビザを申請していたせいでついつい部ログにラマダンのことを書くのを忘れてしまいましたが、今日でラマダン4日目になります。
しかし、ここ、イスタンブールではあまり厳格にラマダンをやっている人は半分くらいらしく、町を歩いていてもあまりラマダンを感じることはなく、通りに面した飲食店も8割がた開いていて、中には通りに面したオープンカフェで堂々と食事を取っている人もいるので、ついついラマダンだと言うことを忘れてしまいそうです。

しかし、ラマダンになって、目に付く変化がいくつかありました。
ラマダンはムスリムにとってお祭りのようなものらしく、宿に程近いブルーモスクの前には出店が並び、食事を取ることの出来る日没後になると、縁日のような賑わいを見せます。
また、町のあちこちに建てられたテントでは、炊き出しが行われて、日没の2時間くらい前から行列が出来て、30分くらい前から食事を配り、食事をもらった人々はテントの中に順番に入っていきます。体育館のような大きなテントに所狭しと着席し、食事を前に、日没のアザーンを何百人という規模の人たちと一緒に待ちます。
日没のアザーンがなると同時にいただきますです。これではじめて今日一日の断食が終わりを告げるわけです。

今いる日本人宿ではこの炊き出しの食事のことをラマダン弁当と呼んでいます。もちろん日本語だし、まったく外では通じない単語です。このラマダン弁当、無料で配布されているのですが、下手にロカンタと呼ばれる大衆食堂で食べるよりも量も質もよかったりするのです。昨日はなすとピーマンの炒め物だったのですが、それが本当に中華風の味付けで、思わずお替りしたいほどおいしかったです。

しかし、このラマダン弁当を日没前に手に入れて、アザーンと同時に食べ始めるためには少なくとも日没の1時間前にはラマダン弁当テントの行列に並ぶ必要があります。ちょっと毎日やってるけど、毎日もらいに行くのはしんどかったりします。

今日、インドビザがおりました。これからアンカラに移動して、イランとパキスタンビザの申請をしてきます。これが終わったら久しぶりに自転車の旅です。イスタンブール、長かったけど今度こそ終わりです。そして、ラマダン中のイラン。もっと厳しいんだろうと思うので、覚悟を決めて、挑んできます。
 
by fuji_akiyuki | 2006-09-28 06:28 | トルコ
<< 逮捕!!@アンカラ(トルコ) ああ、インド人だ。@イスタンブ... >>