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飲酒運転宣言

まあ、そんな、宣言なんてしなくてももちろん飲みながら走るのですが。

でも今回、ちょっと縁起でもない話です。

 実は・・・・

 メキシコ。走るのが怖い。メキシコに限らず、前に走ったブラジルやアルゼンチンでも同じように怖かった気がします。

何が怖いって・・・


 あんまり多いのでちょっと数えてみました。


75kmで、136ヶ所、見つけました。



十字架




75kmの間に136箇所の事故現場。そして、たぶん死者の数はその倍くらい入るんじゃないかと思います。場所によっては6本から7本も十字架が立っていました。
同じところに同じ体裁でたってる十字架はたぶん同乗者なので、ひとつの事故として数えたのに、136箇所。


 1kmに約2箇所。



 でも、ありえると思える強引な運転をします。

 道路はだいたい2車線で、まったくといっていいほど路肩がありません。

この路肩がないうえに強引な運転というのが本当に自転車で走る時に恐怖です。

対向車が来てるのにぎりぎりで抜いていこうとする馬鹿なドライバーがいかに多いことか。

しかも、その多くが困ったことにトレーラーや大型バスのとんでもなくでかい車。

 いつか本当にひき殺されるんじゃないかというような運転です。
今日は特に生きた心地がしませんでした。
いやこれ、本当に、大げさでなくて。

一日に何度か本気であたりそうで怖くてアスファルトから落とされてます。
今日は3,4回脱輪しました。ちょっと普段より多いです。

事故ったらどうするんだよ、と思うのですが、考えてみればどうすることもなくて、彼らにとっては自転車の一台なんて踏み潰して逃げてしまえばいいのです。
どうせ見つかるわけないし、75kmに136個の十字架が137個になったところで、そう、誰も困りません。

 車ならいざ知らず、自転車だったら、当たろうが踏み潰そうが、トレーラーには何のダメージもないでしょう。

 そして、この国ではたぶん誰も交通事故を無くそうとか、減らそうという考えは無いようです。

 走って、思ったのが、もし、あと30cmでも路肩があったなら、もしくは死なずに済んだ命もたくさんあったのではないかということでした。

 たぶんメキシコに限らず、路肩の狭い、もしくはまったく無い道ってたくさんあったのですが、今回、こんなに怖く感じるのは交通量が多いせいだと思います。

 交通量が多いところは道を広く作ればいいのに、そうはなってません。

しかも、高速道路があるのに、そっちは有料なので、でかい車が一般道に入ってきます。
自転車は高速に多分乗れないのですが、高速道路のほうが、実は路肩があって安全だったりします。

 一般道だろうと、高速だろうと、結局運転すればアクセルはマックスに踏みっぱなしだから、結局、一般道のほうが、そんな車のすれすれを走らなければならなくて、さらに危険にさらされているわけです。

 たまに、一般道が無くなって、その区間は高速だけになる道もあるのですが、そういうところのほうが安心して走れるし、十字架の数も絶対に少ないのです。

 十字架の数はもしかしたら、高速が新しいから、まだそんなに事故が無いだけなのかもしれませんが。。。

 もう30cm、路肩があれば対向車が、ちょっとはみ出したときによけられたかもしれません。
もう30cm、路肩があれば、誤って、もしくは何かに驚いて、ハンドルを切っても脱輪せずに済んだのかもしれません。
 
 私が自転車に乗るとき、50cm、いや、1mくらいの幅があると、かなり安心できます。
 車線の半分から、3分の2くらいの幅の路肩があればもう車道で走る車は別世界なので、まったく気になりません。ただ、過去2度の事故はどちらも、広すぎる路肩で、走るべきではない路肩を猛スピードで走ってきた車に後ろから轢かれたのですけれども。。。

 でも、今はその路肩がまったくありません、そして、ぎりぎりでもいけそうだと思うと馬鹿なドライバーは無理にでも抜いていこうします。後3秒待てば対向車もやり過ごして、余裕を持って抜いていけるのにです。その3秒が待てずに十字架を増やします。

 多分、交通事故が多いのは誰もが分かっているんじゃないかと思います、でも、路肩は作らないし、強引な運転はやめません。つまり、もう交通事故が起きるのは当たり前のことのようにとらえてるんじゃないかと思えるほどです。
 事故で、家族を亡くしてもきっと、運が悪かったね、で済ませてしまうのではないでしょうか。
もしくは増えすぎる人口の調節に交通事故が一役買っているのでしょうか。
対策をして、交通事故がへると人口が増えるから、このくらい事故が起きていたほうがいいんだよ。
 しゃれになりません。。。。

 75kmのあいだにあった136個の十字架が見守る中、事故は起きてしまうのでしょう。136個の十字架は警鐘を鳴らしているのではなくて、仲間を呼び寄せているかのようにすら思えてきます。

