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ナミブ砂漠の北側@スワコプムンド(ナミビア)

ナミブ砂漠の北の町スワコプムンドまでやってきました。
ウィンドホークからここまで3日かかったのですが、暑い上に何もないので死ぬ思いでした。ウィンドホークから北に70km、それから西に約300kmの道のりでした。
ところがこの道本当に何もなくて、村はもちろん一休みするための日陰すらなかなかみつからないありさま、そこへきてなぜかパンクが多い…。なぜだと思ったらなんととげとげのある植物の種らしきものがごろごろしているのです。
コンペイトウとか忍者の使うマキビシのごとく四方八方にとげが出ていて、どんな風に落ちても1個はとげが上を向いているという「画鋲かお前は!?」と言いたくなるようなこの植物の種、名前がわからないからトゲトゲくんと呼ぶことにしました。このトゲトゲくんを踏むとすぐにパンクしてしまうということでした。

このトゲトゲ君は舗装路の上よりやはり路肩のダートに多く、パンクを防ぐにはなるべく舗装から下りないようにすることしか手のうちようがないようです。

このあいだこのトゲトゲ君の親らしき草を見つけたのですが、そこらじゅうにあって自転車でそれを全て避けるのは不可能なようで、これから未舗装の道はなるべく避けるようにしようと思います。

もう一つの敵は風です。海に向かって走ってきたので、午後になると強い向かい風が吹きます。これは典型的な海風で、朝から昼にかけて陸側が温められると陸側の空気が軽くなって上昇し、海の上の比較的冷たい空気が流れ込んでくるという仕組みです。陸側に植物もなければ湖も川もない不毛地帯なのでその現象はさらに顕著で、午後はなかなか進むことができませんでした。
帰りはこの調子で行くと追い風になるはずですが、帰りは上りなのでまた大変そうです。

今日はここから35kmほど海沿いに南下したWelvis bayという町とその近くにある デューン7という砂丘を見に行ってきました。
デューン7は前に見たデューン45に比べて白、もしくは黄色いのですが、なぜかとてもきらきらしています。このあたりは金属が多く含まれるようなので、きっと鉄やら亜鉛をよく含んでいるのではないかと思いました。

明日はウェルウィッチアという植物を見に行く予定です。
ナミブ砂漠の北側@スワコプムンド(ナミビア)_d0043372_1185249.jpg

by fuji_akiyuki | 2005-03-19 12:39 | ナミビア
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