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明日、トルコ脱出予定。@ドゥバヤズィット(トルコ)

一昨日の夜行に乗ってアンカラを脱出昨日、"D"から始まるイランの国境まで35kmの町、Dナントカ(管理人注:おそらくDogubayazit?)に着きました。
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Photo: Anatolia

アンカラからDナントカまで、歩き方には19時間と書いてあったのに17時間弱で着いてしまい、危うく乗り過ごしてしまうところでした。といってもここが終点だからどちらにしても助かったのですが。

バスはアンカラを19時に出発予定だったのに、18時40分位にアンカラのバスターミナルに入ってきたバスは乗務員が「飯食ってくる」と言っていきなり行方不明。まあ、この時間にラマダン明けのアザーンがなるため、それまですきっ腹を抱えていた乗務員もここで食べておかないと食いっぱぐれるってことでしょう。
実際は20時近くに出発。 19時間と計算すると次の日の午後3時くらいにつくのかなと最初思っていたのですが、道が悪くて徐行したり、途中に止まる休憩も思いの外長く感じたのでこれはきっと遅れるなと確信するようになりました。

しかも バスの中が寒い。摂氏7度。ちょっと待ってよ。みんなオーバーコートとか着て温かそうなのに、私はTシャツに薄手の長袖シャツ1枚。凍えそうになって、体育座りで、一生懸命足を体にひっつけて何とか体温の保存に務めているとやさしい乗務員が
「寒いか?」
と声をかけてきてくれた。
「うん、寒い」
「そうか。」

ちょっと待て、「そうか。 」じゃないだろう。 何で暖房入れないんだよ。
ということで朝までバスの中で冷凍マグロにならないように寒さと死闘を繰り広げていました。

朝、ようやく温かくなってきて今度はウトウトとし始めます。さすがラマダン中。朝になるとコーヒーのサービスもない様子。で、どうせ着くのは早くても3時、と高をくくってゆっくり寝ているとなんと12時前にDナントカの文字を店の看板やどうも公共機関の建物っぽいところの門などにチラチラと目に付くようになります。

「これはもしやDナントカって所についたのでは?」

と思って、やさしい声をかけてくれた乗務員に聞いてみると
「そうだ」と言う。

何と早いお着きで。

このDナントカという町。イスタンブールやアンカラに比べて厳しくラマダンをやっているようで、なかなか開いているレストランが見つかりません。外を歩いていても全く人が者を食べたり飲んだりしているところは見えません。じゃあ、みんなラマダンをしているのかというと、そうでもないらしく、レストランならば2階席で、ホテルのロビーなどでも食べ物をほうばる人を発見しました。でもやっぱりイランが近いせいか厳しくなった感じはあります。2階席のないレストランは内側から新聞紙などが貼られ、多分閉店しています。

夜から私は何も食べていなかったので昼間に開いているレストランを見付けて2階に上がり食事を取りました。イランに入ったらこれも出来なくなりそうなので気をつけなければなりません。

ところでこの町Dナントカは思った以上にネット屋さんだらけで、びっくりです。初めはアンカラを出たらもうしばらくネットはできないかもなと思いながらアンカラを出る時にブログを更新しておいたのですが、ここに来たら一軒ネット屋さんを見つけてその2つとなりと向かいにネット屋さんがあって、さらにその隣がネット屋さんでって感じでネット屋さんだらけです。

というわけで、今回がトルコ最後の更新になるでしょう。明日はイランに向かって走る予定です。今のところ'''

あー、久しぶりに自転車乗らなきゃならないんだー、嫌だなあ(ちょっと本音)。
by fuji_akiyuki | 2006-10-06 19:06 | トルコ
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