 だから・・・・

 飲酒運転をします。


 危ないじゃないかって。。。


 自転車がふらついて、事故ったらどうするんだって。


 自転車のスピードなんてタカが知れてます。事故るときは後ろから、何一つ避けることもできずに何が起こったのかなんてわかるまもなく轢かれるのです。

対策なんて立てようがありません。ただただ、ドライバーが馬鹿なことをしないように祈るしかありません。
 結局自分の力では事故は避けようがありません。


ただ、唯一の自衛策としては、対向車が来ていたら、なるべく車線の真ん中あたりを走って、絶対に抜けないところを走って、後ろから来る車を止めることくらいしかないのです。

 クラクションを鳴らされようが、後ろから怒鳴られようが、無理によければ無理に抜こうとしてくるし、のぼりだったらお酒が入ってなくても、ふらつくわけだから、余計に危ないのです。
 クラクションをいくら鳴らされようとも、どんなに罵倒されようとも、轢き殺されるより100万倍ましです、少しでもよけようものなら、後ろのトレーラーはいけると思って、とんでもないぎりぎりでも抜きにかかります。

 だから絶対によけない。


 しかも、車線の真ん中を走っていれば無理に抜かそうとしてくる車がいてもこれは危ないと思えば路肩側に車線半分のよけしろが残ることになるので、前輪が抜いていって、これは危ないなと思ったら、後輪が来る前にまだ少しよけることができるのです。
 この場合、車が連続してると後続の車がどんどん抜いていって、どんどん端に追いやられるので、どんどん状況は悪くなるのですが。。。

 とにかく、迫ってくる車が背後で、いったん徐行して、私の後ろについてくれれば、大体安全にやり過ごすことができます。速度がゆるければちょっとくらい危なっかしくても、先に書いたように自分にはまだ少し、よけしろが残っているのです。
 


 そう、だから、怖がってよけてしまうと、後ろから来る車は無理にでも抜かそうとします、いけると思ったら、まったくスピードを緩めることなく、抜き去ろうとします。もしこのとき、ちょっとでもふらついて、左にハンドルを切ってしまったら・・・
 本当に危ないのはきっと、こういう車だと思います。
 もうよけるとか、危ないとか、思うまもなく轢かれてしまうでしょう。
後ろの車に隙を見せないためにも頑として、道を譲ってはいけないのです。轢かれない為に。。。
 前に自転車がいて、結構ふらふらしながら、車線の真ん中を走っててじゃまくさいなぁ、位に思わせて、とにかくとめないと、本気で命にかかわります。

 でも・・・

 まったくしらふだと、やっぱり敏感に反応してしまうのか、やっぱり恐怖心を抑えきれずによけてしまうこともあります。
そうすると、対向車が来てて、よけるスペースも無いのに後ろからトレーラーに無理やり追い越されることになります。時にはアスファルトから、落とされることもあります。
 落ちても砂利道があるくらいならいいけど、時にはいきなり1mも落ちてたりするので、そんなところで、そんな状況になったら、もう絶対に怪我は避けられません。
落ちるか、当たるか。

後ろから来る車はとにかくいったん止めないとだめなんです。

 ビールを1リットル、飲んだ後だと、多少鈍感になるのか、大胆になるのか、気が大きくなるのか、結構これが図太く逃げずにいられます。
多分結果的には安全にやりすごせてるんだと思います。

 昨日、テキーラを一本開けて、今朝はちょっと二日酔い気味だったので、ビールを控えたら、本当に今日は一日中いやな汗をかき通しでした。
 生きて、ネットにつなげたら、ミクシーとブログに遺書でも書こうかと本気で思うほど生きた心地がしませんでした。

 ビールを飲まなかったからじゃなくて、単に今日は大都市に近づいて、交通量が多かったのかもしれません、でも、もう、こんなことして旅して、死んじゃっても馬鹿らしいから、もうやめようか、と、本気で思うほど怖かったです。
 
 もともと、自転車に乗ること自体が、間違ってるのかもしれません。

 世界は車で移動するためにあるのでしょうか。

 確かに自転車なんて邪魔くさいだけですよね。

車社会のこの世界で自転車に乗ることは時代遅れなんでしょう。

 邪魔者がぺしゃんこにされてもアルコール反応が出て、ああ、こいつは酒飲んでたから事故にあったんだ、ってことで、処理されれば、轢いたほうも気が楽かもしれません。
死んでしまえば自分の正当性を主張することに何の意味もなくなります。

まあ、轢いたほうはそのまま行方をくらまして、そんなこと知る由も無いのかもしれませんが。

2度あることは3度あるっていうし、3度目の正直ともいいます。
今度はただじゃすまないかもしれません。。。。


だから、飲酒運転を宣言します。

今回、ちょっと縁起でもない話ですが。。。
危ないなと思うたびにこういうことは考えて走ってました、今までも。
でも、今日は本気で怖かったので、書かずにいられませんでした。
こんなのが続いたら、もしかしたら・・・・・
帰るかもしれません。
by fuji_akiyuki | 2009-07-11 15:14 | メキシコ
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